01月30日 19時10分
3年前、北九州市の駐車場で車に火をつけたとして、指定暴力団・工藤会系の暴力団員が逮捕された事件で、警察は、さらに上の立場の暴力団幹部が犯行に関わった疑いが強まったとして、放火の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは北九州市に本部を置く指定暴力団、工藤会系の暴力団幹部で、別の罪で高知刑務所に服役している池田勇人容疑者(56)です。
この事件は平成24年11月、北九州市八幡西区の駐車場で2台が燃やされたもので、工藤会系の暴力団員、脇村優二容疑者(32)が今月、放火の疑いで逮捕されました。
火をつけられた車は、現場近くの飲食店の従業員が使っていたもので、この店では暴力団員の立ち入りを禁止するステッカーを貼っていました。
警察のその後の捜査で、脇村容疑者の上の立場の暴力団幹部、池田容疑者が、犯行の準備段階から実行まで関わった疑いが強まったということで、30日放火の疑いで逮捕しました。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
警察によりますと池田容疑者らと店との間に、個人的なトラブルは確認されていないということで、警察は、暴力団排除のステッカーを貼った店を標的にした、工藤会による組織的な犯行の疑いがあるとみて調べています。
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