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ニコ動で『デレアニ』3話 配信中!
前編はコチラ
いやー、今回も"俺達の"アイドルが活躍してましたね。
徐々にリーダーになっていく子、卯月
いやー、未央と一緒に出鼻から地獄のミサワ先生が激怒するレベルで目が離れ過ぎていた時はどうしようかと思ったけど、やっぱり今回も安定して可愛かったしがんばっていた。
なんだかんだで中心に立つ子なのよね。他の二人よりちょっぴりお姉さんで、ちょっぴり先にアイドルをやっていて、そしてちょっぴりセンター気質。
率先して「もう一回、できませんか!?」と食らいついていくのも卯月。なんだかんだで、リーダー然とした雰囲気を身にまとってる。
楽屋裏で一番苦しい時に、一番口数が多いのも卯月。未央のことを救うまではできなかったけど。「先輩アイドルの冬ライブの衣装」に憧れる、まだまだ普通の女の子だしね。
呼び出しに来たスタッフに「も、もうですか!?」って言うのも(聞きようによっては非難めいている)、この三人の中ではどちらかという矢面の位置。
そして、最終的にステージでセンター(バックダンサーだけど)に立つのも卯月。なので美嘉がマイクを向けるのも卯月。
(このちょっと幼い作画がかわいい)
何だかんだで、しっかり三人のまとめ役を買っている。レッスンも頑張っているけど、こういう部分でも地味に頑張っている。ちょっとずつ、三人の立ち方が定まってくる。
そして何よりステージを成功させて感涙に咽ぶ卯月が本当にいい表情してる。
いやもう、本当にね、この表情見ると「アイマスって最高だな、やめらんねえな」って思っちゃうんだよね。そういう意味じゃ、ちゃんとこの子も「ザ・アイマス」を背負ってくれている。シンデレラガールズのセンターとしての片鱗が垣間見えた。
そんな卯月たちの嬉しそうな笑顔を見つめる凛の表情もいいんだよねえ。凛は第一話でこの笑顔にヤられた。「未来に向かって一直線」な凛をも見とれさせる卯月の笑顔は唯一無二だ。
「また再び、この笑顔を見られた」
そして「担い手」の卯月に対して「切り込み役」の凛。
2話の最後と同じように、最初はステージに対して気後れしてるんだよね。まだまだ準備が足りていない自覚がある。そういう意味で冷静、まさにクール。
未央からの激励に対しても気後れしている。まだまだ、『仲間』にはなりきれていない。
でも、レッスンで「わからない所がある」っていうのは分かりかけている証拠。こういう子が一人いると、教える側としては実に有り難いよね。
他の二人と比べ、凛はスキル面でも切り込んでいっている。体力面でも、レッスンで一番疲れていないっぽいのは実は凛。
アーニャからドリンクを渡されて感謝するシーンで、珍しく真ん中に立っていたのも印象的だった。ぶっきらぼうながら、徐々に仲間に溶け込んできている。
ベテトレさんから及第点を貰って喜ぶシーンでも凛が真ん中。「成長」のシーンでは凛がフィーチャーされやすい。
アーニャの素直な気持ちに対し、素直な感謝で応える。その中心に凛がいる。この子たちの素直な心の動きと心の触れ合いが視ていて実に美しい。
そしてここの凛が、楽屋裏で未央や卯月を引っ張っていくシーンにつながっていく。
そうして、未央に対して、ステージに対して切り込んでいく。凛は未央と対になっている。
もう見てらんない位にガチガチに沈み込んでいる未央を呼ぶ際の声色がものすごく優しいんだよ。本当にいい演技。
そして表情がいい。既にステージへ切り込んでいく覚悟を完了している。一番不安がっていた凛だからこそ、一番最初に『舞台』の空気に対して切り込んでいけた。
2話では未央に手を引かれて会社を冒険した。冒頭でも未央に背を叩かれていた。そんな凛が、初めて未央の方へ足を踏み出す。第一話で彷徨うように歩いていた少女の、仲間へ向かう力強い一歩。ステージへ向かう一歩。
未央と卯月を引っ張る際の「行くよ!」がいいんだよねえ。ゲーム中のライブバトルでもこの掛け声だった。卯月に対しての「行くよ!」がゲーム中のボイスに近い。名前の通り凛とした、張りのある強い一声。
今までは「絶対上手くいく!」って言うのは卯月や未央の役目だった。しかし今度は凛が、切り込み隊長としてそれを担う番だ。未央と卯月が生気を取り戻していく切っ掛けは凛だった。
掛け声を決める際も「チョ、チョコレート!」と最初に切り出す。卯月と未央がそれに釣られる。ステージへ向かう際も、美嘉に続いて三人の先頭を走る。
凛はまさしく切り込み隊長としての役割を背負う。オープニングでも、ステージへ向かうときは凛が先頭だよね。
ボイス化も、CD化も、いつだってシンデレラガールズの地平を切り開いてきたのは凛だ。センターとしてではなく、リーダーとしてでもなく、『先頭』として新しい場所にいつも一番最初に切り込んでいく子だった。今回も、初めてのステージに切り込んでいって……
そしてしかし、また新たな明日を見つけに行く表情!
