みんな元気で長生きな町石巻を作ろう!
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(テーマ音楽)
(江守徹)2階建のバスが走るここはロンドン?いやいやいやインドのムンバイ。
以前はボンベイと呼ばれていましたね。
かつてイギリスの植民地時代には貿易の拠点として栄えました。
そのころの代表的な建物がこの駅舎です。
大英帝国の威信を込めた堂々たる建物。
駅というよりは王様が住む宮殿かはたまた中世の大聖堂を思わせます。
1888年に完成しました。
当時流行していたヴィクトリアンゴシックと呼ばれる様式。
支配者の権威と気品を示しているような壮麗な建物ですね。
この石像は進歩を表しているそうです。
イギリスは当時のボンベイに鉄道会社を設立しここからインド中にレールを敷いていきました。
駅舎に刻まれたレリーフは当時の会社の重役たちです。
当時駅の後ろは港でした。
鉄道によってインド中から集められた物資綿や紅茶や穀物などがここから積み出されました。
大英帝国が広いインドを支配するために鉄道網はなくてはならないものでした。
1947年インドは独立します。
植民地支配の象徴だったこの駅は今ムンバイの市民に欠かせないものとなっています。
ありゃ〜みんな手ぶらじゃないですか?通勤時間はあまりの混雑で何も持てないというんですね。
ムンバイは今やインド最大の人口を抱える巨大都市。
ここからはいくつもの路線が延びています。
通勤客は一日300万人を超えるそうです。
通勤の時間が過ぎると列車からこんなものが降ろされてきました。
ホームの片隅に集めて仕分けしていきます。
実はこれ弁当箱なんです。
通勤客の家庭で奥さんが作った弁当を業者が集めて運んできたんです。
ムンバイにしかない弁当配達のシステム。
お昼になると配達人が職場まで届けてくれます。
ねっ?これなら手ぶらで通勤しても大丈夫。
職場で我が家のカレーが食べられます。
その歴史的価値から世界遺産になった終着駅。
正面の門柱の上に置かれた2頭の動物。
向かって左側はライオン。
イギリスを表しています。
右はトラ。
これはもちろんインドの象徴です。
植民地時代には貿易の拠点としてインド中の物資を集めた終着駅は今インド発展の出発点となっているんです。
2015/01/21(水) 11:25〜11:30
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス〜インド〜」[字]
植民地の終着駅 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
植民地の終着駅 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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