フライゴン

登録日 :2010/08/20(金) 08:20:21
更新日 : 2015/01/29 Thu 18:58:17 NEW!
所要時間 :約 6 分で読めます







ぜんこくNo.330
ホウエンNo.118
せいれいポケモン
高さ2.0m
重さ82.0kg
タイプ じめん/ドラゴン


HP80
攻撃100
防御80
特攻80
特防80
素早100

特性 ふゆう(じめんタイプの技があたらない)


ナックラーがLv35でビブラーバに進化し、ビブラーバがLv45で進化する。

カゲロウのような姿をしたポケモン。しかし虫タイプではない。
初見で騙されたプレイヤーもさぞ多いかと思う。

また名前やタイプからトンボもイメージしていると思われる。

羽で砂を巻き上げて相手の目を眩ませる。
その羽音が美しい女性の歌声のように聞こえるので砂漠の精霊と呼ばれているらしい。

仮面ライダー好きはたまらない複眼持ち。格好いい。
と、思ったら複眼ではなくただの砂から目を守るための赤いカバーでよく見ると普通の目がある。


・ゲームでのフライゴン

高めの攻撃と素早さ種族値を持ち耐久面も平均的という全体的に高水準でバランスのとれたアタッカー型のポケモン。
最強 と名高いドラゴンタイプと 優秀な 地面タイプを併せ持つ。
さらに特性により相手の地面タイプの技は効かない。

攻撃種族値は100と高めでその他も平均値はあり技も豊富。
メイン技だけでも地面なら「地震」「大地の力」、ドラゴンなら「ドラゴンクロー」「竜の波動」「逆鱗」「流星群」と高威力な技がずらりと並び、
サブも「大文字」「火炎放射」「炎のパンチ」「ストーンエッジ」「とんぼがえり」「かわらわり」「アイアンテール」などなど。
先制技の「でんこうせっか」や一撃技「じわれ」なんかも見逃せない。

補助にも「すなおこし」「いやなおと」優秀な回復技「はねやすめ」等有用な技を持つ。

ストーリーでは、RSEでは中盤でナックラーをゲットでき、上手く育てれば終盤は御三家と並んでパーティのエースとして四天王戦でも活躍してくれる。

さりげに秘伝要員としても重宝したりととってもできる子。
ただし進化が遅く進化前の能力値は決して高いとは言えないので少し扱いにくい所も。
また四天王のゲンジが2体使用する。
ただしエメラルドでは内一体がキングドラに変更されている。

エメラルドバージョンではライボルト、バルビート、アチャモと共にデモムービーに登場。

ORASでは秘密基地マスター・ギリーの相棒。


・対戦でのフライゴン


上記のように高威力なメインウエポンに弱点を補う技、御三家にも匹敵する種族値、優秀な特性、回復技に先制技、
究極の役割破壊「じわれ」と、間違いなく一線級の能力持ちである。
なのだが、ガブリアスに能力面で負けてしまっていることが立場の悪いところである。
種族値比較(フラ/ガブ)
HP 80/108
攻撃100/130
防御 80/ 95
特攻 80/ 80
特防 80/ 85
素早100/102


しかし、「りゅうせいぐん」をメインに「とんぼがえり」で撃ち逃げする特殊型や、特性と一撃技、先制技で差別化は十分である。
またBW2では自力で「ばかぢから」を覚えられるようになった。これも「とんぼがえり」との相性が良く、XYでは急所の仕様変更でタマゴ技の「きあいだめ」とピントレンズを併用することで、能力ダウンをほぼ気にせずに確定急所で相手を仕留める戦法も生まれた。
ガブリアスと違って手が使えるためパンチ系の技を覚えられたり、草タイプの技を覚えられたり、サブ技の選択肢はガブリアスよりも多い。
単純に高威力な技をぶっ放す型だとガブリアスとほぼ同じになってしまうので、小回りを利かせつつトリッキーに戦おう。
さりげなく「ソーラービーム」も覚えられるので、晴れパに彼(女)を入れておいてもなかなかに活躍する。
(「ソーラービーム」はチルタリスやメガリザードンXも覚えられるが、技やタイプなどの違いから単純には比べられない)
最も能力自体は悪くないのでガブリアスと同じ型で戦っても問題はないが。
また、こちらは「だいちのちから」や「おいかぜ」「フェイント」などダブルでも有用な技を多く覚えられるので、ダブルやトリプルではガブリアス以上に活躍することも出来る。

