生字幕放送でお伝えします
皆さんご存じ大阪・通天閣です。
国の有形文化財にも登録されている大阪のシンボルです。
この通天閣がある、通称新世界です。
にぎやかなお店の看板がたくさん並んでいます。
立ち飲み屋さんとか近くには大衆演劇の舞台小屋などもあってにぎやかなところなんですね。
新世界というところは昔ながらのディープな大阪を楽しめるところなんです。
一方で最近は新しいものもたくさん取り入れていてとってもおもしろいスポットなんですよね。
女性の観光客や家族連れもたくさん訪れています。
郁恵さん、新世界に来られたことってありますか?
行ったことあると思いますが。
かなり前ですね。
あまり行く機会がないんですよ。
きょうはたくさん紹介しますので楽しみにしておいてください。
きょうは、その通天閣の上にカメラを置いています。
いたいた!なかなか上から見ることってできないですよね。
私たちがいるところからお隣、行きますとことしで開園100周年を迎えた天王寺動物園があります。
その南側には去年、できたばかりの日本一高いビルあべのハルカスがこんな近くにあるんですよ。
歩いて10分ぐらいの距離なんですよ。
郁恵さん、このディープな大阪のすぐ近くに新しいものが生まれているんです。
新旧のいろんなものが見れて。
ちなみに新世界の名物といえばやっぱり、あれですよね。
あれでしょあれしかないでしょ!
なんですか?
く…く…くし…くしまけ?
串カツ!
新世界は串カツ発祥の地とも言われているんですね。
昔ながらのものだけではなくて女性にに人気の新しい串カツなどさまざまなものを取りそろえている。
まずは定番の串カツを見ていきますけども新世界の串カツのおいしさはただ、揚げているだけではなくて秘密があるんですよね。
その秘密をですね老舗のお店に見にいきたいと思っています。
この辺り串カツ屋さんだらけなんですけど50軒ほど。
10年間で5倍に増えたんだそうです。
ソース二度づけ禁止ですよね。
そうです。
こちらが、そのお店です。
創業が昭和4年ということで。
ここ、見てください。
すごく、テーブルの小さなお店なんですけどもこれが大阪では愛されてきた形なんですね。
早速、ちょっと揚げるところを見せていただきたいんですけども。
新世界の串カツの定番があるんですよね。
この串カツの定番といえば新世界では牛肉なんですよ。
大阪は牛肉なんですかね。
豚肉じゃなくて。
揚げるところを見ていただきたいんですけども。
まず、見ていただきたいのが衣なんですよ、この粘りけすごくないですか。
でも食べるとサクサクしてるんですよ。
山芋が入っているんです。
この山芋がお肉にまとわりつくんですね。
すごいでしょう。
手元のこの早さ。
あっという間に…。
しっかり、つけて…ぱっとつけてる。
パン粉それだけなの?
そうです。
この衣を厚くつけることでボリュームだけではなくて実はおいしくする秘密が隠されているんですよ。
ただ揚げるだけではないんです。
食べると分かるので。
ソース、二度づけ禁止のソース。
たっぷりとつけさせていただきますよ。
いただきます。
うん!本当ね、衣がねサックサク。
中がふわふわなの、牛肉が。
牛肉が、すごいもちもちで。
食べ口はすごく軽いですよね。
パン粉もすごく細かいんですよね。
そうなんです。
この切り口を見ていただきたいんですけど。
と、思ってね用意しましたよ。
衣の厚みを見ていただきたいんです。
厚くないですか。
厚い、厚い。
でも軽いんでしょ。
この厚みがポイントで衣が厚いことで油の熱が間接的に中のお肉に伝わって中のお肉が蒸されるんですよ、これで。
衣が薄いとどうしても素揚げ状態に近くなりますのでお肉がかたくなっちゃうんですね。
これが昔ながらの愛されている大阪の串カツなんですね。
今ではこの串カツだけではなくほかの女性に人気の串カツも出ているので見にいきましょうか。
おいしそうでしたでしょ?
おいしそうだった。
実は、これから串カツは、かつて男性が肉体労働で疲れたときに食べるスタミナの食べ物といわれていたんですけどね。
最近、女性の観光客が非常に増えていますので女性に向けた串カツもたくさん登場しているんですよ。
女性向けは牛田さんにお任せしまして私は通天閣で大人気のアイドルを紹介させていただきます。
楽しみにしておいてくださいね。
郁恵さん、早速その女性に人気の串カツ見にいきましょうか。
早速その大人気という串カツを出していただきます。
こちらです。
これ、何、使ってあるか分かります?
