あさイチ「被災地に広がる“生活不活発病”」 2015.01.21


生字幕放送でお伝えしますおはようございます。
イノッチ⇒1月21日水曜日の「あさイチ」です。
朝ドラも受けたいところですけれど。
有働⇒イスラム国が日本人2人を拘束しました。
衝撃が走りましたけれど、この問題、内藤剛志さん室井佑月さんと考えていきます。
中東の取材経験豊富な柳澤さんどうですか。
柳澤⇒2人のうちの1人後藤さんというのは昔からつきあいがあったものですから、ひと事のように思えないんですけれどとにかく無事で解放されるということ静かに見守るしかありません。
恐らく皆さん、何で日本がここで矢面に立っているのかという疑問があると思います。
イスラム国の側からしてみると日本のカードを切るというのは絶好のタイミングだったという見方ができるんです。
アメリカを中心とした軍事攻撃、空爆で相当イスラム国は追い込まれています。
例えば同じように身代金を要求するような事件を起こしたとしても向こうの国は絶対に要求には屈しない。
身代金は払わないというスタンスをとっています。
あまりカードとして使えない、でもこのタイミングは安倍総理大臣が中東にいってイスラム国を中心とした懇談に対して難民支援ということでお金を出すコミットするタイミングを作ったんですね。
そこがイスラム国にしてみればそこで日本人にからんだこういう事件を起こすことによって思い切り日本を揺さぶりながら彼らの、PR効果を最大に利用できる、そういうタイミングだったからこそ日本人を人質にとって身代金をとって安倍総理大臣が中東に行っているタイミングだということが言えると思うんです。
有働⇒見守るしかないと思いますけれど、イスラムや中東に仕事があるという方がいらっしゃると思います。
柳澤⇒日本人はどこへでも行きますからこういうリスクもあります。
とりわけ中東地域というのは日本と違って想像もつかないよう危険があるということは常識的なことなので、とにかく向こうに足を踏み入れることであるとすれば、事前にいろんな注意をしなくてはいけないし気持ちのうえで日本と同じ環境ではないということを十分に肝に命じたうえで入っていく向こうで仕事をしている人は事前にいろんなことを調べていろんな準備をしていかれていますから大丈夫だと思いますけれど日本と同じような治安の状況がいいという環境ではないということ。
続いてなんですけれどこちらのことばご存じですか。
生活不活発病といいます。
われわれでも放置すると大変なことになってしまっていくというものなんですけれど。
内藤⇒見た感じ寝たきりのようなイメージがありますね。
不活発だということで、どういうことか分からないんですけれどこれについてきょうは考えていきたいと思います。
その生活不活発病が大きな問題になっているのは東日本大震災からまもなく4年を迎える被災地です。
こちらは、宮城県石巻市にある介護サービスの申し込みを受け付ける窓口です。
新たに介護が必要になったり介護状態が悪化したりという相談が今、相次いでいます。
この牡鹿地区では65歳以上の住民のうち実に4分の1近くが要介護者となり、この数年増加の一途をたどっています。
新たに介護が必要になった人のうち、多くは生活不活発病によるものだと考えられています。
この女性も、知らぬ間にその病に苦しめられていました。
気が付くと手足がだんだん動かなくなりついには家に引きこもるようになったといいます。
宮城県の南三陸町では震災の直後から、全町民を対象に大規模な健康調査を実施。
その結果、3割を超える人に生活不活発病の兆候が見られたのです。
動かなくなることで筋肉や骨など全身が衰え、放置すると寝たきりやうつ状態につながるおそれがあります。
誰の身にも降りかかるおそれがあることが分かってきた、生活不活発病。
その実態と対策について考えていきます。
内藤⇒震災という大きな状況の変化でふだん日常にしていた行動がなくなるというかする必要がなくなってしまったあるいはできなくなるということですね。
激しい運動ではなくて生活という動きがなくなることですごく大きく体も変わってくる。
いつものルーチンワークというかテンポが変わってしまったことによって状況が起きるんですね。
室井⇒じっと考え込んでしまったりということがあれから私たちもありますものね。
瀬田⇒生活というところにぜひ注目していただきたいんですけれど、もともとはこちらのことば廃用症候群と呼ばれていました。
ただこの廃用ということばからそこから改善しないものというような印象を与えがちだったんです。
ただ、実際には生活であったり日々の活動を見直すことでこの結果、改善するということが実際にあるんです。
そこをぜひ皆さんに知っていただきたいということでおよそ10年前から生活不活発病とも呼ばれるようになりました。
この生活不活発病、まだよく分からない部分もあると思いますのでどういったものなのか、宮城県南三陸町で取材しています。
震災で600人を超える犠牲者が出た南三陸町。
今も5000人以上が避難生活を強いられています。
医師の大川弥生さんです。
ここで、震災直後から全町民を対象に生活不活発病も含めた健康調査を行ってきました。
去年11月、大川さんは生活不活発病が疑われる人々の訪問を続けていました。
この日は、津波で自宅を流され現在は新築した家に暮らすお年寄りを訪ねました。
息子夫婦と一緒に暮らす山内てる子さん、88歳です。
今、家の中では何とか自力で歩けるようになりましたが震災直後、みるみる体力が衰えていったといいます。
震災前よく近所の友達を訪ねたり旅行に出かけたりするなど活動的な生活を送っていたてる子さん。
しかしそんな暮らしも、震災後の長引く避難生活で一変します。
仮設住宅には、知り合いもなくほとんど外に出歩かなくなったのです。
部屋で1人過ごすことが多くなった、てる子さん。
次第に足腰が弱くなりつえがないと外出できないようになりました。
そして震災から半年後。
要支援の認定を受け週2回、デイサービスに通うようになったのです。
大川さんは、てる子さんのように生活不活発病で体力が衰えている人が増えていると危機感を募らせていました。
大川さんが、被災地の生活不活発病に目を向けるきっかけとなったのは2004年の新潟県中越地震でした。
震災直後現地に入った大川さんは65歳以上のすべての被災者を対象に調査を行いその結果に、がく然とします。
以前は生活に不自由がなかった高齢者のうち震災後6か月の時点で36%の人が歩くことが難しくなっていました。
生活不活発病が疑われたのです。
以来、災害と生活不活発病の関係に注目してきた大川さん。
