(テーマ音楽)
(ふたり)こんにちは!
(みえる)わあ!サングラスにアロハシャツ。
かっこいい!
(チーズ)どう?にあうでしょ。
きょうしょうかいする沖縄県に合わせてみたのよ。
ちょっとこの数字を見て。
23.4℃?これは沖縄県の1年間のへいきん気温。
日本一あたたかい県なのよ。
へえそうなんだ。
それでは沖縄県がどこにあるのか見てみましょう。
九州と台湾の間にあるこの広いはんいが沖縄県。
160の島からできているのよ。
県ちょうしょざい地は沖縄本島にある那覇市。
人口はおよそ138万よ。
沖縄県を知るキーワードはこの3つ。
これを見て!沖縄県は今からおよそ130年前まで琉球王国というどく立した国でした。
那覇市にある首里城は琉球王国のお城です。
琉球王国はアジアの国々とさかんに交りゅうしていました。
城のあちこちには中国風のそうしょくがほどこされています。
世界遺産にもえらばれ年間およそ250万人のかん光きゃくがおとずれます。
きれいな海にかこまれた沖縄県をだいひょうするのがサンゴ礁です。
ほとんどの沖縄の島々はサンゴ礁でかこまれています。
きれいな岩に見えるかもしれませんがじつはサンゴはどうぶつ。
イソギンチャクやクラゲの仲間です。
サンゴ礁は海の生きもののすみかにもなります。
エサをもとめてねったい魚やウミガメなどがあつまってきます。
そのサンゴ礁を利用してそだてているものがあります。
え〜っ何だろう?これは海そうのいっしゅモズク。
あみにうえつけたモズクのなえを海で半年そだててしゅうかくします。
そのとき使うのがこのホース。
海の水といっしょにモズクをすいとります。
日本で食べられるモズクの95%が沖縄県で作られています。
ホースですいこむなんて水中でそうじきを使っているみたい。
おもしろい!沖縄県ってあたたかくてしかも自ぜんがゆたかなところなんだね。
それだけじゃないの。
沖縄県ではあたたかい気こうを利用してある作物をそだてているの。
このグラフを見て。
サトウキビって書いてあるけど?沖縄県はサトウキビの生産量が日本一なのよ。
ふ〜ん。
けどサトウキビってな〜に?それを今回あなたがしらべてくるの。
えい!うわっ!行ってきま〜す!おっとっと!わあ島が見えたぞ〜!いよっと!お〜っ!おっととと…ちゃく地せいこう!ここはどこだ〜?何だ〜?ど…どうもこんにちは。
そんなところから出てきて何してるんですか?ぼくがサトウキビを作っているのさ。
みえるくんがやって来たのは那覇から北西へ60キロはなれた粟国島です。
島のおもな産ぎょうはのうぎょうでほとんどの畑でサトウキビをさいばいしています。
サトウキビは気温が高く雨のたくさんふるところでそだちます。
うえてから1年半で3〜4メートルにせい長します。
じょうぶなしょくぶつで風がふいてもかんたんにはたおれません。
これがサトウキビだよ。
へえ。
太いクキ!サトウキビっていうくらいだからおさとうにかんけいあるのかな?ちょっとふってみよう。
あれ?おさとう出ないけど。
ちがうちがう。
こうやってかわをはいで中のしるをすうんだよ。
かじってごらん。
すごくあまいぞ!サトウキビは冬になると花がさきます。
それがかりとりの合図です。
サトウキビのさいばいでもっともたいへんなのはしゅうかく。
粟国島では手作ぎょうでサトウキビをかりとります。
そのためしゅうかくのときはとなり近じょでたすけ合います。
かりとられたサトウキビはさとうをつくる工場にはこばれます。
わあサトウキビがいっぱいだ!さとうには白ざとうと黒ざとうのふたつがありサトウキビのしるが原料です。
この工場では黒ざとうをつくっています。
まずしるをしぼりやすくするためにサトウキビを細かくくだきます。
つぎにくだかれたサトウキビをきかいでしぼります。
できるだけ多くのしるをとるためにきかいで何回もしぼります。
このしぼられたしるの中にさとうがとけこんでいます。
さとうをとり出すためにしるをなべでたいてにつめていきます。
このとき熱でさとうがこげないようになべをかき回さなければなりません。
なべでにつめて1時間。
しるがドロドロになってきたぞ!あっずる〜い。
なめてる!ちょうどよいかたさになったらひしゃくですくいとりきかいでひやします。
お〜っ!だんだんかたまってきたぞ!さい後に手でおして形をととのえます。
作ぎょうをはじめて2時間。
黒ざとうが出来上がりました。
あっま〜い!おいしいな〜。
サトウキビはさとう以外にもいろんな使いみちがあるのよ。
えっさとう以外の使いみち?たとえばはっぱはようふくやネクタイをそめるのに使うの。
へえ〜。
しるをしぼった後のしぼりかすは畑の肥料になるのよ。
なるほど〜。
サトウキビのしるを加工すると車の燃料にもなるの。
へえそうなんだ!サトウキビを使えば車もうごかせるんだ。
すごいな!ところでみえるくんさっき黒ざとうをつくるのを見たわよね。
うん。
じつは黒ざとうはむかしから沖縄の人たちにとってたいせつなものだったの。
つぎはそれをしらべてきて!みえるくんがやって来たのは粟国島のおみやげを作っているところ。
こんにちは〜!