小さいウインナー?餅?チーズ?
もとの素材を…。
出していただきます。
形はそっくりなんですがこれ、チーズケーキ。
え?チーズじゃなくてチーズケーキ?
いちご、そして一番左はプリンです。
えー!プリン?これ。
プリン…。
郁恵さん何、食べたいですか?全部、凍らせてあるのが分かりますかね。
すべて凍ってるんですか。
そうなんですよ。
揚げやすくするのと食感を残すっていうことで。
私ね、自分が食べられるわけじゃないのに悩んでる自分がおかしいんですけどチーズケーキ。
ソースをかけるわけではなくお願いします。
これブルーベリーソースなんです。
いただきます。
私の変わりに。
本当は茉友さんは何が食べたかったの?
私、いちご…。
うん!とっても、温かくなっているので甘みが引き立ってます。
すごくおいしいです。
やっぱり、それも衣はサクサクとした感じで…。
衣、サクッとしててチーズケーキの食感も残ってますしとっても甘くておいしいです。
女性に大変、人気ありますね。
郁恵さん!こちらはですね新世界を代表する通天閣の地下にやってきました。
ここにはね、最近、結成されたアイドルグループが活動しているんです。
そのアイドルグループは歌はもちろん、個性を生かしたある特技で大人気だそうです。
ここで2か月に一度だけ開かれるライブがあるんですよ。
そのライブには100人ものお客さんが集まるんです。
気になりますよね。
どんなアイドルか。
では、お願いします!♪〜「オバチャーンのテーマ」
どうも!
イエーイ!
キャー!
おばちゃん大好き。
触るの。
どうですか、郁恵さん。
こちらはですね、なんと平均年齢63.5歳のアイドルグループオバチャーンです。
イエーイ!
このパワー。
どこにでもいる大阪のおばちゃんなんです。
この大阪のおばちゃんの人情味や卓越したコミュニケーション能力が観光資源になると結成されていたんですね。
そうでーす!
そんな、おばちゃんたちの人情味や老練な経験を生かした特技というのが…。
なんでっか?
特技はなんですか?
特技?特技いうたら歌と踊り…。
違うがな!
人生相談や!
人生相談…。
無料ですよ。
僕もね、どうやったらいい役者になれるかなと思って。
私ら、オバチャーンを見習い!
そうやー!
よかったらひょう柄の服もありますよ。
答えがパーンと出てくるんです。
栄子さん、アイドルとしてこの先、目指すところはどこでしょうか?
世界を元気にしたいと思っています。
まずはね、私ら大阪のおばちゃんですよってねまずは地元の大阪の新世界から世界に向けて元気に明るくしたいと思ってます。
今度は宇宙を目指して。
すごいですね。
元気いっぱいの新世界。
新たな観光スポットが誕生しているんですがこれ、もともと新世界というのは通天閣とともに希望と活気があふれる場所として繁盛したんでです。
うまいこというな!
人々を魅了する新世界。
その歴史は100年以上前にさかのぼります。
明治36年、この地で国内最大規模の博覧会が開かれおよそ530万人が訪れました。
その跡地に誕生したのがエッフェル塔をモデルに大阪のシンボルとして造られた通天閣。
そして、その下には近代的な遊園地も出現しました。
僅かなお金で楽しめる夢の国。
そう言われ多くの人で、にぎわいました。
見たことのない風景に人々は酔いしれこの地を新世界と名付けました。
しかし、そのにぎわいは長くは続きません。
戦時中、通天閣は火災に遭い金属は供出され昭和19年に解体されました。
戦後、復興が進む中で人々は通天閣のことは忘れませんでした。
昭和31年通天閣は新世界の人々の希望を背負って再建されました。
今も通天閣は新世界の象徴として愛され続けているんです。
この通天閣が昔から愛されている理由は、歴史にあるんですね。
それが、ちゃんと残っているのがこちらなんです。
創業が大正15年の写真館です。
ここでタイムスリップできるスポットがここにあるんですね。
失礼します。
どうぞ!
タイムスリップは2階でできるそうです。
こちらの建物は昭和20年に戦争で焼けてしまって20年に建て直されたんですね。
この階段とか、辺りのものそのまま残っているんですよ。
結構、雰囲気あります。
いらっしゃいませ。
写真館の曽和勝さんです。
この奥でタイムスリップできるということなのでお邪魔いたします。
曽和さんは写真が撮ります。
私が100年前にひとっ飛びって掛け声をかけますのでびっくりした表情でお願いします。
いきますよ。
100年前にひとっ飛び!オーケー!
