気分の落ち込みというのは、たいてい、私たちのコントロールを超えた事実
(愛する人の死、失職、金銭的なトラブルなど)によってもたらされるものです。
しかし、あなたが毎日しているささいなことも、
あなたが考えている以上に気分に影響しています。
普段なんとなくしているSNSの習慣、エクササイズ、
そして歩き方でさえもあなたの1日から幸せを奪い取っているのかもしれません。
けれど幸運にも、それらの習慣は変えることができるのです。
今回はあなたがしているかもしれない、気分を落ち込ませる12の習慣を紹介します。
この記事を読んで改善し、ハッピーな毎日を送りましょう。
photo credit: Lotus Carroll via photopin cc
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うつむいて歩く
私たちの気分は歩き方に影響しますが、その逆もまたしかりです。
ある実験で、肩を落とし、背中を丸め、腕をあまり動かさずに歩いた被験者は、
元気よく歩いた被験者よりも憂うつに感じていました。
さらに、うつむきがちに歩いた被験者たちは、前向きなことよりも、
ネガティブな事柄をよりたくさん思い出したそうです。
顔を上げ、肩を後ろに回し、見た目からポジティブになりましょう!
何でも写真を撮る
何でもかんでも写真を撮ってしまうと、
そのとき起こった事や見た物をを思い出しにくなります。
ある研究で、被験者は美術館ツアーに参加しました。
一部の作品は鑑賞し、残りは写真に収めました。
ツアー後、被験者たちは目で見た作品と比べ、
写真に撮った作品の事を思い出すことが難しいと感じたそうです。
私たちは気付いていませんが、カメラのレンズは眼前のベールのようなものなのです。
写真を撮るときは、被写体を注意深く観察しましょう。
もしくは、ただゆっくりとそれを楽しむことも大切です。
芸術に浸ったり、活動に参加することは、あなたの精神を強くすることでもあるのです。
運動をしない
週に3回運動をするだけで、気分が落ち込むリスクが19%も減少します。
1958年に生まれた11,000人に対し、鬱の兆候と、
定期的な活動レベルを50歳まで記録した実験で、研究者たちは、
肉体的な活動と憂うつ感の相互関係を発見しました。
気分が落ち込みがちな人はあまり活動的でなく、
活動的な生活をしている人はあまり落ち込むことがなかったのです。
実際、私たちが運動をしている時、憂うつになるリスクは6%低くなります。
とにかく体を動かしましょう。
長い時間である必要はありません。
ちょっとした用事には歩いていったり、階段を使うようにしましょう。
どんな運動でもあなたの心を軽くしてくれるはずです。
先延ばしにする
しなければいけないのに、手をつけていない事はありませんか?
もし、先延ばしにしている理由が、ただ退屈で気分が乗らないからというのなら、
どうしようもありません。
けれど、もしあなたが失敗するのを恐れたり、不安に思ったりして避けているのなら、
先延ばしにすることは逆効果です。
その問題と向き合う前に、音楽を聞いたり、ランニングをして、ストレスを減らしましょう。
物事に打ち込むことは、心配を和らげてくれます。
そうすればストレスを感じることなく、問題に取り組むことができるかもしれません。
有害な人間関係
本人が気づくことなく、人間関係のせいで、不安や鬱に苦しんでいる人がたくさんいます。
これは、あなたの自尊心を壊します。
パートナーが、あなた自身を無能でワガママだと信じ込ませてしまうのです。
時に、人々は憂うつ感や不安が人間関係のせいで起きていると気づくのに、
何年もかかることがあります。
これを解決するには周りの助けが必要です。
専門家や家族、親しい友達に相談し、
あなたのパートナーに虐待の兆候があるかどうか見極めましょう。
いじめを放っておく
いじめは学校を卒業したらなくなるわけではありません。
約5,400万人の社会人、またはアメリカの被雇用者の35%が、
彼らのキャリアの中で一度は、いじめのターゲットとなっています。
そして、70%以上の人が、職場でのいじめを目撃したことがあるといいます。
自尊心や誇りのあるべき場で絶えず悪意に満ちた攻撃を受けることは、
とても苦しいことです。
自身の感情を不安定にし、朝起きて、仕事に行くのが困難になることもあります。
あなたの肉体的、精神的な健康状態を医者に診断してもらい、適切な行動を起こしましょう。
真面目すぎる生活
道ばたでつまずいたとき、何でもないと無視するかわりに、恥ずかしさで縮こまってしまう。
もし、あなたがそういうタイプの人なら、今こそたくさん笑う方法を見つける時です。
笑うことが私たちの健康や精神に与える利益というのは、多くの研究で実証されています。
笑いは、不安や鬱に素早く効く薬なのです。
毎日、楽しいことを見つけましょう。
面白いテレビ番組やラジオを聞いたり、
あなたを笑顔にしてくれる友達と過ごすのもいいでしょう。
ボランティアで子供たちと一緒にいることも効果的です。
子供って本当に些細な事やくだらないと思えることでも笑いますもんね?
