中谷大臣 自衛隊海外派遣の法制定に意欲1月26日 18時19分
中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、26日収録されたNHKの国際放送で、自衛隊を海外での後方支援などの活動に迅速に派遣できるようにするための恒久的な法律の制定に、重ねて意欲を示しました。
政府は、安全保障法制の整備の一環として、自衛隊が多国籍軍の後方支援などの活動をする際に、迅速に派遣できるようにするための恒久的な法律の制定を目指しています。
これに関連して、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、「基本原則をまとめた法律をつくっておいて、実施するかしないかは国会承認を得て、できるだけスピーディーに充実したものにすべきではないか」と述べ、恒久的な法律の制定に重ねて意欲を示しました。また中谷大臣は、「イスラム国」とみられる組織が、拘束している後藤健二さんの解放と引き換えに、ヨルダンで収監されているテロ事件の実行犯の釈放を要求していることについて、「危害を加えないよう、ただちに解放するよう強く要求する。ヨルダンをはじめ関係国の協力を得て、あらゆるチャンネルを最大限生かしながら取り組んでいる」と述べました。
さらに、中谷大臣は、沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、翁長知事が、前の知事が行った名護市辺野古の埋め立て承認を検証する第三者委員会を設置したことについて、「すでに沖縄県から工事の許可を得ており、粛々と、早期の移設に向け努力したい」と述べました。
このインタビューは、インターネットの英語サイト「NHKワールドオンライン」で見ることができます。
また、インタビューの内容は、NHKワールドTVで放送します。