「50回定年制」発言が総スカンで「森進一」がスポーツ紙記者に激怒した 画面には映らなかった紅白「舞台裏」歌合戦(4)
2014年のヒットコンテンツをてんこ盛りにした今回のNHK紅白歌合戦。その舞台裏では出演者たちの「喜怒哀楽」がドラマを生み、表舞台以上に面白い人間模様をみせていた。
「怒」の様相を呈していたのは、今回の歌手の中では最多の47回連続出場となった森進一(67)である。ここ数年、当落線上を危うくさまよう森について、NHK関係者が語る。
「今回、森さんには1968年に発売された『年上の女(ひと)』をリクエストしました。歌詞の中に〈だめよ~、だめ、だめ〉というサビの部分があるからです。〈ダメよ~ダメダメ〉でブレイクしたお笑いコンビ『日本エレキテル連合』との絡みありきの選曲でした」
もはや大御所の待遇を望むべくもない森。その彼が紅白に関し、物議を醸す発言をしたのは、12月29日に始まったリハーサルでの囲み取材の場だった。
「北島(三郎)さんが50回で卒業。僕もあと3年で卒業かな。皆そうした方がいいんじゃない?」
紅白の「50回定年制」を提案したわけだ。これに対し、後に取材を受けた和田アキ子(64)は、
「人気商売なんだから、来年のことは誰にも分からないでしょ。ピンと来ない」
と否定的な見解を披露。続く五木ひろし(66)も、
「北島さんが一線を引いた年になるまであと12年。それまでは頑張ります」
森の提言は周囲から総スカンを食った態なのだ。これを受け、翌日、あるスポーツ紙が「50回定年制」に疑問符がついたとして、〈“おふくろさん騒動”以来の逆境〉と報じた。
「この記事に、森は腸(はらわた)が煮えくり返っていたようです」
と、内幕を明かすのは、ある芸能事務所関係者だ。
「本番で歌い終わった森が通路を移動していると、新聞記者たちがたむろしている様子が目に入った。森は、件の記事を報じたスポーツ紙の記者を見つけて、鬼の形相で詰め寄り、“おい、お前。あんな書き方はないぞ。ひどすぎるだろ。あれは、偉業を成し遂げた北島さんを目標にしたいという思いで言ったものだ”と激怒したのです。しかし、そもそもあの発言は、毎回、ボーダーライン上にいる森が、“あと3回は出させてほしい”とNHKにシグナルを送ったか、万一、落選した時に備え、“自分も卒業するつもりだった”と言えるよう、予防線を張ったのかのどちらか。見透かされて怒るなんて、本当に大人げないと呆れ果てました」
「怒」の様相を呈していたのは、今回の歌手の中では最多の47回連続出場となった森進一(67)である。ここ数年、当落線上を危うくさまよう森について、NHK関係者が語る。
「今回、森さんには1968年に発売された『年上の女(ひと)』をリクエストしました。歌詞の中に〈だめよ~、だめ、だめ〉というサビの部分があるからです。〈ダメよ~ダメダメ〉でブレイクしたお笑いコンビ『日本エレキテル連合』との絡みありきの選曲でした」
もはや大御所の待遇を望むべくもない森。その彼が紅白に関し、物議を醸す発言をしたのは、12月29日に始まったリハーサルでの囲み取材の場だった。
「北島(三郎)さんが50回で卒業。僕もあと3年で卒業かな。皆そうした方がいいんじゃない?」
紅白の「50回定年制」を提案したわけだ。これに対し、後に取材を受けた和田アキ子(64)は、
「人気商売なんだから、来年のことは誰にも分からないでしょ。ピンと来ない」
と否定的な見解を披露。続く五木ひろし(66)も、
「北島さんが一線を引いた年になるまであと12年。それまでは頑張ります」
森の提言は周囲から総スカンを食った態なのだ。これを受け、翌日、あるスポーツ紙が「50回定年制」に疑問符がついたとして、〈“おふくろさん騒動”以来の逆境〉と報じた。
「この記事に、森は腸(はらわた)が煮えくり返っていたようです」
と、内幕を明かすのは、ある芸能事務所関係者だ。
「本番で歌い終わった森が通路を移動していると、新聞記者たちがたむろしている様子が目に入った。森は、件の記事を報じたスポーツ紙の記者を見つけて、鬼の形相で詰め寄り、“おい、お前。あんな書き方はないぞ。ひどすぎるだろ。あれは、偉業を成し遂げた北島さんを目標にしたいという思いで言ったものだ”と激怒したのです。しかし、そもそもあの発言は、毎回、ボーダーライン上にいる森が、“あと3回は出させてほしい”とNHKにシグナルを送ったか、万一、落選した時に備え、“自分も卒業するつもりだった”と言えるよう、予防線を張ったのかのどちらか。見透かされて怒るなんて、本当に大人げないと呆れ果てました」
「特集 画面には映らなかった紅白『舞台裏』歌合戦」より