未来へ切り込んでいくこの表情! どこからか『Never say never』が聴こえてきそうだ。これからの物語を期待せずにはいられない。いつもそういう役を担ってきた子だ。
そして、物語にカタルシスを与えていた未央! 今回の物語構成からいって、主役はこの子だったね。
2話と3話前半で常に盛り上げ役として抜群に明るい表情を見せていた子だっただけに、楽屋裏で表情が失せるっていうのがものすごく心にクる演出だった。こちらの胃の締め付けられっぷりが未央とシンクロするようで。
みくにゃんやっつけて、「あこがれの」美嘉とのレッスンに打ち震え、いつでも笑顔を見せていた未央。しかし楽屋裏で極度の緊張を見せ、以外な脆さを露呈してしまう未央。どちらも物語の中心にいた。未央の不安と感動に寄り添うことで、我々視聴者はストーリーのダイナミズムを味わえる。これはこれでひとつの「活躍」だ。
リハーサルの時のポップアップ練習、一番気後れしてるのが未央なんだよね。スタッフの声に対する返事が二人からワンテンポ遅れてる。「やってみなきゃわかんないでしょ」の精神でここまで来てしまっただけに、心の覚悟が少し遅れる。
未央のこんな小さい背中、ゲーム中でもCDでも見たことねえよ。
あの未央がこんなにも打ち据えられている。デレマスのカードは基本的に「お仕事頑張って楽しい!」っていう描写しか無いからね(杏とか森久保とかを除いて)。未央でもこうなってしまうこともある。この子たちの生身の感情に触れられるというのはアニメならではだ。
でも、しっかりと立ち直りが早いのも未央らしさ。
みくにじゃんけんで勝ち「運も実力の内」と言うように、ここでもじゃんけんに勝つ。いつもの自分を取り戻す。
シンデレラに必要なのはほんのちょっぴりの運と、そして何よりも笑顔と突進力!
