京都・京丹後市が関電に安全協定要請 高浜原発30キロ圏外
関西電力高浜原発(福井県高浜町)の再稼働手続きをめぐり、同原発から最短で30・9キロに位置する京都府京丹後市が、原発の安全対策を事前に取り決める安全協定の締結を関電に要請していたことが29日、分かった。同市の中山泰市長が定例記者会見で明らかにした。
原発から30キロ圏内の自治体は、国の原子力災害対策指針が定めた原発防災対策の重点地域となっている。関電の八木誠社長は6日、30キロ圏外の自治体とも安全協定を結ぶ可能性を示した。これを受けて、同市が8日、関電宮津営業所を通じて申し入れた。中山市長は「あくまで30キロ圏内が重要だという線引きは理解しているが、30・9キロの当市は、極めて近い隣接地域と言える。圏内の自治体と同程度の協定を結びたい」と強調した。
【 2015年01月29日 14時20分 】