東山正宜
2015年1月28日23時10分
情報収集衛星の予備機を載せたH2Aロケット27号機は28日、鹿児島県の種子島宇宙センターで、打ち上げに向けた最終準備に入り、組み立て棟から発射台へ移動した。天候などに問題がなければ、29日未明に液体燃料の注入が始まる。打ち上げは29日午前10時21分の予定だ。
28日午後9時ごろ、H2Aが組み立て棟から姿を現し、約500メートル離れた発射台へ30分ほどかけて移動した。29日は朝から雨の予報だが、三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「打ち上げに支障はない」としている。
情報収集衛星は、写真を撮る「光学衛星」と電波で観測する「レーダー衛星」があり、それぞれ2基が運用されている。今回打ち上げられるのはレーダー衛星の予備機。(東山正宜)
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