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【神奈川】

「9条にノーベル平和賞を」 国会議員や教授 56人の推薦得る

 今年のノーベル平和賞候補に「憲法九条を保持している日本国民」を推す市民団体「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(事務局・相模原市)が二十八日までに、衆参両院の国会議員四十六人と、大学教授ら十人の計五十六人から推薦を得たことが分かった。

 実行委員会によると、昨年はゼロだった国会議員が名を連ねた。推薦人数も十三人と一グループだった昨年を上回り、賛同の輪が広がっている。

 平和賞候補は他薦のみで、推薦資格は大学教授や国会議員、過去のノーベル平和賞受賞者などに限られる。ノーベル賞委員会への推薦締め切りは来月一日。五十六人は実行委が把握した数字で、さらに推薦人が増える可能性がある。

 実行委はこれらの推薦状に加え、少なくとも四十八万六千筆超の署名が集まったことをノーベル賞委員会に報告する。実行委共同代表の星野恒雄さん(81)は「九条の存在が世界中から注目され、改憲の動きを食い止めることにつなげたい」と話している。 (寺岡秀樹)

 

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