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タカタ リコール対象車で死亡事故1月30日 20時35分
アメリカで日本の自動車部品メーカー、タカタが製造したエアバッグを搭載し、リコールの対象になっていた車が南部テキサス州で事故を起こして運転手が死亡し、現地の警察などがエアバッグの不具合と死亡の関係を調べています。
アメリカ南部テキサス州で、今月18日、日本の大手自動車メーカー、ホンダの2002年モデルのアコードを運転していた男性が、自損事故を起こし死亡しました。
ホンダによりますと、この車はタカタが製造したエアバッグに不具合があるとしてリコールの対象になっていたということです。
運転手の遺族は、「エアバッグが膨らんだ際に金属片が飛び散り、首に当たったことが死因になった」と主張しており、警察とホンダは、エアバッグの不具合と死亡の関係を調べています。
アメリカの議会などによりますと、タカタ製のエアバッグの不具合が原因で、これまでに全米で5人が死亡しているということです。
アメリカでは、タカタ製のエアバッグを巡りリコールが相次ぎ、大きな問題となっており、事故の被害者や車の所有者が、タカタや自動車メーカーに損害賠償を求める集団代表訴訟の手続きが29日にフロリダ州で始まっています。