東日本大震災が起きてからはここ南三陸町で行政と協力し生活不活発病の対策に取り組んできました。
足腰の不調を訴えていたてる子さん。
さらに、大川さんの問診で意外な症状も浮かび上がります。
人との交流が断たれたことで会話する意欲もそがれ疲れやすくなったといいます。
室井⇒そうだよね。
だって仮設にいったんだったらいつも出かけていた町や、ご近所さんとも会えないしちょっと散歩に出かけて、コーヒーを飲む場所もなかったりするわけですものね。
山あいのほうに建てられたりという方も多かったですものね。
瀬田⇒さまざまな影響が出ているんですが主な症状はご覧いただいただけではありません、たくさんあるんです。
全体的なことに関わるんですが大きく2つに分けられます。
体に影響するものと精神、心に関係していくものがあります。
VTRでもご覧いただいたように筋肉が落ちたり足腰が弱くなったことで、動きにくくなったり立ちくらみがするさらにはそれにも関連します食欲が落ちる、動くとどうき息切れがすることもあります。
心に目を向けますと忘れ物が多くなったなど認知症のような状態が起きたり不安が強くなってうつ状態に近いところに陥ることもあるというんです。
こうしたことから生活上の不自由さがさまざま出てくるというのが生活不活発病というんです。
柳澤⇒だけどさ誰でも年を取ってくればこうなるのが自然というと変だけど当然、年を取ってくればこうなっちゃうんじゃないかという気もするんだけど。
室井⇒早くくるんじゃない?緩やかにではなくて。
生活環境が、がらっと変わったことによって急にくると、何かしら原因があるんじゃないかって。
実際に生活不活発病という名前を付けた医師の大川弥生さんにお越しいただいています。
大川⇒よろしくお願いします。
年を重ねるとという点はいかがですか。
お年を召されると体が弱っていくということはある意味、常識ですよね。
ところが、それが別に、年のせいだけではなくてご議論いただいたように生活が不活発なことで体が衰える、頭の働きも鈍ってくることがあるということなんです。
内藤⇒若い方でもありえますか。
例えば頭や体というのは使わないと鈍っちゃうというのは常識ですよね。
その常識というのが高齢であったり、障害があったりとかこういう大きな災害のあとというのはとても起きやすくなるんです。
それが生活が不活発なことによる生活不活発病だとお考えください。
生活不活発病ということが原因だと、ちゃんと分かっておかないとうつ状態になってしまったんだったら、うつの薬を出されてしまう。
ちゃんとした処方がなされない気がします。
そのとおりです。
生活不活発病があるということその対策というのが、特別なトレーニングやサービス薬だとかいうのではなくて、生活自体を活発にする。
不活発を活発にするということをぜひ新しい常識として持っていただければと思います。
何でわれわれはこのことを知らなかったんでしょうね。
知らなければスタートできないという意味で典型的な引き起こす要因を取材しています。
石巻市牡鹿地区の仮設住宅。
今も27世帯100人が暮らしています。
娘夫婦と暮らす阿部昭枝さん、80歳。
仮設住宅での暮らしをもう3年以上続けてきました。
震災後、急速に足腰が衰え歩く際、何かにつかまらなければ不安を感じるようになったといいます。
震災の前まで、昭枝さんは家族も驚くほど活動的でした。
仕事も現役でした。
家族で営むかき養殖で1日8時間立ちっぱなしでの作業も苦にせず先頭に立って働いていました。
震災は、そんな昭枝さんの暮らしを変えました。
押し寄せた津波は住まいだけでなく昭枝さんの働く場も奪ってしまったのです。
仕事を失ったとたん昭枝さんの様子は目に見えて変わります。
仮設住宅にこもりテレビを見て一日を過ごすことが多くなったのです。
そんな生活が9か月続いたころ昭枝さんは体を起こすのもつらくなっていきます。
昭枝さんのように震災で働く場を失い発症する例は少なくありません。
さらに、けがやほかの病気で動けなくなり、生活不活発病に陥ることもあります。
佐々木正乃夫さんとも子さんご夫婦です。
正乃夫さんは10年前に発症した脳梗塞で右半身にまひが残ったものの以前は1人でよく外出していたといいます。
しかし、震災から10か月後家の近くで転倒し足を骨折します。
津波で周囲の家々が流され道路状況が悪くなっていたことが転倒の理由でした。
骨折をしたあと、出歩かなくなり次第に体力も気力も衰えてきたという、正乃夫さん。
今では介護保険の区分もトイレや入浴に常に介助が必要な要介護3にまで悪化しました。
すいません、失礼します。
この日は週1回の介護ヘルパーの訪問日。
妻のとも子さんは震災後腰を痛めたため、1人では入浴の介助はできません。
正乃夫さんが大好きなお風呂に入れるのは、ヘルパーが来てくれるときだけです。
動かないことでますます動けなくなる。
そこからどう抜け出せばいいのか悩む日々が続いています。
内藤⇒人間は社会的な生き物、人に頼られたりする、何かしてほしいと思われることによって健康でいられるということもありますね。
柳澤⇒定年退職して毎日が日曜日で、家にこもりがちになったら必ずしも震災がきっかけでなくても、こういうふうになっちゃうような気がした。
瀬田⇒その点はいかがですか?大川⇒そのとおりです。
生活不活発病は災害のときの特別なものではなくて、むしろ普通のときにも起きる普通のときに生活不活発病の理解が十分ではないために災害のときに大きく、たくさんの方に生じたと考えていただければと思うんです。
気が付かずになっている可能性が多いですよね。
VTRでもそうでしたね、このままでいいのかなとおっしゃっていましたから。
分かっていれば、ちょっと、打つ手がありそうな気がします。
そのとおりです。
知らないことによって起こしてしまっているということなんです。
まず、知ることですね。
当たり前だと思い込まずになんとかなるもんだと。
災害のあとだからしかたない病気のあとだからしかたがない。
先ほどの、障害を持っているからしかたがないというのではなくてだからこそ、そういうときにこそ気をつけようと思っていただくということです。
瀬田⇒実際にどうしていけばいいのかということも考えていきたいんですが、こちらをご覧ください。
いちばん最初にご覧いただきました、南三陸の山内てる子さん人との交流がなくなって、つまずきやすくなったり疲れやすくなったと症状を訴えておられました。
その後、大川さんとともに改善に向けて動き始めています。
生活不活発病の改善で最も大切なのは本人のやりたいことを見つけることです。
動かなければと思いながらも二の足を踏む、てる子さん。
大川さんは、やり取りの中であるヒントをつかみます。
