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船長トイレに行き見張りおらず衝突か
1月29日 10時30分

3年前山口県沖の瀬戸内海で貨物船と漁船の底引き網のワイヤーが衝突し、漁船が転覆して1人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は、貨物船の船長がトイレに行ったまま、30分近く見張りを怠るなどしたため2隻が接近し、衝突した可能性があるとする報告書を公表しました。

平成24年3月、山口県上関町沖の瀬戸内海で、韓国の貨物船と漁船「長宝丸」の底引き網のワイヤーが衝突し、漁船が転覆して船長が死亡した事故で国の運輸安全委員会は29日、報告書を公表しました。
それによりますと貨物船の韓国人船長は1人で見張りをしていましたが、腹痛を感じたため、代わりの見張りを立てずにブリッジを離れ、トイレに行ったとみられるということです。
船長がおよそ25分後ブリッジに戻ったところ、右前方およそ70メートルに漁船が接近しているのを見つけ、左にかじを切りましたが、その直後、ワイヤーに衝突したとみられています。
船長がトイレに行っていたおよそ25分間ブリッジは無人となり、貨物船は見張りがいないまま航行を続けていたとみられます。
報告書は貨物船の船長がトイレに行ったまま、30分近く見張りを怠り、漁船も針路や速度を変えずに航行を続けたため2隻が接近し、衝突した可能性があるとしています。

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