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2段階認証におけるTOTPトークンアプリの移行方法

2段階認証に対応した1Passwordと、その他のトークンアプリについて ← これはこちらの記事の続きです。

2段階認証を使っている方がGoogle AuthenticatorやAuthy、1Passwordなどのトークンアプリを変更するための覚書。


1Password

無料
販売: AgileBits Inc.
評価: 4(661件)
iPhone/iPadに対応


TOTPを使うにはProバージョンへの課金が必要。
ss1
App

どのアプリを使うんでも操作は変わりません。
移行は専用のQRコードを新しいアプリでスキャンしなおして、発行されたパスワードを入力することで完了します。
古いアプリのトークンは自動的に無効になりますので、そちらは特に作業はいりません。

新規に登録する方はメール認証があったりしますが、他は大して変わらないと思います。

各アカウントにログインの上、下記手順を参考に作業をしてみてください。
(パソコンのブラウザで確認した内容ですので、タブレットなどとは表示が違うかもしれません)

 

Google

アカウント設定 → ログイン → 2段階認証プロセス → Google認証システムアプリ → 別の携帯端末に移動
Google-2step

 

Dropbox

設定 → セキュリティ → 2段階認証 → 認証アプリ → 編集

 

Evernote

アカウント → 設定 → セキュリティ概要 → 設定を管理

プレミアムアカウントに限っては一度テキストメッセージに切り替えて、アプリ認証に戻すことで再設定ができるようになります。
Evernote-2step
無料アカウントの場合はテキストメッセージ認証が提供されていないため、一度2段階認証を無効化する必要があります。
その際には古いバックアップコードも無効になってしまいますので、忘れずに保存しなおしてください。

 

Yahoo!Japan

登録情報 → セキュリティー → ワンタイムパスワード → 設定をやり直す

YahooのQRコードは特殊で、自社アプリのYahoo! JAPAN ワンタイムパスワードで使うためのQRコードなのでGoogle AuthenticatorやAuthyでは読み込めません。手動で登録する必要があります。
しかし1PasswordはそのQRコードで動くようにできているので、スキャンするだけでOK。ありがたい。

 

Facebook

設定 → セキュリティ → コードジェネレータ → セキュリティコードを入手するその他の方法

 

Microsoft

アカウント → セキュリティとプライバシー → アカウントセキュリティ → 高度なセキュリティの管理 → 認証アプリ → セットアップ

 

まとめ

基本的には2段階認証を一からやり直すことなくQRコードの再スキャンだけで完了します。
全部を一からやり直すのは手間ですし、バックアップコードも無効になってしまいますからなるべくなら避けたいところですね。

Evernoteがプレミアムアカウントを優遇するのは当然の施策ではありますけど、機能はともかくセキュリティに関してだけは無料アカウントでも差をつけないで欲しいとは思いますね。
そうそうバックアップコードの保存は本当に大切なので絶対忘れませんように。

1PasswordがYahoo!Japanの独自QRコードをそのまま読み込んでくれたのは驚きました。
今回のアップデートでいろんなネットサービスの情報が追加され、新規のアカウント登録が簡単になったんですけど、Amazon.co.jpやニコニコ、Yahoo!Japanもプリセットされていますね。
これは自動でURLを付与してくれるので地味にありがたいところです。

AWSもTOTPに対応していますがアカウントを消してしまったので確認できませんでした。

どうでもいいけどTOTPって文字を見るとTop Of The Popsと変換される洋楽脳。

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