ちなみに先制技+なら相手が襷持ちでも600族ドラゴン3匹とタイマンすると第4世代ではフライゴンが一番強かったりする。
(先制技はカイリューも持っているが先制技どうしなら素で早いほうが先に動けるのでやはりフライゴンの勝ち)
しかしBWからしんそく強化&マルチスケイルをカイリューが獲得、また襷を貫通するダブルチョップガブリアスが使用可能になった為、苦しい立場にある。

他の600族メタグロスは耐久が高い為突破は難しく(相手側は冷凍パンチなどでこちらを簡単に倒す事ができる)、
バンギラスもタイプ相性は有利だが同じく一撃で倒せる程のパワーをフライゴンは有していないのでお互いの型によっては苦戦を強いられる。
スカーフ相手には負けることも。

またドラゴンの宿命か相変わらず四倍なのは注意。

第五世代では新登場したドラゴンは素早さが100未満(サザンドラ98、オノノクス97、レシラムゼクロム90)のため、少しは活躍する機会が増えたかもしれない。

しかし、

先制技・ドラゴン潰し→カイリュー
浮遊・流星とんぼ→サザンドラ
一撃技→オノノクス
と、多くのポケモンが所持することに。

だが、これらを全て持っているドラゴンはフライゴンだけ!
上記の通り小回りを効かせて器用に運用していきたい。

PDWではナックラーが夢特性ちからずくを習得し、フライゴンの火力が上がる…かと思えば何故かふゆう一択。
同じく不遇ドラゴンだったチルタリスでさえ、コットンガード習得に夢特性ノーてんきとかなり強化されたのに…

その後、第六世代ではかなり地味だが強化がなされた。
XYではじわれ、ばかぢから、フェイントが初期技兼タマゴ技に変更。
野生個体でも思い出しで再習得できる上、タマゴから生まれた場合はタマゴ技扱いになるため進化後でも再習得できる。
従来はナックラーが高いレベルで習得する技だったため、Lv.1での習得により一気に育成のハードルが下がった。
ORASではじわれ、ばかぢから、フェイントが初期技から外れたが、
代わりにビブラーバのレベル技にむしのさざめきとばくおんぱが追加。
どちらも音系の技なので相手のみがわりを貫通する上、ばくおんぱは一致等倍だいちのちからよりも高い威力が出せる。
また、じわれ、ばかぢから、フェイントはXYのタマゴ技扱いになるため、
XY産のタマゴから生まれた個体ならORASでも思い出しで再習得できる。


タイプ相性的にエンペルトとPtを組んでやると弱点をほぼ完全に補い合えたりする。フライゴンは電気、地面無効。エンペルトはドラゴン、フェアリー1/2、氷1/4。

地面無効で岩半減なためドリュウズに有利。交代読みでシザークロスとかされなければ地面or炎技+フェイントで勝てる。

…このポケモンの名誉のために言っておくがあくまで「能力が上位のポケモンがいる」というだけなのであって
ガブリアスを気にしなければ十分に活躍を見込めるのである。バカにしていたら確実に痛い目にあうのだ。


・アニメでのフライゴン

映画に登場。サトシを乗せてボーマンダとの空中戦を繰り広げたり、間一髪でサトシを救うなどまさかのリザードンポジション。
フライゴン好きにはたまらない大活躍をしている。この映画見てフライゴン好きになった人は多いだろう。

後にハルカのライバルであるシュウが使用している。


・ポケモン不思議なダンジョンでのフライゴン

赤・青の救助隊の時のフライゴンは化もなく不可もなくで地味な存在であったが、
時・闇・空の探検隊では強力な全体技「だいちのちから」「ぎんいろのかぜ」を習得出来るようになり日の目を浴びる事に。
他の技も「りゅうのいぶき」や「とんぼがえり」「だましうち」等扱いやすい物が揃う。
更にかしこさタイプも強力な物が揃うDタイプ。

ポケダンでの単純な使い勝手は恐らくドラゴンタイプトップクラス。

一方でガブリアスのほうは範囲技が使いにくい「じしん」「りゅうせいぐん」しかなくかしこさタイプも扱い辛いC。

一応能力値はガブリアスのほうが一回り高いもののドーピングで十分補えるレベル。
ただし「だいちのちから」はナックラーの状態でレベル65まで上げないと覚えないためかなり手間がかかるのが欠点。


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