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超異例!イチロー、日本で15年ぶりVIP入団会見!!

サンケイスポーツ 1月29日(木)7時0分配信

 米大リーグ、マーリンズは28日、ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったイチロー外野手(41)と1年契約を結んだと発表した。年俸200万ドル(約2億4000万円)プラス出来高払いで、背番号はオリックス、マリナーズでつけた「51」。イチローは29日、東京都内のホテルでマ軍首脳が同席して入団記者会見を行う。イチローが国内で入団会見を開くのはマリナーズ入りが決まった2000年11月以来で、異例の待遇だ。

 新天地マイアミで過ごす野球人生の第一歩を、東京で踏み出す。イチローのマーリンズ入りが、正式に決まった。年俸200万ドル(約2億4000万円)プラス出来高払いでの1年契約で、背番号はこの男に最もふさわしい「51」だ。

 「イチローがマーリンズのユニホームを着てくれることに、興奮している。彼はグラウンドの内外を問わず、究極のプロフェッショナル。すばらしい補強になった」

 オーナーのジェフリー・ローリア氏が発表したコメントは、格安で獲得した4番目の外野手に対するものとは思えないほど、敬意に満ちていた。それは29日、東京都内のホテルで入団会見を開く、異例の待遇にも表れている。

 会見にはデービッド・サムソン球団社長、マイケル・ヒル球団運営責任者、ダン・ジェニングスGMらが出席。さらにマイアミ・ヘラルド(電子版)によれば、マ軍で一塁手、外野手として1997、2003年のワールドシリーズ制覇に貢献したジェフ・コーナイン氏(48)も同席する可能性がある。

 イチローが入団会見を日本で開くのは、00年11月19日、オリックスからマリナーズへの移籍が決まったとき以来。今回は調整の最終段階で長距離移動をするロスを避けたと考えられる。またマ軍の本気度の表れとみることもできる。

 マ軍はナ・リーグ東地区で一昨年まで3年連続最下位に沈み、昨季も4位。低迷脱出、ポストシーズン進出へ不退転のシーズン。外野は13年総額3億2500万ドル(約384億円)の大型契約を結んだ右翼のジアンカルロ・スタントン(25)。中堅のマルセル・オズナ(24)、左翼のクリスチャン・イエリチ(23)で埋まっている。だが球団公式サイトは「イチローが340打席ほど立つことが可能」と推測した。

 外野の全ポジションを守れるイチローは、単なる補欠とはみられていない。あと156本に迫ったメジャー通算3000安打に近づけば、球団にとって日本でのビジネスチャンスも広がる。

 「もちろん、自信がある。なければこの場にはいないから。ポジションは与えられるものじゃなく、奪うもの。そのスタイルでシーズンに臨みたい。やるつもりですよ」

 イチローは15年前、京都でのマリナーズ入団会見で、こう語った。41歳の今、ぴったり当てはまる言葉だ。今回は、どんな“イチ流”の名言が生まれるのか。あくなき挑戦者として、イチローがメジャー15年目のシーズンに向かう。

最終更新:1月29日(木)10時21分

サンケイスポーツ

 

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