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新潟空港着陸ミスは機長の勘違い1月29日 10時30分
おととし新潟空港で、着陸した大韓航空機がオーバーランしたトラブルで、国の運輸安全委員会は、機長が勘違いから、滑走路の末端を示す赤い灯火に気付かず、スピードを落とすのが遅れたことが原因だとする報告書を公表しました。
おととし8月、韓国・インチョン発の大韓航空のボーイング737型機が夜間、新潟空港に着陸した際、オーバーランしたトラブルで、国の運輸安全委員会は29日、報告書を公表しました。
それによりますと機長は、着陸後、滑走路の末端を示す赤い灯火を別の灯火と勘違いし、滑走路の端が近づいていることに気付かなかったとしています。
機長は途中で勘違いに気付き、ブレーキをかけましたが、スピードを落とすのが遅れたため、機体は滑走路の端から70メートル以上先にある芝生で停止しました。
報告書は、機長と副操縦士が新潟空港に慣れていなかったことや、管制官の指示の内容を正確に理解できなかったことなどが、勘違いにつながった可能性が高いとしています。