近くに住む仲よしのいとこの家に行きたいと言う、てる子さん。
しかし、坂の上に住んでいるため自分の足では無理だと諦めていました。
本人のやりたいことが分かった大川さんはてる子さんを後押しします。
医師である大川さんが万一の事態に備え見守ってくれるというので少し安心した、てる子さん。
いとこの家まで自分の足で歩くことができないか初めて挑戦することにしました。
ここがてる子さんが恐れていた100mほどの坂道。
上れないと諦めていた道です。
大川さんは、てる子さんの脈拍や呼吸を見守ります。
てる子さんのペースが少し落ちました。
急に無理をさせないというのも大切なポイントです。
大川さんの言うとおり少し歩いては休憩し再び歩くというようにしてみると。
この日、てる子さんは5分ほどかけて、初めて坂道を上りきることができました。
そして無事いとこの家に到着したてる子さん。
同世代の近所の人も加わり自然と話が弾みます。
声が出にくいと訴えていたてる子さんも積極的に会話を楽しんでいました。
てる子さんは、次もまた会おうと約束して別れました。
それから3週間。
再び、てる子さんを訪ねてみると…。
震災前、日課だった家の掃除を再開していました。
いとこの家まで歩いて行けたことが自信につながり、以前の生活を少しずつ取り戻し始めていました。
家族の対応にも大きな変化がありました。
生活不活発病を防ぐためには役割を果たすことが大事だと聞いた息子夫婦。
掃除は、てる子さんにお願いするようにしました。
次第に外出する機会も増えてきたてる子さんにうれしい出来事がありました。
一時は諦めかけていた孫の結婚式に出席するため仙台まで出かけることができたのです。
すると、かわいがっていた孫から手紙を手渡されました。
頑張って出席してくれてありがとう、だって。
そこには、おばあちゃんに会えたことへの喜びのことばがつづられていました。
日に日に体を動かすことが楽しくなってきた、てる子さん。
最近では頻繁に買い物や美容院にも出かけるようになっています。
いい結果が出たんじゃないですか。
柳澤⇒テレビカメラが入っているから無理してるわけじゃないですよね。
室井⇒床がピカピカだったもん私より確実に。
内藤⇒乱暴な言い方だけれども気からというじゃないですか、気持ちで大きく体を変えるような気がするな。
大川さん、じゃあ、今からやりたいことを始めましょうということだけではないんですか。
やりたいことを周りが見つけてあげるということが必要です。
周りの支援としてはお年だと、ことばは強いですけれどもやる機会を奪ってしまうということに結果的になることもあります。
お年を召していらっしゃるから手伝ってあげることがいいことだろうというふうについ手を出してしまう。
出しすぎてしまうということにもなります。
自分にも使命が課せられたような感じになっているんですね。
人の役に立っている、やりたいことをやってそれによって自然に頭も使うということです。
室井⇒あれもうれしいかもお子さんに、お母さんの得意だったあの料理が食べたいって言われると、そういえばどうやって作ったかなとか。
そういう本当にやりたいことだから、やりたいことというのはご家族だからこそ分かるということが多いと思います。
ですから同居していらっしゃる方だけではなくて遠くに住んでいるご家族も、どういうふうにしたらよく動いてもらえるかというか楽しい人生を送って自然に体や頭を動かす機会をどうやったら、増やせるのか一緒に考えていただければと思います。
柳澤⇒大川先生、最初についていらっしゃいました。
大川先生がたくさんいらっしゃるわけではありません。
あのようにするためにはあちこちいくわけにはいかないでしょ、どうしたらいいかな。
心拍数とかいろいろ考えながらついてあげないと。
考え方として2つ基本があると思います。
1つは私のような専門家としての役割というのが1つあります。
ですがそれがいちばん大事なことではなくて生活を活発にするというのはやはりだからこそご本人だからこそ分かることもあるんです、それもぜひ忘れないようにしていただきたいと思います。
小さなことでもいいですね。
室井⇒そのことについていい案があります、もう片方のいとこのおばあちゃんに行く前に電話をかけて遅かったら途中まで迎えに来て見に来てもらうとか両方のおばあちゃんが協力する。
やりたいことが特にあまりないときはどうすればいいですか。
本当は、やりたいことはあるんですよ。
話を聞いていかなければいけませんね。
話を聞いたり、昔のちょっとしたことを思い出すとかそういうことで、やはり年寄りだからこんなことをしてはいけないのではないか、無理をしてはいけないのではないか、年寄りだからこんな楽しみだとか遊びだとか趣味をするなんて言ってはいけないのではないか、ご本人も思ったり、また周りの人たちもそう思い込んだりということもあります。
お年寄り扱いするなということです。
瀬田⇒お年寄り扱いをしないで寄り添うことが大事だと分かりました。
震災後という意味でいいますとこの3年、生活不活発病の予防に取り組んできた仮設住宅があって実際に成果をあげています。
南三陸町の隣にある登米市の仮設住宅です。
ここでは被災した南三陸の町民およそ300世帯が避難生活を続けています。
午後2時、集会場に続々と入居者が集まってきました。
実はこの日は、毎月1回開かれるチョイ飲み会の日。
部屋に1人引きこもることが生活不活発病につながると考え震災のよくとしから始まりました。
あと誰も飲まないもん。
きっかけは町から配られたこの冊子。
そこで初めて生活不活発病の恐ろしさを知った自治会長が中心となり対策に乗り出したのです。
今では仮設で暮らすお年寄りの8割以上が参加し人づきあいの輪が広がっています。
でも実はその陰にはさまざまな工夫がありました。
その1つがお酒。
当初は、お茶を飲む会だったため集まったのはほとんどが女性でした。
そこで、お酒も飲めるようにしたところ男性の参加者も少しずつ増えるようになったのです。
さらに棟ごとに担当者を決めチョイ飲み会の開催を知らせる手紙を一人一人に手渡しします。
実は、こうした戸別訪問には住民の近況を知るというねらいもあるのです。
さらに、日常生活の中でみんなが集える場所として作ったのが、こちらの交流広場。
生活不活発病の予防のためには体を動かせる場所が必要だと住民みずから自治体に掛け合い土地を整備してもらいました。
今ではグラウンドゴルフをはじめ毎朝のラジオ体操などそれぞれの好みや体調に応じて運動を楽しめる憩いの場になっています。
グラウンドゴルフに参加するようになって体調が改善した後藤登さん。
以前は周りに知り合いもなく引きこもりがちだったといいます。
