神社とお寺どちらの地図記ごうも120年ほど前にとう場していらい形はかわっていません。
(ジョージ万三郎)わっしょい!わっしょい!
(かげの声)おなじみにぎやかなおまつり。
ここでちょっとみんなの頭にごちゅう目。
おやおや?みんな何かまいているぞ。
こちら頭にまいているのが今回のテーマ「手ぬぐい」です。
なになに?「なんで頭にまいちゃうの」って?のばすとごらんのとおり。
「なんだなんだただのぬのにしか見えないじゃないか」って?今回のなぞは「手ぬぐいっていったいなんなの?」。
おまつりのときぐらいしか見たことないしがんばって頭にまいてもすぐにほどけてくるんだってば。
それはさておき手ぬぐいのなぞをさぐるまるっと9分30秒!みんなが頭にまいてたけど手ぬぐいって細長いぬのだよね。
手ぬぐいははばおよそ1尺長さおよそ3尺のもめんのぬのです。
手をぬぐうつまり手や体をふくためのものなんです。
それじゃあさタオルやハンカチでもいいんじゃないの?とんでもない!こちら東京の下町かん光で人気の人力車。
人力車を引くおにいさんは手ぬぐいが大すき。
粋ってなんなの?てやんでい!粋ってのはこんなかんじでい!お〜かっこいい!手ぬぐいは粋でおしゃれなぬの。
お店には色あざやかでポップな柄のものがならび人気をあつめています。
ビューティフル!だからかべにかけてかざるのもはやっているんですよ。
ティッシュペーパーのはこも手ぬぐいでつつめば粋。
なるほど!じょうずにむすぶとおしゃれなペットボトル入れにもなっちゃうんですよ。
手ぬぐいっておしゃれなんだね。
手ぬぐいは今はだれでもかんたんに手に入れられますがそうなるまでにじつは長い時間がかかったんですよ。
長い時間?それでは手ぬぐいのルーツに…。
(ふたり)ゴー!これはおよそ1,100年前の国語じてんです。
手ぬぐいはここでは「たのこひ」と書かれています。
これは「たのこい」と読みます。
ぬのはとてもきちょうなものでした。
そのころはお金よりもかちがあるとさえ見なされていました。
手ぬぐいも長い間身分の高い人しか手にすることができませんでした。
そんな手ぬぐいがぐっと身近になったのはおよそ400年前のことです。
ぬのの原料となる綿花のさいばいが日本でできるようになったのです。
もめんのねだんはやすくなり手ぬぐいは大りょうに作られはじめました。
これはそのころの手ぬぐい作りのようすです。
手ぬぐいはようやく多くの人の手のとどくものになりました。
みんなが手や体をふいたりするのにつかえるようになったんです。
あ〜さっぱりした!みんながつかえるようになってよかったね。
そして人々は手ぬぐいをいろんな形で楽しむようになったんですよ。
どんなふうに?およそ200年前今の東京にあたる江戸の町では手ぬぐいファッションが大はやり。
そのころの絵を見ても手ぬぐいを身につけた人だらけ。
頭にかぶったりかたにかけたり人々はいろいろなおしゃれをくふうしました。
また自分でデザインした柄の手ぬぐいを作るブームもおこったんです。
これはじまんの手ぬぐいをきそったコンテストの記録です。
さまざまな人が大たんなデザインの手ぬぐいを持ちよりました。
中でもよく知られているのがこちらのデザイン。
アハハおもしろいな。
だれかがこっち見てるよ。
何見てんだよ!そして今手ぬぐいの粋なつかい方はわかものたちの間でやっぱり生きているんです。
なんと昔と同じだ!手ぬぐいって楽しいな〜!いろいろとりかえちゃおうっと。
万三郎ものをたいせつにしなきゃだめですよ。
日本人は一まいの手ぬぐいをとことんつかってきたんです。
ん?どういうこと?手ぬぐいは手や体をふくためのもの。
でもそれいがいにも大活やく。
食じのしたくでも手ぬぐいはやく立ちます。
たき上がったごはんにかけてよけいな水分をすいとっちゃいます。
ざい料のしるをしぼるのにもつかいます。
食きをホコリからまもるのもやっぱり手ぬぐいです。
そしておふろでももちろん手ぬぐい。
粋でしょ?こりゃ便利だね。
でもそんなにつかったらいたんじゃうんじゃないの?いたんだ手ぬぐいもつかいみちがあります。
まずは赤ちゃんが身につけるおむつ。
赤ちゃん気持ちよさそう!さらにつかい古した手ぬぐいはぞうきんになりました。
まだまだあります。
細かくさいてホコリをおとすはたきにもつかったんですよ。
一まいのぬのをさいごまでつかうなんてエコだね。
たいせつにつかうものだから手ぬぐいを作る人もよりよいものをもとめてわざをみがいてきたんですよ。
ほほう?手ぬぐいのみりょくの一つはそのどくとくの色やデザインです。
おしゃれで粋なあじわいを出すために作る人はくふうをかさねています。
100年前からつづく手ぬぐいを染める工場があります。
4だい目の…中村さんは昔ながらの染め方にこだわっています。
手ぬぐいに色をつける染料をぬのの上からたっぷりとそそぎます。
そしてその染料を下からすいこむのです。
こうすると染料がぬのにたっぷりとしみこみうらがわまできれいに染まるのです。
さい近中村さんがねっ心にとり組んでいるのはでんとうてきな染め方でほかにないようなデザインの手ぬぐいを作ることです。
この日は小鳥がならんだ柄を染めようとしています。
色がまざって柄がつぶれないよう細かくくぎります。
いちばん気をつかうのは染料をそそぐときです。
そそぐはやさやりょうで色がきまるため細かくちょうせいします。
染めたものを水であらうと色のぐあいがわかります。
きんちょうのいっしゅんです。
ふんわりとした小鳥がうかび上がりました。
おきゃくさんがたずねてきました。
ちゅう文した手ぬぐいのし上がりを見るためです。
小さなダルマをちりばめたデザインです。
でんとうの染め方を生かしながら新しい手ぬぐいを。
中村さんの手ぬぐい作りへの思いは広がりつづけています。
一まいのぬのにいろんなわざやあそび心がつまってて手ぬぐいってすごい!今ど粋な手ぬぐいのつかい方を見せてあげるよ。
ハニー!2015/01/21(水) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
どきどきこどもふどき「手ぬぐい」[解][字]
手ぬぐいには手や体をふくほかにどんな使いみちがあるの?日本人はいつから使っているの?「粋」でオシャレな使い方って?手ぬぐいがもたらす豊かな生活文化をご案内。
詳細情報
番組内容
子どもの目には、日本の伝統や風習は「ふしぎ」がいっぱい。そのふしぎのルーツを探り、こめられた気持ちを探る。今回のテーマは「手ぬぐい」。日本人は昔から、手ぬぐいのデザインを競い合い、粋な着こなしを楽しんできた。一方、布が貴重品だったため、手ぬぐいは生活のさまざまな場面で徹底的に使いこなされてきた。一枚の布をめぐる心意気と技の物語。【声の出演】柴田秀勝、市川展丈【語り】小郷知子アナウンサー
出演者
【声】柴田秀勝,市川展丈,【語り】小郷知子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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