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 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物(東京都千代田区)が不動産投資会社「マルナカホールディングス」(マルナカHD、高松市)から山形県酒田市の不動産会社に転売されることが28日、取引関係者らへの取材で分かった。

 土地・建物は、破綻(はたん)した在日朝鮮人系信用組合の債権を引き継いだ整理回収機構が債権回収の一環として競売を申し立て、マルナカHDが約22億円で落札。昨年11月に売却された。

 マルナカと不動産会社の取引を仲介した元国会議員の説明では、昨秋にマルナカHDから転売の相談を受け、過去に不動産取引でつきあいのあった不動産会社を紹介した。「転売手続きは今月29日にも完了する。経緯は総連幹部にも伝えている」と言う。