チョイ飲み会で誘われたことがきっかけで、参加し始めました。
今では、親しい仲間もでき毎日広場に来てグラウンドゴルフを楽しんでいます。
南三陸町の平貝では農作業をきっかけに活動的な暮らしを取り戻している人たちがいます。
新たに打ち込めることを生み出し生活不活発病の改善につなげようと住民みずから農園を作りました。
中心となったのは近くの仮設住宅に暮らす20人。
それぞれ自分の畑を持ち思い思いの野菜を栽培しています。
ここはもともと雑木林が茂る荒れた土地でした。
農地に整備する際ボランティアの人たちが協力を申し出てくれました。
しかし住民が頼んだのは木の伐採など重労働だけ。
できることは自分たちでやろうと考えたからです。
手間暇かけて自分で耕した畑とそこで育っていく野菜。
毎日のように畑に出ることで衰えていた体力が回復する人も出てきました。
その結果野菜を育てるだけでなく仲間のために活動を始めた人もいます。
こちらは料理が得意だという佐藤きよ子さん。
畑の野菜で料理を作り最近では仲間にふるまうようにもなりました。
元漁師の佐藤庄太郎さん。
日曜大工という特技を生かし腰掛け用のいすを作製。
その数は1つ、2つと増え畑の至る所に置かれています。
今では仲間全員が愛用しています。
さらに、生活不活発病を克服し震災まで携わっていた仕事を再開しようと動き始めた人もいます。
67歳の鈴木時男さんです。
急な山道に息が切れるカメラマンを尻目に鈴木さんは、すたすたと上っていきます。
柳澤⇒カメラマンの息なんですね。
瀬田⇒いったい、どこに向かっているのかというと。
ここは兼業農家だった鈴木さんが震災前まで耕していた畑です。
この3年、避難生活で足腰を弱めてしまったため放置せざるをえませんでした。
しかし、農園に通うようになり体力を取り戻し去年から再び耕し始めたのです。
鈴木さんは、これからも少しずつ畑を広げていき野菜の販売を再開したいと考えています。
内藤⇒やっぱり体を動かすと心も動くということではないですか。
直結しているような気がします。
瀬田⇒暮らし、日々の活動をもう一度見直してみるということが非常に重要です。
それが逆にまわってしまうと動かないと動けなくなってしまいます。
根本のところです、もう一度考え直してほしいと思います。
ではニュースをお伝えします。
岸田外務大臣は、イスラム過激派組織イスラム国のメンバーと見られる男が、日本人2人を殺害すると話す映像が公開されたことを受け、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、テロに屈しない考えを伝えるとともに、2人の早期解放に向けて協力を要請しました。
ヨーロッパを訪問している岸田外務大臣は、日本時間のきょう午前、訪問先のロンドンで、今回の事態を巡り、アメリカのケリー国務長官と、およそ10分間、電話で会談しました。
この中で、岸田大臣は、アメリカ国務省が談話を発表し、いち早くわが国への全面的な支持と連帯を示したことに感謝する。
日本はテロに屈することなく、国際社会のテロとの戦いに貢献していく。
事実関係に関する情報収集と早期の解放に向けて支援を頂きたいと述べ、協力を要請しました。
これに対しケリー国務長官は、全面的に協力し、緊密に連携していきたいと応じました。
これに先立って、岸田大臣はフランスのファビウス外相とも電話で会談し、イラク、シリアやその周辺国へのおよそ2億ドルの支援は避難民などの支援のためであり、そのような努力へのイスラム国の対応は、イスラム国の残虐な本質を露呈するものだと述べたうえで、情報提供などの協力を要請しました。
次です。
全国のコンビニエンスストアの去年1年間の売り上げは、消費増税の影響やネット通販との競争激化などから、既存店どうしの比較で、前の年を0.8%下回り、2年連続の減少となりました。
日本フランチャイズチェーン協会によりますと、全国のコンビニの去年1年間の売り上げは、9兆7309億円余りで、3.6%増加しました。
しかし、新規出店や閉店を除いた既存店の売り上げは8兆8314億円で、前の年を0.8%下回り、2年連続で減少しました。
これは消費税率引き上げや天候不順の影響などで消費が落ち込んだことに加え、急速に利用が拡大するネット通販など、ほかの業態との競争が激しくなったことが主な要因です。
大手コンビニ各社の店舗数は、5万店を超えて飽和状態になりつつあると指摘されていますが、来年度は出店を拡大するかどうかを巡って、各社の対応が分かれる見通しです。
一方、ライバルのネット通販と連携するなど、サービスの多様化を進めるコンビニもあり、今後の売り上げを拡大できるかどうかが課題となっています。
では全国の天気、まず雲の様子です。
日本列島には西から雲が広がってきています。
低気圧が近づき、天気が下り坂に向かっています。
きょうの天気です。
沖縄と九州は昼ごろから雨でしょう。
中国、四国や近畿も夜には広い範囲で雨となりそうです。
関東は夕方から雨で、内陸や山沿いでは雪の混じる所があるでしょう。
東北の南部も夜遅くなると雪が降りそうです。
きょうは生活不活発病について考えています。
有働⇒皆さんからいろんな提案を含めてきています。
埼玉県の方です、介護職をしています、東日本大震災の際も避難所でボランティアに行きました。
避難生活の中で生活不活発病に陥り、後に歩行状態が悪化する方が多いのを見ました。
気になったのが避難所は地べたに座り込んでおりいすが少ないことでした。
地べたに座っている状態から立ち上がるよりも、いすから立ち上がるほうが足腰の負担は少ないと思います。
これも大川先生、どうですか。
大川⇒そうですね、避難所の中では日中座っていられる場所があるということが大事かと思います。
床に座っていると、つい横になり痛くなってしまいますよね。
そういうことで座っていることは大事なことです。
次です、埼玉県40代の方です。
40代専業主婦です。
主人の転勤で子どももいないため2年ぐらいで知らない土地で暮らすという生活を50年以上続けています。
環境に慣れてきても、どうせ知り合いもいないし心を開いて話ができるとも思えないし引きこもることが多くなっています。
正直、すべてがどうでもよくなり趣味はおろか家事をする気力もありません。
これも生活不活発病なんでしょうか。
どうすれば治るんでしょうかということです。
まず生活不活発病というのは高齢者がなりやすいんですけれど高齢以外の若い方でもなるそういうことですね。
そこをまずご注意いただきたい。
もっとご自分の人生ですもの楽しんでいいんじゃないかということで楽しむことを考えていただくそれが基本でそれによって自然と体も動くというふうに考えられたほうがいいと思います。
