子どもたちにプレゼントを届け、チャリティー活動もおこなう
2014年のクリスマス・イブの夜、全国21地域で約1770人のサンタクロースが約1400家庭を訪問し、4000人以上の子どもたちにプレゼントを届けた。これはNPO法人チャリティーサンタの活動の結果である。
2008年から活動している同団体は、2013年までに6418人がサンタになり、8393人の子どもたちの感動や笑顔を生み出してきた。2014年の結果をふまえると、7年間の活動を通じて、累計8000人以上がサンタクロースになり、1万人以上の子どもたちにプレゼントを届けたことになる。
チャリティーサンタの仕組みは、クリスマス・イブの夜、事前に依頼のあった家庭に直接訪問し、プレゼントを渡すというもの。チャリティー金として1家庭につき2,000円を集めることで、国内外のチャリティー活動に充てる。これまで、フィリピンやバングラデシュ、ネパールにおける学校建設のサポートや物品提供、学資支援をおこなうこともあれば、宮城県石巻市でのクリスマスイベントや福島の子どもたち向けの自然体験ツアーを実施したこともある。
チャリティーサンタは2014年春にNPO法人化、11月には書籍『サンタクロースが届けてくれた心温まる物語』を出版、活動のメインとなる12月にはヤフー株式会社や株式会社大丸松坂屋百貨店の社員がサンタになってプレゼントを届けるプロジェクトも実施した。今回、チャリティーサンタ代表理事を務める清輔夏輝氏に法人化1年目を振り返ってもらい、手応えや課題、展望を聞いた。
2014年の大きな動きとして清輔氏が挙げたのは、「法人化」と「事業化」の2点。フルタイムで働くスタッフは清輔氏ひとりのため、「お金を生み出さないことはやらない」と決めていた。だが、団体ならではの難しさもあったという。「現状は、チャリティーサンタのメインの活動時期は10〜12月のため、それ以外の期間、事業収入が入ることはありません。そのため、クリスマス後を見据えながら事業をすすめていました」。
事業に加え、寄付会員の獲得もすすめており、「サポタクロース」という年会費6,000円の活動支援メニューを用意。支援者には特別なグッズが送られるほか、「サンタクロース訪問権」をだれかにプレゼントすることができる。
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