カイロ=翁長忠雄
2015年2月2日01時41分
過激派組織「イスラム国」は日本、ヨルダン両政府に身勝手な要求を繰り返したあげく、人質となったフリージャーナリストの後藤健二さん(47)を殺害したとする映像を公表した。残虐の限りを尽くし、凶暴さを見せつけ、一体何を達成しようとしたのか。
平和国家としてイスラム世界で尊敬されている日本と、中東の「穏健派」ヨルダンを手玉に取り、国際社会に力を誇示する狙いがあったのは間違いない。
今回の人質事件で「イスラム国」が求めたのは、湯川遥菜さん(42)と後藤さんを人質にした当初の2億ドルという多額の身代金▽湯川さんを殺害した後の後藤さんとヨルダンのサジダ・リシャウィ死刑囚との交換――の2点。いずれも日本、ヨルダン両政府が受け入れるにはあまりにハードルが高い。一方、回答の猶予期限は、交渉に相当期間を費やしたと思われるフランス人やトルコ人の解放例と比べてあまりにも短い。
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朝日新聞国際報道部
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