(テーマ音楽)福島県新地町に住む…津波の直後海沿いの家に戻り家族を捜しました。
あの日三宅さんは地震のあと外出先から自宅に帰る途中で海の異変に気付きます。
次の瞬間津波が防波堤を越えて新地町を襲います。
町の沿岸部はたちまち津波にのみ込まれました。
内陸まで逃げた三宅さんは助かりました。
しかし家族が心配で海のそばの自宅に戻る事にします。
家には妻と2人の孫が帰りを待っていました。
がれきをかき分け自宅そばの常磐線の線路までたどりつきましたが線路に水が流れ込み川のようになっていました。
なんとか渡る方法はないか考えていたその時でした。
水に落ちずぶぬれになりながらも自宅へたどりつきますが家族の姿はありませんでした。
必死に辺りを捜します。
当てもなく捜し続けおよそ30分。
崖の上から三宅さんを呼ぶ孫の声が聞こえました。
三宅さんは孫と共に家族が避難していた教会に身を寄せます。
夜氷点下近くまで冷え込みずぶぬれの三宅さんは震えが止まらず低体温症が心配されました。
周りの避難者から服を借りストーブを囲みながら家族に温めてもらいます。
翌朝自衛隊と消防が到着し三宅さんたちは無事救助されました。
現在三宅さんは高台に引っ越し子どもの家族と一緒に暮らしています。
あの日孫を心の支えに生き延びた三宅さん。
今家族の大切さを改めてかみしめています。
2015/01/21(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「福島県新地町 三宅信一さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。福島県新地町の三宅信一さんは、町が津波に襲われた直後、ガレキや水に覆われた道なき道を歩き、家族が待つ海のそばの家に戻った。
詳細情報
番組内容
あの日、東日本大震災に遭遇した人々の証言。福島県新地町の三宅信一さんは、町が津波に襲われた直後、ガレキや水に覆われた道なき道を歩き、家族が待つ海の近くの自宅に戻った。しかし、家は津波に破壊されていて、家族の姿はなかった。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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