この完全に復活した未央の不敵で無敵な表情で既に涙腺がヤバイんだ。
そうして、ちゃんと最初の「アイドルってやっぱり最高!」に戻ってきた。
「誰か他人に対する憧れ」じゃなく、「自分が立った、全部がキラキラしているステージ」への強い思いが芽生えた。これが未央の第一歩だ。
そんな三人の表情の多様さ、あるいは共通性もまた面白い。
例えば、かな子からの差し入れのお菓子を頬張るシーン。盛り上がる卯月と未央に対して、凛は「本当に食べてていいのかな……」って表情。
それをベテトレさんに見咎められて、すぐに食っちゃう未央、「あちゃー」って感じの卯月。「やっぱり」って感じの凛。お菓子食ってんのがバレて怒られました、ってだけでもこの子達の個性を十全に味わえるのが実に楽しい。あとかな子かわいい。
前半は三人のレッスンが中心に描かれていたけど、それを通じて描かれる個性もまた面白かった。
動けているけど走りすぎで体力が保っていない未央、まだまだいまいちダンスは苦手な卯月、上達に関してガチ勢な凛。それぞれの表情の違いも比べると面白い。
衣装を着た時の三人の表情もいいね。「これから本格的に舞台に向かうんだ」って時の表情の違い。なんか卯月が大橋さんっぽい。
(それにしても、ここ数ヶ月のアイマスの鼠径部へのこだわりは一体何なんだ(喜))
莉嘉の言葉に対する反応の違いもいい。それぞれの「セクシー」観の違い。
キュート、クール、パッション。この子たちの表情の違いを見比べるだけでこんなにも楽しい。
レッスン時の表情も素晴らしい。というかレッスン時の作画が本当に好き。みんな一様に真剣な表情。そしてそれぞれに個性的な表情。
家に帰ってからも、卯月は路地裏で、未央は河川敷で、そして凛は、第一話のあの公園、Pが座っていたベンチの側で自主レッスン。凛のPに対する信頼が芽生えていることが分かるね。
あの時遠くから見守っていたPの距離はここまで近づいた。
トレーナーさんから褒められるシーンではちゃんとピッタリと動きを止められていて、表情も笑顔になってる。こういうのを画で描写してくれるのホントいい。成長が分かりやすい。頑張りが分かりやすい。
ステージシーンの三人は、もう言うことなし! 三人共しっかり輝いてた! 素晴らしかった!
美嘉を中心にしながらもしっかり卯月たちも映すカメラワークが素晴らしい。そして何より汗の描き方がいい!
バックダンサーだけど、ちゃんと美嘉に合わせて歌ってるんだね。笑顔もしっかり作れている。この子たちなりに、バックダンサーという仕事に真剣。現実のアイマスライブのダンサーさん達を思い出す。
そして、一仕事を終えた後の表情は三人とも一緒、「サイコー!!!」の表情。みんなそれぞれに個性があって、しかし同じ想いを分かち合う。これぞアイマスの『団結』だと思う。
最後は未央がセンター。やっぱりこの第三話の主役は未央だ。
いいよ、いいアイマスだよ。この三人を視ているだけで極限に楽しい。卯月達三人を通じてアイマスの世界の空気を吸える。こんなうれしいことはない。
この三人を見て感想を書いていくだけでずいぶん長くなっちゃった。ニュージェネ三人以外の子たちとその周辺の人々は中編2で。
それでは、佳きアイマスライフを。
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鼠蹊部。いいですよね。それを私に教えてくれたのは千早でした。
歌へのこだわり、ダンスへのこだわり、アイドルへのこだわり。そういうのがないとなかなか出来るものではない。
765プロでは全体の絆を感じさせて貰いましたが、346プロではユニットの絆を感じさせて頂きました。
未央が、未央が肩を並べて凛卯月とステージに立っているだけで感涙々!
根はね、真面目なんですよ。美希みたいに天才ではないけれど努力とキラキラへの思いは人一倍あると思ってます。
まあ美希も努力してないわけではないですし、先輩と比べるなって人も居るかもしれませんが。
衣装を確認している時の表情は無表情なのか、こんなものかーなのか。はたまたステージのイメージが湧かないからなのか。
アイマス……最高。アイマス……ありがとう。
歌へのこだわり、ダンスへのこだわり、アイドルへのこだわり。そういうのがないとなかなか出来るものではない。
765プロでは全体の絆を感じさせて貰いましたが、346プロではユニットの絆を感じさせて頂きました。
未央が、未央が肩を並べて凛卯月とステージに立っているだけで感涙々!
根はね、真面目なんですよ。美希みたいに天才ではないけれど努力とキラキラへの思いは人一倍あると思ってます。
まあ美希も努力してないわけではないですし、先輩と比べるなって人も居るかもしれませんが。
衣装を確認している時の表情は無表情なのか、こんなものかーなのか。はたまたステージのイメージが湧かないからなのか。
アイマス……最高。アイマス……ありがとう。