これで、出来上がるものがこちらなんです。
これ、今すぐ現像できませんのでちょっと先ほど撮らせていただいたんですけどこのタイムスリップっていうのは10年前の新世界の風景との合成写真なんですよ。
セピア色に現像してくれるんですね。
郁恵さんも、一度大阪に来られたら試してください。
ここで、もう一つ見ていただきたいのがこのお隣の部屋なんですけど。
通天閣を建て直すときに皆さんが、ここに集まって話し合いを重ねたお部屋なんですよ。
地域の方皆さんが、通天閣を建て直したんですね。
ぜひ、見ていただきたい写真がこちらで地域の皆さんがこちらに中心になって再建した方たち写っています。
こちらがこのお子さんが曽和さん。
そして曽和さんのお父さん。
話し合っただけではなくて皆さんもお金も出し合いましてこれなんだと思いますか?
株券みたい…。
株券なんです、これ。
曽和さんのお父さんたちが、地域の皆さんにこれを買ってもらってお金を集めておよそ今の金額で2億円集まったんだそうです。
そんなに!
本当に皆さんの力で建て直した。
当時の商店街の皆さんっていうのは戦前からやられてる方も通天閣があるっていうのでここで商売されてて18年に通天閣が燃えてなくなって、それで戦後10年ぐらいたってからやっぱり、通天閣はいる。
という思いで皆さんの力で今の通天閣、再建されました。
通天閣があるからこの新世界は栄えてるっていう。
郁恵さん!長い歴史のある新世界。
復活したのは通天閣だけではありません。
最近この地域で復活したスイーツがあるんですね。
100年前に新世界で愛されたスイーツだそうです。
こちらの昭和30年創業の老舗の洋食店にあるそうなので行ってみたいと思います。
洋食店でスイーツ?
レトロな昭和な感じがいいですよね。
昭和の人間はこういう光景が落ち着きますわ。
そして、こちらには郁恵さんとっても熱いスイーツがあるそうなんです。
これがですね、お願いしますよ。
こちらなんですね。
まだ見た目では分からないですか。
何か。
飲み物?食べ物?なんだ?
食べ物でございます。
こちらがそのスイーツなんですけど。
アイスっぽく見えるよ。
アイスクリームと砂糖がかかっていてその下にはかき氷が入ってるんですよ。
どこから見ても熱く見えないですよね。
ここからです、いきますよ。
それでは、お願いいたします。
この液体をかけてですね…。
どうだ、見えるか。
見えますか?
ああ!青く見えます!これね、これね。
これが、焼き氷といわれるスイーツなんです。
氷、焼けてるの?今。
これは、郁恵さん連続テレビ小説の「ごちそうさん」で覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
こちらが見ててもすごいきれいなんですけどいい香りがするんですよ。
ウイスキー?
先ほどかけた液体は度数の高いアルコールなんです。
これ、お酒なんですね。
お酒やアイス、そして砂糖がこのとろける、甘いいい香りがするんですよ。
カラメルの匂いになるわけね?
はい。
アイスはどんな感じ?
周りにこぼれたお酒をかけて食べるんです。
いただきますね。
おいしい!お酒のすごくいい香りがしてねアイスの甘さとね…。
しかも、中まで食べていただいて。
フランベされるとアルコールも飛びますからね。
お酒の好きな方も楽しめる味なんですね。
中にはね、かき氷といちごが入ってるんです。
これを作り直すのに残っていた資料がほとんどなくて当時ね、燃やしてもいなかったそうなんです。
だけど、今回は燃やすことにこだわったということで店主の和田さんと酒屋さんの上杉さん。
燃やすことにこだわったっていうのはこの付近には通天閣や劇場やルナパークといわれる遊園地がありました。
昔の方々はこの地を盛り上げるために一生懸命考えられたと思うんです。
(ハナ)ぶったまげた〜!外国人の女ってカメさんの嫁っこだったんだ。
(政春)ああ。
2015/01/21(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ディープで新しい!?“新世界”〜大阪市・浪速区〜」[字]
ディープな大阪のシンボル「新世界」から生中継。名物の串カツが甘〜く進化!?100年前のスイーツが復活!話題のアイドルのミニライブも!新世界の新たな魅力を発見!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】高橋光臣,【コメンテーター】榊原郁恵,【司会】牛田茉友 〜大阪市・浪速区(なにわく)から中継〜
出演者
【ゲスト】高橋光臣,【コメンテーター】榊原郁恵,【司会】牛田茉友
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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