2015.1.28 18:37

“幻の仮面ライダー”抜擢の及川光博「1号と2号倒していいの?」

仮面ライダー1号(右)と2号(左)に挟まれて変身のポーズを決める及川光博=東京都内

仮面ライダー1号(右)と2号(左)に挟まれて変身のポーズを決める及川光博=東京都内【拡大】

 歌手で俳優の及川光博が、映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」(3月21日公開)に登場する仮面ライダー3号を演じることになり、東京都内で行われた発表会見に登場した。及川は「子どものころ、ライダーごっこをしていたときの夢がかないました」と大喜びだった。

 配給の東映によると、3号は講談社「別冊たのしい幼稚園」で40年以上前に一度だけ描かれたが、その後は全く登場しなかった“幻の仮面ライダー”。映画は、悪の秘密結社ショッカーが送り込んだ3号が、1号と2号を倒す設定だ。

 「映画の冒頭で1号と2号を倒すなんて、衝撃です。倒していいの? だめでしょって…」と破顔の及川。子どものころの思い出を「V3が好きでした。シールを冷蔵庫に貼って怒られましたよ」と語った。

 憧れの役だったという。「特撮ヒーローもののオーディションを受けたり落ちたりしていました」と独白。そのためか、撮影を「現場では、はしゃがないように気を付けていたのに、興奮してしまいました」と照れ笑いを浮かべて振り返った。「人生ねえ、コツコツやっていれば、いいことがあるんだな」

 現在、45歳の及川は「同世代の皆さんにも、ご覧いただきたいです」とアピールした。(共同)