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最終更新:2015年1月31日(土) 10時47分

「イスラム国」に忠誠誓う武装集団、エジプト北部で同時テロ

 エジプト北部で、「イスラム国」に忠誠を誓う武装集団が軍や警察の施設を狙ったテロを相次いで起こし、これまでに32人の死亡が確認されています。

 AP通信によりますと、エジプト北部のシナイ半島の主要都市・アリーシュで、29日、軍の基地や宿泊所、警察の施設や検問所など十数か所が武装勢力に相次いで襲撃されました。軍の基地では爆弾を積んだ車が爆発する一方で、複数の迫撃砲が同時に撃ち込まれたということです。

 エジプトの保健省によると、十数か所におよぶ一連のテロで、これまでに32人が死亡しました。AP通信は、このテロ事件について、武装組織「シナイ州」が犯行声明を出したと伝えています。この組織はかつて「アンサール・バイトルマクディス(エルサレムの支持者)」と名乗り、シナイ半島で軍や警察を狙ったテロを繰り返していましたが、去年、「イスラム国」に忠誠を誓い「シナイ州」と組織名を変えていました。(31日05:54)

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