(安谷屋)こんにちは〜。
あら小さいおきゃくさんですね。
黒ざとうの料理やおかしにくわしい島のおばあちゃんです。
さっそく安谷屋さんに黒ざとうを使ったおかし作りを見せてもらいました。
まず黒ざとうをおゆにとかして黒いみつを作ります。
つぎに小麦粉などをねってあぶらであげたものをなべに入れます。
黒いみつをからめてひやせばかんせい。
黒ざとうを使ったこのおかしなんだかわかりますか?わかった。
かりんとうだ!おいしそう〜。
安谷屋さんはこうした黒ざとうを使った特産品を仲間といっしょに作って全国にはん売しています。
つぎに作ってくれたのはむかしから沖縄につたわるおかし。
これにも黒ざとうが使われています。
へえ〜。
何ができるんだろう?むかしはおいわいごとにやっていたけど今は食べものがほうふですから食べたいときにはどこの家でも黒とうてんぷらっていうのほしいときは作っていると思いますよ。
おやつがわりにですね。
この黒糖の天ぷら沖縄ではサーターアンダギーとよばれ親しまれています。
うわ〜っドーナツみたい。
おいしい!これはラフテーとよばれる豚の角煮です。
黒ざとうを入れてにることでふっくらとおいしくしあがるそうです。
黒ざとうは沖縄の人たちのくらしになくてはならないものなのです。
黒糖の天ぷらおいしかったな〜。
よかったわね。
みえるくんきょうは沖縄県についてどんなことがわかった?まず沖縄県ではサトウキビをたくさんそだてていた。
そしてサトウキビは捨てるところのないすごい作物だということ。
沖縄には黒ざとうを使う料理がたくさんあるということがわかったよ。
そのとおり!チーズちゃんの都道府県クイズ!こ〜んな形の都道府県どこだかわかるかしら?ヒント!冬は雪がたくさんふる。
おいしいお米がとれるところとしてもゆう名。
ぜつめつが心ぱいされているトキという鳥をほごしている。
答えは…。
新潟県は日本海がわのここにあるよ。
できたかな?雪の多い新潟県では春になると山からえいようをふくんだ雪どけ水がながれ出します。
えいようたっぷりの水でそだてられた新潟のお米は品しつがよいことで知られています。
そのお米を使った新潟の特産品が…。
このおせんべい。
お米からできてるって知ってました?米をついてもちにした生地を一まい一まいやき上げていきます。
おせんべいの生産量は新潟県が全国一です。
うまいぞ!おいしそう!ぼくも食べたいよ。
新潟のお米も沖縄のサトウキビと同じようにその土地の気こうを生かして作られているんだね。
そうね。
みんなもすんでいる地いきの特産品についてしらべてみてね!それじゃあ…。
(ふたり)まったね〜!バイバイ!2015/01/21(水) 10:00〜10:15
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「沖縄県」[解][字]
沖縄の温暖な気候を生かして栽培されるサトウキビは生産量日本一。そのサトウキビを加工して作られるのが砂糖。子供に身近な砂糖作りを通して沖縄の地場産業を伝える。
詳細情報
番組内容
毎回一つの都道府県について学ぶ小学校3、4年生向けの社会科番組。さんご礁に囲まれ、亜熱帯気候の沖縄県。パイナップルやゴーヤ、もずくの生産が日本一盛んな県である。また、魚市場には色とりどりの魚が並ぶなど、本土とは違った光景があちこちにある。沖縄県の独特な食文化や生活について見ていく。
出演者
【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】安部みちこ,北郷三穂子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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