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掲載日:2015年1月29日
主人公は2人のサッカー少年
埼玉県は、長年にわたり子供たちに親しまれている「学研」の学習漫画「まんがでよくわかるシリーズ」から『埼玉県のひみつ』を発刊した。自治体では初めて。子供たちの郷土愛を醸成するため、県内全ての小学校3~5年の全クラスに2冊ずつを配布するほか、学校図書室や公立図書館、市町村教育委員会などに配布する。一般販売の予定はないが、今後、県や学研「キッズネット」のホームページなどから、電子書籍版を無料で閲覧できるようにする予定だ。
漫画の主人公は親友同士のシンジとケイスケというサッカー少年。シンジが埼玉県へ転校となるところからストーリーは始まる。転校を嫌がるシンジのため、ケイスケはクラスメートと協力して、転校先の埼玉県のさまざまな魅力を調べ上げ、勇気づけようと奮闘する。シンジはクラスメートの思いに感動し、埼玉県への転校を決意する。埼玉スタジアム2○○2で将来一緒にプレーすることを誓い合った2人は、12年後―。
漫画の作者は白岡市出身の「おだぎ みを」氏。監修は県広聴広報課が行い、本編128ページに埼玉の魅力あふれる作品となった。ハードカバーA5判、初版は1万3千部を発行。内容は歴史、文化、産業、農業、名所・自然、食、スポーツの7章立てとなっていて、巻頭では8ページにわたり四季や祭り、伝統産業など県の魅力を伝えるグラビア写真も掲載されている。本編の漫画の他にも、コラムや豆知識などが差し込まれ、読み応えのある一冊となっている。
広聴広報課の担当者は「子供たちは、将来の埼玉県を担っていく大切な存在。この本が、埼玉県について、より楽しく学ぶきっかけとなり、子供たちの郷土愛を育むことにつながればうれしい。今後、インターネットから気軽に閲覧できる予定となっているので、一般の方にもぜひご覧いただきたい」と話している。
(2015/01/29 埼玉県)
埼玉県の魅力をクラスメートと探しに行くストーリー
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