そのようにいかないから外に出られないという感じでいくんですよね。
きっかけとかありますか。
実はそのようになるのは悪循環に入ってしまっているからそこを抜け出すのは難しいんですけれど調子が悪くなる前から、ここでどうやって楽しむかと考えていただくほうがいいと思います。
調子が悪くなっている状態のときにここで関係を作っても、またどうせ引っ越さなくてはいけないんでしょうという気持ちでどんどん陥りがちじゃないですか。
この状態はどうしていけばいいですか。
まず1つはどうせ、ということではなくて楽しみたいことは楽しみたいこと好きなことということは実はあるんですよね。
それからもう1つは何も考えられなくなっているということは昔のご自分のお友達でもいいし肉親の方々に、そこは遠慮なくこういう状態なんだけど、とどんどん愚痴りましょうよ。
こんなことをしたいとおっしゃったほうがいいんじゃないですか。
内藤⇒治るということですよね。
いろんなことを知ることですよね。
今、ご連絡をいただいた方ももしかしたら、悪循環に入っているかもしれないと、まずは気付かれたわけですからそれはむしろスイッチを入れようと自分で思っていらっしゃる良循環のほうに入ろうとしているわけですから。
柳澤⇒気づいたということは循環を変えるタイミングなんですね。
気付くことがいちばん難しいんです。
いちばん大事なことなんです。
気付かれたわけですから愚痴るなりぼやいてみたりもう少し構ってよとおっしゃってもいいんじゃないでしょうか。
自分が頑張って生活を変えなくてはいけないと思わなくてもいいんじゃないかと思います。
そのほかにもファックスいただいています。
また後ほどご紹介します。
続いて山田君です。
山田⇒今、少し台が高めでしたが瀬田君仕様になっています。
きょうはホットな家電についてお伝えします。
街で、その家電について聞いてみると…。
皆さんにひどい言われようの家電。
それは、ホットプレート。
でも、使わないなんてもったいない!今、超便利と再ブレークしています。
都内の家電量販店です。
今、ホットプレートが進化しているんです。
こちらの店に並ぶのはさまざまな機能を兼ね備えた最新型の40種類。
その売り上げは、前の年に比べて3割も増えています。
例えばこちら、かわいらしいデザインのホットプレート。
軽くてコンパクト。
女性に人気です。
また、こんな工夫があるものも登場しています。
取っ手がついているので持ち運びしやすくこれなら食卓に持っていくのも楽ちんですよね。
さらに、プレートが陶板でできているものも。
熱がじっくり伝わり肉がジュ—シーに焼き上がるといいます。
そして、ホットプレートといえば焼くが定番と思っているあなた。
甘い!実は今、流行に敏感な料理ブロガーがその新たな使い方を提案。
蒸し物からごはんものまでホットプレートを使えばさまざまな料理が簡単に作れるというんです。
中でも、かめ代さんはホットプレート界のカリスマ的存在。
研究歴は20年を誇りそのレシピは100種類にのぼります。
ということでホットプレート使いのカリスマかめ代さんを訪ねて岡山県倉敷市にやって来ました。
こんにちは。
こちらがその達人かめ代さんこと料理研究家の亀山泰子さんです。
ホットプレートを、より使いこなすためのポイントは?それはずばり、ふたです。
ふたを使った亀山さんイチおしの蒸し料理がこちら。
焼き肉ならぬ蒸し肉です。
肉と野菜を並べて、塩こしょう。
水を回し入れたらあとはふたをするだけ。
ポイントは最も高い温度に設定して蒸すことです。
途中でキムチをトッピングして合計7分蒸したら完成。
出来上がりですか、これ。
はーい。
サンチュに包みたれと一緒にいただきました。
油を使ってないのでとってもヘルシー。
そして気になる油跳ねも抑えられます。
また、ふたを使えば煮込みハンバーグもできちゃいます。
ホットプレートなら煮崩れせずに一度にたくさん作れます。
さらに、お客さんを招いたときにも大活躍。
この日ふるまっていたのはマーボー豆腐だったんですが作り方がちょっと変わっています。
豆腐は丸ごと入れて、食べる人に自由に崩してもらうんです。
これならイベント感覚で楽しめますよね。
お母さんも少し楽できちゃいます!ホットプレートでずっとほかほかなのもうれしいですよね。
内藤⇒すばらしい。
音が聞こえていると思いますけれど朝食をご用意いたしました。
和洋2つです。
まず画面の左側こちらが洋食です。
野菜炒め、ウインナー、目玉焼きそしてトーストです。
全部1つのプレートで作れます。
ちなみに目玉焼きですけれどパプリカで型を取っています。
おしゃれですよね色もきれいです。
そして和風はクッキングシートを敷いてお魚を焼いています。
炒め物もできますので。
かつ、保温していつまでも食べられます。
室井⇒本当に楽、ホットプレート息子の友達5人とか6人とか泊まりに来るじゃない。
夜、焼き肉やるでしょうそうしたら片づけないでおくのよそうすると昼で焼きそばやるじゃない。
また、ちょっとおなかがすいたと言ったらそこでチャーハンを作ってもいいしお好み焼きをやってもいいし一日出しっぱなし。
もともとテーブルについているものと思えばいいんだよね。
今、奥のほうにしまっている方もきょうの昼から使えますからぜひ試してください。
置いておいてそれだけ洗いにいけばいいんですね。
柳澤⇒ほっとかないでとか言いたかったんでしょう。
山田⇒そうじゃありません柳澤さんに譲ろうと思っていました。
有働⇒1人暮らしはホットプレートは下駄箱に入ったままですよ。
ちょうどスペースがあるので。
小さいのもありますよ。
室井⇒鍋ができるものもありますよ。
2人になるかもしれないんだから大きいのを買っておきなよ。
山田⇒少人数用もあります。
内藤⇒ふたがあることによってだいぶ違うんですね。
いろんな料理ができるんですね。
柳澤⇒料理だけじゃないよ、金属で熱の逃げやすいものを載せるとはんだ付けしやすいんですよ。
いろいろ使えます。
有働⇒NHK的にはきちんと使ってください。
山田⇒ホットプレートについてお伝えしました。
続いてはこのコーナーです。
アッキー⇒岡山県浅口市鴨方に来ています。
おはようございます。
きょうのピカピカはこちらにありますよ。
あははは。
見えてきました麺を箸を使って器用にのばしています。
さすが皆さん熟練の腕前ですね。
のびた麺が美しくて芸術のようですよね。
本当だね。
スタジオの皆さんも分かりましたね。
きょうのピカピカは、手延べ。
うどん!うどん!そうめんと言うかと思ったらよく分かりましたね、そうなんですよ。
そうめんと呼ぶにはちょっと太いですよね。
