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非正規社員の増加
『(前略)
いくら賃金を上げるようにと、企業の法人税を下げるなどの優遇策をとっても、まわっていくのは大企業の正社員だけということに、しっかり手を打たないと、アベノミクスの限界がみえます。 

根本的には、正規と非正規で、処遇や身分に差があることをなくすために、同じ価値の労働には同じ賃金という、ヨーロッパのような、同一労働同一賃金を実現することだと考えています。働き方、労働の問題は、来年の大きな課題です。


やよい
 非正規雇用が~についてはdoildさんが
雇用問題でエントリーされていますので
だんだん分かってきましたが、
この「大企業の社員だけが~」
についてはどうなんでしょうか?  



 そうですね。中小企業白書を見ると大企業に
分類されている企業は1.1万社。一方で中小
企業は385.3万社ですので、圧倒的に中小が
多いのは確かです。  
東雲

割合にすると大企業はわずかに0.3%ですから。
(中小企業基本法の定義による)
東雲


やよい
 え、そんなに少ないんですか・・・
じゃあ、その0.3%が潤っても仕方ない
んですかね。



 いえ、これはあくまで企業の数の比率ですから。
大企業は図体が大きいので、それだけ抱えている
従業員の数が違います。 
東雲


やよい
 あ、なるほど。
従業員の人数で比較しなければわからない
ということですね。  


 その通りです。
従業員の数を大企業、中規模、小規模の
企業に分けて分類してみると・・・
東雲



014

出典:中小企業白書


 なんと、大企業は日本全体の3割の雇用
をカバー
していたのでした。
したがって、大企業が利益を上げる事によって、
3割の国民が潤うことになる。
これは決して悪いことではないと思います。
東雲

やよい
 そうですよね。
 3割は一握りの国民じゃないですよ。 



 それに、中小企業に恩恵がないとうわけでは
ありません。
大企業の利益が上がれば、下請けの中小企業
にも恩恵が行き渡らないわけがありませんので。 
東雲


やよい
 それがトリクルダウン? 



 いえ、これは普通の経済波及効果です。
これをトリクルダウンと勘違いしている人が
いますけど、違います。 
東雲


 トリクルダウンは一部の富裕層の所得が
増えれば、消費や投資を通して庶民にも
所得が行き渡るというものですが、
大企業と中小のやりとりはビジネスでしょ。
全然違いますよ。 
東雲


やよい
 そうですよね。中小企業からの部品供給
が無ければ大企業のビジネスも成り立ちま
せんからね。      


そうです。
これまでのデフレ不況下では中小企業を安く買い叩いても、他に仕事が無いので大企業の方針に従わざるを得なかったのですが、景気が回復し、経済がインフレになり仕事が増えてくると大企業は中小の意見を無視できなくなります。

この記事で小宮山氏が言っている「同一労働同一賃金」も同様です。これまではデフレで仕事が少ないから派遣や、非正規雇用者が安く買い叩かれていましたが、アベノミクスの推進により人出不足が発生すると、人員を確保するために給料を上げざるをえなくなります。

バブル期は正社員と非正規雇用者の間に給料格差は無かったそうですから、アベノミクスを推進し緩やかなインフレを達成することが「同一労働同一賃金」を達成する近道だと思います。

それに、正規、非正規雇用にはそれぞれ違う目的、役割があります。国民全員が正社員としてフルタイムで働けるわけではありませんし、数ヶ月の短期間だけ働きたいというニーズもありますし、交通機関の制限など働く場所の条件などもあります。

そのような多様な雇用のニーズに対応するには、正規雇用だけでは無理なんです。多様な雇用形態を提供する事によって、雇用者数の最大化を図り、失業者を減らすわけです。
その非正規雇用を「身分」だと切って捨てるこの小宮山氏は雇用、労働問題について何も理解していないものと思います。

非正規雇用の待遇を問題視するのなら、それこそアベノミクスを支持すべきだと思いますけどね。


やよい
 まさに批判のための批判 (-_-;)
民主党は下野してしまった事に
全然学んでいませんね。


 
 いや、むしろ学んだからなのかもしれませんよ。
野党のまま「批判のための批判」をしてた方が
楽だと気付いたのでしょうw
東雲

やよい
うわ~、それ最悪ですね。
さっさと消えて欲しいです・・・

 

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