Web互換性検証サービス“modern.IE”を「Google Chrome」から直接利用できる拡張機能

　「ModernIE for Web Compatibility testing」は、Webサイト検証サービス“modern.IE”の機能を「Google Chrome」からダイレクトにアクセスできるようにする拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v40.0.2214.93で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

　“modern.IE”は、Webサイトをスキャンして不適切なコーディングや互換性問題を引き起こす注意点などを洗い出すことのできるサービス。さまざまなプラットフォームでの見栄えを比較するための“ブラウザー スクリーンショット（Browser Screenshots）”機能や、互換性の検証に役立つ歴代「Internet Explorer」の仮想マシンなどが用意されているほか、「Microsoft RemoteApp」でリモート実行できる次期バージョンの「Internet Explorer」もここで提供されている。

　本拡張機能は、この“modern.IE”をより手軽に「Google Chrome」から利用するためのヘルパーツール。拡張機能のボタンを押すとポップアップが表示され、“modern.IE”の各機能へ簡単にアクセスできるようになっている。

　さらに、閲覧中のWebページをワンクリックで検証サービスのスキャンにかけることも可能。“modern.IE”では、一般的な問題点を洗い出す“サイト スキャン（Site Scan）”と、新しい「Internet Explorer」ではサポートされない古い機能を利用している部分を指摘してくれる“互換性レポート（Compatibility Report）”というスキャンサービスが用意されているが、拡張機能のポップアップでサービスを選択し、［Scan］ボタンを押すだけの簡単な操作でこれらのサービスが活用できる。また、“ブラウザー スクリーンショット”機能も同様に利用可能だ。