ただ一緒に笑えばいいんです♪
眠れない
睡眠は全てのことに影響します。
感情や精神、そして身体的な機能にも影響するのです。
睡眠は身体が再生するのに必要な時間です。
睡眠が足りなければ、システムに障害が発生します。
なぜ眠れないのかを理解し、安らかに眠れる環境を作る努力をしましょう。
一人の時間がない
子供や仕事、結婚、そしてその他の活動で、一人になる時間がないあなた。
(トイレにこもる時間は含めませんよ)
それが10分でも、1時間でも、1日でも、自分の時間を見つけることは大切です。
自分のために何かをする時間がなければ、憂うつや不安はあなたの心に忍び込んできます。
あなた自身のための時間を予定に組み込みましょう。
そしてより重要なことは、それを守ることです。
実際に誰とも話さない
もしあなたが友達と連絡をとるのに、主にLINEやFacebook、
その他のSNSを通じているなら、あなたは人と有意義な触れ合いをしているとはいえません。
Facebookのページはエンターテイメントです。
そこには人々と理解し合う会話がなく、経験する機会や感情を減らしていってしまいます。
スマートフォンなどの電子機器は、便利で、簡単に満足感を与えてくれ、
ボタンを押すだけで即座に誰かとコンタクトをとることができます。
また、人と顔を合わせることなく、バーチャルに会話をすることもできます。
このことは、同じ部屋にいる人への興味や、
実際に面と向かって誰かと会話をする私たちの能力に大きな影響を与えています。
人生の終わりには、あなたに何人のフォロワーがいるかは全く重要なことではありません。
しかし、友人は違います。
友達や家族、パートナーとせめて週に一度は会えるようなスケジュールをたてましょう。
携帯なしでは生きていけない
最後に電子機器に全く触れない時間を過ごしたのはいつですか?
思い出せないあなた、いい兆候ではありません。
私たちが電子機器を使うとき、それらのデバイスは私たちを過剰に興奮させます。
そして常に興奮状態にあれば、体や精神はきちんと休息を取ること、
再生することができません。
それが積み重なれば、気分の停滞や、不安感となって表れるのです。
電子機器休息日を作りましょう。
週に一度、半日でもかまいません。
全てのデバイスの使用をやめてみましょう。
マルチタスク
デスクでランチを食べ、テレビを見ながらFacebookのチェック、そして絶えずLINEで会話。
誰しも何かを同時進行で行うということに、少なからずやましい気持ちがあるはずです。
ある研究では、多くの人々がマルチタスクをすることで生産性が上がると
信じていることがわかっています。
しかし、それは実際のところ間違っているのです。
マルチタスクをすることで、ストレスが増え、周りに注意を払うことや、
効率的なコミュニケーションが取れなくなります。
携帯を置き、テレビを消して、今自分がしていることや
周りで起きていることに集中しましょう。
あなたの現実の生活で起きている全てのことを頭で整理することは
(それをSNSで公表することなく)
あなたの心の健康を保つことになるのです。
避けたい12の習慣どうでしたか?
当てはまる習慣が多すぎて、ビックリしてませんか?
一度にこれら全ての習慣を避ける事は難しいかもしれませんが、
ひとつずつでも改善していきたいですね。