手延べうどんでしてこの鴨方は、日本一の手延べうどんの生産量を誇っている地域ということなんです。
皆さんが今、行っているのが冬の湿気の少ない時期に外で麺をのばして乾かす門干しという作業なんです。
風に麺がひらひらと揺れてすごくきれいですよね。
きれい、きれい。
製麺所の四代目河田紘志さんです。
おはようございます。
河田さん、もともと、ここは手延べそうめんが有名な地域だったということなんですけれども、昭和50年代ごろから手延べうどんにも力を入れ始めたということですが、どうしてですか。
そうめんだけしか作っていなかったんですけど、うどんを作って売れないかということで手延べうどんを始めて人気がよかったものですから皆さんが作るようになって日本一になったんです。
ほかの地域と違うものを作るという意味があったということなんですね。
そういうことですね。
今では日本一の生産量を誇る手延べうどんの産地ということです。
手延べうどんですけれどもうどんの生地から麺、うどんが完成するまでおよそ30時間もかかるという時間と手間がかかるうどんなんです、というのも一気に…。
大変なんだね。
一気に、この長さまでのばすことできませんから徐々にのばしてそうしたら寝かせて熟成させる、これを繰り返すんです。
寝かせて熟成させることによって小麦の中に含まれるグルテンという成分が結び付いてうどんの、もちもちとした食感が増えていくということなんです。
そしてあともう1つ、手延べうどんにしか出せない麺の質感というのがあるんです。
手延べうどんの生地と手打ちうどんの生地、電子顕微鏡で見た写真があるんです。
どういうことなの?粒々しているね。
手打ちうどんの生地に比べて手延べうどんの生地は横方向に均一に繊維がのびているのがよく分かりますよね。
1つの方向に伸ばしていきますので手打ちとはまた全然違う表面をしているということです。
手延べうどんではないと味わえない繊維のつるつるとした。
つるつる感が出るんだ。
1方向に伸びていますので、この表面が手延べうどん独特のつるつるとした食感を生むということなんです。
今まさに門干しで、麺をのばしていますけれども今回、特別に僕もこの手延べの作業を体験させていただけるということです。
大丈夫?室井⇒失敗しちゃうよ。
僕も小豆島とか、名古屋とか愛知のほうで手延べそうめんの体験をやっていますから、ここはそろそろうまくいっちゃいますよ。
まずは師匠、お願いします。
入れて広げて。
門干しは大変なんだよ。
入れるのが難しい。
中継が終わっちゃうんじゃないの。
時間、切っちゃだめだよ。
どれだけかかっているの?持ち上げて。
師匠いいですか。
ほら、一気に。
河田さん、どうですか?結構です。
最高。
優しい。
内藤⇒手伝ってもらっていたじゃない。
乾燥させると手延べうどんが出来上がるということです。
おすすめの食べ方を用意していただきました。
製麺所の中なんですけれども特別に用意していただきました。
鴨方の主婦の方に用意していただきました。
おはようございます。
おはようございます。
笑顔がすてきな山本明子さんダブルアッキーですね。
おすすめの食べ方、お願いします。
うどんすきです。
最高ですね。
山本さんは、うどんすきがいちばんおすすめの食べ方ということで、具材もいいですね。
かきやえび、いろいろお野菜も入っていてなんで、うどんすきの食べ方がおすすめなんですか。
手延べうどんというのはいくらグツグツ炊いても煮崩れがないんです。
そうなんですか、煮崩れしないということですね。
それで、わが家では来客があったときには、地元の具材を集めてグツグツ煮てみんなで鍋を囲みます。
煮崩れしづらいということでうどんすきに向いているということですね。
うどんの表面が大変、美しいですね。
いただきます。
どうぞ。
つるつるだからね。
有働⇒コシもあるんだろうな。
室井⇒おいしそう。
どうですか?アッキー⇒はいはい。
あれですねすごいコシが強いというよりはもっちり感がすごいですね。
もっちりとしていて、表面はやっぱりつるつるです。
のどをつるつると通り過ぎていく。
気持ちいいですね、麺が。
佐藤さんお待たせしました。
もう1つおすすめの食べ方があるということで。
ホットプレートがありますね。
お好み焼きということです。
これに、うどんはあんまり関係ないんじゃないのと思うんですがまだ焼いている途中ですがチーズのように見えるのがうどんということですね。
うどんとねぎだけで作っております。
バチと呼ばれる部分だそうですね。
このバチでお好み焼きを作っています。
河田さんに持ってきてもらいました、どこの部分ですか。
ちょうどかかっている端の部分で商品にはならない部分なんですけど地元ならではということですごくこの部分はおいしいですよ皆さん大好きなんです。
佐藤さんも大好き。
ここが好きという方もたくさんいらっしゃいます。
産地ならではの食べ方ですね。
びっくりしましたがお好み焼きもいただいていいですか。
どうぞ。
うどんやそばを、お好み焼きに入れることはありますがバチの部分は、なかなかないですね。
いただきます。
内藤⇒おいしそうだな。
おもしろい。
何て言うのかな…お好み焼きに、お餅が入ってるときがあるじゃないですかそのようなちょっともちもち感が似ているといいますかすごくおいしいですね。
子どもたちも大好きです。
皆さんきょうは、どうもありがとうございました。
最後に一緒にいきましょうか鴨方の手延べうどんはピッカピカ〜!ピッカピカ〜!からの。
つるつる!つるつるうどん、おいしかったです。
ホットプレートも使っていましたね。
ありがとうございました。
続いては、こちらのコーナーです。
駒村⇒♪「いつでもいつでも」♪「彼
(カレー)は」同じ味になっちゃうの〜!♪「私の私の彼
(カレー)は」もう飽きたって言われるの〜!おいしいカレーを教えて江上さ〜ん!江上⇒はい。
ということで、きょうはカレーのお悩みです。
うふふふ。
お待たせしました。
はいしか言っていないじゃないですか、お芝居をもっとやるのかなと思ったんですけど。
江上⇒全力の、はいです。
カレーが関わってくるんだろうなと思いましたけど。
予感どおりでございます。
きょうのゲストは料理研究家、江上佳奈美さんです。
よろしくお願いします。
断ってもよかったのに乗ってくれてありがとうございました。
助かります。
カレーのお悩み長野県の方からいただきました。
いつも同じ味というのもいいんだけどね。
でもきょうは、ちょっといつもと違うカレーを教えていただきます。
その名もマッサマンカレー。
マッサンじゃなくて?マッサンじゃなくてマッサマンカレー。
