CROSS2015会場ネットワークの裏話

こっちの記事だとただ札束風呂入って綱引きして遊んできただけじゃねーか、なので本業タスク?について。

CROSS2015 の会場ネットワークをCONBUチームがサポートしました。ディープに技術的な内容は別途書くと思いますので、ここでは経緯とか準備について書きます。



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技評さんのSoftware Design誌の3月号(2月18日発売)にCONBUの特集記事が載ります。みんな読んでね!


経緯

実は前回のCROSS2014 でもご相談を頂いていました。昨年は実行委員さんチームでつくられたそうで、準備段階での技術的なご相談にのっただけでした。

今回CROSS2015については去年の夏頃に実行委員長である山口さんから手伝ってもらえないかとご相談いただきました。CONBUチームはエンジニアコミュニティ間の交流をゴール(の一つ)にしていますので、喜んでサポートさせていただくことにしました。

会場の下見

昨年11月、会場の下見を実施。CROSS2015のブログにそのときの様子が載っております。実はこの会場、現行のインターネット回線はADSLしかなくて、光回線が無い事が判明。しかも、構内配線も電話用のメタル配線のみで、新規回線を引くにはかなりの手間がかかる見込みでした。そこでNTT-PCコミュニケーションズ様のご協力をいただき、今回新たに光回線を敷設していただきました。感謝。

事前の構築テスト

さすがにぶっつけ本番はできないので事前に構築テストをします。実はCROSS開催の2週間前に行われたJANOG35でもCONBUが協力していたので、JANOG35が終わってから直ぐCROSS2015用のNWを設計しなおして構築テストをする必要がありました。

論理構成は同じなのですが、会場がひろいので機材追加やLANケーブルの準備などなど特急で実施。

実際につないでつながることのテストです。

ケーブルもすべて計測していた長さにあわせて調達して、タグ付けしておきます。ここに写ってるのはごく一部で、この倍以上使いました。

作業のおとも。遅刻メンバーが差し入れてくれたたい焼き。まいうー

本番前日のNW構築

CROSS2015本番前日にNW構築作業をします。

回線工事が本番前日になったので、その工事立会のため9時に現地入り。

回線工事完了。今回敷設したのは2回線です。使ったのは1回線で、予備1回線です。

今回敷設したファイバは40芯あるので、今後他のイベントでもっと沢山ひけますよ(フツー引かない)。

設営前の会場。だだっ広いです。この天井が非常にクセモノで、このデザインでかつ鋼板のため電波が乱反射しまくる恐れがあり、電波調整が非常に悩ましいです。

敷設したLANケーブル。追加や変更もあり、トータルで1Kmになりました。

設置するAPを譜面台にインシュロックで固定します。

APの群れ。

LANケーブルは事前準備してたものの、配線位置の変更や追加もありケーブル長を調べるため当日に測量しなおしました。ウオーキングメジャーを使って測ります。

敷設完了してヤレヤレと自宅に帰ったら、iOS8.1.3のリリースアナウンスが!まじか! ファイルサイズを調べたら100MB~500MB超。明日会場でダウンロードされまくるか?けっこうつらいかも、、、、まぁNWは使ってもらってなんぼの世界ですから、DL禁止なんて言いたくないなぁ。

本番当日

一番広い会場は人がいっぱい。人の数に加えて、こんな風に上方の空間が空いてると無線が飛びすぎちゃってコントロールしづらいです。さらに天井がギザギザ形状でかつ鋼板なので電波が乱反射しまくってる感じ。

一部WiFIが繋がりにくい箇所があり電波の調査をしつつAPの位置や電波強度を調整します。

撤収にむけてケーブルを巻く練習。撤去したケーブルは単純にグルグル巻いただけだと次につかうときに断線したり使いにくくなるので、八の字巻という巻き方で巻いておきます。巻き方の練習中。

チームメンバの情報共有用のホワイトボード。これはシート状でどこでも張れて超便利。NW運用をしているといろんなトラブルが出てくるので、これになんでも書き込みます。へたにWebベースにするよりも短期決戦にはアナログが最強です。

アンカンファレンスをやっている横で撤去作業。練習した八の字巻がうなります。

撤去完了!完全勝利に酔いしれるS先生。

みなさま、お疲れ様でした!!

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