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仙台市と宮教大図書館 相互貸し出し始まる

 宮城教育大付属図書館(仙台市青葉区)と仙台市図書館は、蔵書の相互貸し出しサービスを始めた。宮教大図書館は学校教育の現場で役立つ実践的な専門書を多くそろえており、現職教員や教育関係者の利便性が高まると期待される。
 宮教大図書館の約35万冊、市立全図書館の約185万8000冊の蔵書のうち、開架図書を相互に貸し出す。市図書館は市民図書館(青葉区)でのみの貸し出しとなる。利用者は市民図書館のカウンターで宮教大の本を、宮教大図書館で市図書館の本をそれぞれ借りることができる。
 市民図書館で宮教大の本を借りる場合は、送料不要。学生が宮教大で市図書館の本を取り寄せる場合は600円掛かる。
 宮教大図書館はこれまでも市民への貸し出しを行っていたが、窓口で利用者カードを作る必要があった。同図書館は「(サービス開始により)大学まで足を運ばなくても教育大ならではの専門書が利用しやすくなる」と話す。
 市図書館が大学図書館と相互貸し出しを行うのは初めて。昨年12月に結んだ覚書に基づいてことし6月まで試行した上で、市内の全図書館への貸出窓口拡大も検討するという。


2015年01月29日木曜日

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