マッサンじゃないよと書いてあるね、どういうことですか。
マッサマンカレーはタイの南部のカレーです。
そういう名前のカレーがあるんだね。
ココナツミルクを使ってちょっと甘辛いマイルドなタイプのカレーなんです。
きょうは日本のあるものを入れて江上さん流に仕上げてくださっています。
マッサマンカレー。
もう一品、きょうは春雨とかぶのエスニックサラダも教えていただきます。
エスニックな。
タイ風の気分で。
まずはマッサマンカレーからです。
きょうは4人前で材料をご紹介します。
鶏肉が入ってきます。
鶏肉とたけのことじゃがいもです。
この3つが入ります。
鶏もも肉は一口大に切ってあります。
たけのことじゃがいもを切ってもらいましょう。
まず、じゃがいもです。
鶏に合わせてころころに切っていきます。
小さめの乱切りのような形で切っていただければ結構です。
じゃがいもは水に。
少し、さらしていただけるとよろしいと思います。
このカレーマッサマンカレーはお芋が入るのが特徴なんです。
じゃがいもが入ることもあるんですが、さつまいもを入れることもあるんです。
甘ったるくならないんですかね。
ちょっと甘くなります。
それが特徴といいますかそれから、たけのこも日本ではあまり入れないんですけれどもタイは比較的たけのこが、たぶんどんどん伸びるんでしょうね。
伸びるから。
伸びてしょうがないんでしょうね。
食べ慣れると歯応えがこりこりあって和風のものとはまた違うおいしさがあるかと思うんですけど。
国によって伸びる速さが違うのかな。
温かいので。
本当ですか。
すみません。
裏をとっていないんじゃないですか。
とっていません、すみません。
沖縄のたけのこがいちばん先に出回るじゃないですかすみません反論して。
鍋にサラダ油を引いて炒めましょうかね。
そうしましょうか、こんなときは。
油を熱していただいてにんにくとしょうがのみじん切りですね。
それから、たまねぎのみじん切りも入れていきます。
中火で10分ほど炒めます。
火は少しじっくりです。
マッサンでも見ながら、10分から15分炒めていただきまして。
録画したやつでも見ながら。
「あさイチ」が見られなくなっちゃう、困りますね。
夕方に。
10分ほど炒めたものご用意しています。
鍋の柄は取れませんよ、イノッチさん。
取れるやつですよね。
取れます。
ほら取れたよ。
やったぜ!そんなことをして遊んでる間に炒まりました。
そうしたら、ここでとうがらし入れますね。
とうがらしの量はお子さまならなしでもかまいませんしお好みで入れてください。
それから今、カレー粉を入れましたが本場のものはここでターメリッククミン本格的なスパイスを入れるんですが家庭向けですのできょうは普通のカレー粉を入れましょう。
そこでそしてここで鶏肉も入れます。
タイの方はあまり炒めないで先にココナツミルクを入れる方も多いんですが日本人の方、ここで炒めたほうが香ばしくていいですね。
ここでポイントです。
ピーナツバターを入れます。
これでコクが出るんです。
これを入れるとぐっとコクが出ます。
皆さん、最近はおうちにピーナツバターがあるおうちも多いと思います。
コクが出そうだもんね。
甘みが入っているタイプですね。
なければ、練りごまを入れていただいてもいいです。
要するに、ナッツ系ですからね。
甘みを足したほうがいいですか練りごまの場合は。
そうですね、お好みで。
ココナツミルク自体も甘いですのでお好みで足してください。
ここでココナツミルクを入れます。
たっぷりですね。
本当だ。
すぐにカレーっぽくなるものですね。
最近はココナツミルクも缶詰タイプや粉末タイプいろいろあります。
ちょっとした大きな食料品店に行かれたらあると思いますのでそれをお使いいただければと思います。
そうしたらここでことこと煮ていきますね。
その間に、きょうの隠し味です。
本当のタイは暑いのでタマリンドという酸っぱい果実を食べるんですけどそれはなかなか日本にないのできょうは代用に梅干しを使いたいと思います。
私はタイで海に友達と遊びに行ったらタイ人の友達が途中でこれを食べない?と言ってタマリンドを出してくださったんです。
本当に酸っぱくておいしかったんです。
梅干しみたいな感じですか。
はい。
暑いところなので疲れが取れますね。
塩分もとっておかないとね。
そうしましたらこれが私流といいますかタマリンドの代用になりますね。
それからお好みでナンプラーを入れます。
これがやっぱりタイっぽくなりますね。
もしナンプラーがなければおしょうゆやお塩、あとはアンチョビなんかでも、同じ魚系ですから、よろしいかと思います。
こんな感じで10分から15分ふたをして煮ていきます。
10分ぐらい煮て味がなじみましたら、ここでじゃがいも。
本当は10分ぐらい煮てくださいね。
煮たあとですね。
たけのこも入れていただいて今さらさらですがだんだんとろみが出てきます。
とろっとなってきます。
そうしたら最後にシャンツァイの茎のところぱらぱら入れて葉っぱは上に散らしていただくという形でよろしいと思います。
10分から15分煮て盛りつけます。
ではエスニックサラダにいきましょう。
先ほどのカレーが濃厚ですのであっさりとしたサラダを作ります。
大体4、5分、熱湯でゆでていただいて水に取っていただいてそのままだと食べづらいので食べやすい大きさに切ってください。
次は、かぶですね。
皮をむいていちょう切りに切っていただきます、夏場ですときゅうりで大丈夫です。
季節的に今はかぶがおいしいです。
そして、きくらげです。
4gぐらいです、7枚ぐらいです。
きくらげは膨らんでしまいますので、少しで結構です。
パッケージに書いてあるとおりに戻していただいて千切りです。
黒が入るとアクセントになります。
パイナップルは南国調にしたいので使います。
きょうはこれを10個ぐらいに食べやすいぐらいに切っていきます、もちろん生のパイナップルでも構いませんよ。
果物が入ったほうがいいんですか。
エスニックなので南国の感じが出ます。
かぶ以外は乾物と缶詰です。
おうちの乾物いれに入っているもので作れます。
何かないかなと思っていただいて作っていただきたいと思います。
ドレッシングを作ります。
もちろんレモン汁は、お酢でも大丈夫です。
ナンプラーがなかったらお塩などでも大丈夫です。
少し混ぜていただきます。
そこに春雨ですね。
甘くてちょっとしょっぱ辛くてそれから酸っぱくってそれでピリ辛というのがエスニック料理です。
甘くて辛くて酸っぱいそれがエスニック料理のサラダの特徴です。
シャンツァイの茎も入れます。
シャンツァイがお嫌いでしたら苦手な方は小ねぎでも大丈夫です。
バジルとかですね、それでもよろしいかと思います。
これを盛りつけます。
黒が入ると締まるんですね。
華やかにしたければ、これにプチトマトとかを入れていただいても華やかになっておいしいかと思います。
そして上にお好きな方はシャンツァイを散らしてください。
爽やかなエスニックサラダの出来上がりです。
春雨とかぶのエスニックサラダ完成です。
では皆さんに試食していただきましょう。
柳澤⇒いただきます。
内藤⇒アジアな感じですね。
まずはマッサマンカレーから召し上がってください。
いただきます。
柳澤⇒サワディーカ。
おいしい。
梅干しの酸味が利いている。
梅干しって全然分からない。
本当に隠し味なんですけどね。
内藤⇒甘みはピーナツバターですか?ココナツミルクとピーナツバターの両方です。
これおいしいよ。
最近いろいろなところで話題になっていて、ちらほらとお店なんかでも見られるようになっている。
ココナツミルクですね。
世界的においしいと言われています。
うまくバランスがとれています。
サラダも食べてみてください。
内藤⇒これもいろいろな味が混ざっているんですね。
そうです、油を全く使っていませんのでココナツミルクの濃厚のあとに口がさっぱりします。
そういう感じがすると思います。
本当だ。
さっぱりするな。
本当にさっぱりと。
これがあるとないとではカレーだけだとちょっとこのサラダが口休めにあるのがいいんです。
ほぼ乾物でできてしまうので急にもう一品というときにですね。
あとはちょっとボリュームが欲しければここにハムを入れたりしていただいてもいいかと思います。
内藤⇒おいしい。
ご家庭でもお試しいただきたいと思います、きょうご紹介したレシピはdボタンを押せば「あさイチ」の放送時間内にデータ放送でご覧いただけます。
そしてこのコーナーでは皆さんの料理に関するお悩みを募集しています、「あさイチ」のホームページからメールでお寄せください、きょうは江上佳奈美さんに教えていただきました。
有働⇒続いては「妄想ニホン料理」きょうはジンギスカントルコの料理人が妄想力で立ち向かいます。
アナトリア高原からにょきにょき生える不思議な岩たち。
訪ねたのはカッパドキアの中心ギョレメの谷にある人気のレストランです。
肉料理を得意とするお三方に作ってもらうニホン料理はジンギスカン。
与えられるヒントはごくごく簡単。
では、妄想お願いします。
しばし無言。
すると…。
トルコじゃなくてモンゴルですけど…。
説明しよう。
トルコの人々はもともとモンゴル高原の近くに住んでいてそこから現在のトルコに大移動したのだ。
そのためモンゴル人とトルコ人はルーツが同じと彼らは考えているのだ。
レストランの裏手にある店の畑に向かったオーナーのレファイさん。
レファイさんトマトも摘みました。
ちゅう房に戻って、今度は鍋選び。
メインの食材は…出ました!ラム肉。
最初にラムの肉の脂身だけを取るんだ。
ラムのもも肉の脂身を細かく切ってみんなで選んだ鍋に入れました。
コンロで鍋に火をつけます。
脂が溶け出したらピーマンとたまねぎを入れます。
土鍋は火からおろしても冷めにくい!エムラシェフ、今度はラム肉を一口大に切ります。
ギュベチ土鍋の野菜の上にまんべんなく敷き詰めていきます。
日本のジンギスカンに似ているようですが野菜で土手は作りません。
こちらも切らずに丸ごと載せます。
ここで、店の畑でとれたトマトをスライス。
ラム肉のうまみを閉じ込めるようにまんべんなくトマトスライスでふたをしていきます。
ニホン料理への敬意を表してしょうゆの味付けに初挑戦。
熱々です。
さらに、オーブンへ。
200度で30分じっくり焼きます。
焼き上がりました!熱そうです。
カッパドキアの…じっくりと焼いたラム肉とほくほくのにんにく。
トマトのふたの下にはうまみとハーブの香りが熱々に閉じ込められています。
ラムの脂としょうゆの甘みとトマトの酸味が見事に混ざり合って食べ始めたら止まりません。
では、日本のジンギスカン見てくださいハン。
あれはあれでおいしそうでしたね。
有働⇒今週土曜日、夜11時半から総合テレビでご覧ください。
たくさんのファックスをいただきました。
きのう3シェフNEOで油揚げについてお伝えしました、短縮バージョンにもかかわらず340通もの、お声をいただきました、そこで紹介しきれなかったものをお伝えします。
油揚げ博士に変身していただいたありがとうございます。
柳澤⇒脂ぎっています。
業界の方に聞くと最近は品質がいいので油もいいということです。
油揚げをどう料理するかというときに例えばいろいろなだしをしみこませたいときは油を抜いたほうがいいとか、逆に油揚げに入っている油を利用して料理するということもできるそうです気になるのがカロリーです。
だてに油揚げを入れているわけではありません、大体1枚25gですけれどもどれぐらいのカロリーがあると思いますか。
大体ごはん1膳より少し少ないぐらいですね、96キロカロリーぐらいです。
何枚食べるかですけれども豆腐、半丁分、ということです。
いろいろな料理に使います。
有働⇒カロリーをうまく使ったお料理のアイデアです。
油揚げの思い出についていただきました、30代の方でした。
柳澤さん、冒頭にお伝えした日本人の人質について、その関連の質問です。
柳澤⇒一概に安全、危険ということは責任持って言えない部分があります。
イランの場合、国の仕組みがしっかりしています。
かなり警備、安全保障という部分で考えるとそんなに心配しなくてもいいのではないかと思います。
UAEについても都会化しています。
ただ1つ気になるのは日本でこうやって生活していると安全と水と空気がただと思っていますが外の世界に行くと僕たちの常識が通じないということがありますので、そのことだけは肝に銘じていただきたい。
行く前は外務省のホームページでもそうですがいろいろな地域に関する情報があります、もし行かれるのであればふだんから新聞の記事を読むときにもニュースを聞くときにも気にして心構えをしていただきたいと思います。
いしゅくして危ないから行ってはいけないと思うのではなくそれなりの準備をして行ったほうがいいかと思います。
有働⇒きょうお伝えした生活不活発病についてもいただきました。
どう生活を活発にできるように支援できますか、といただきました。
周りの家族であったり、親戚どのように対応できるか大川先生どうですか。
大川⇒まず、お母様、お父様はご家族に心配をかけてはいけないと思うから大丈夫、もういいよとかおっしゃることもあると思います。
そこはご理解いただいたほうがいいと思います、そのうえでなんですけれども無理して、こうしろああしろではなく、こういう楽しいことがあるからどうですか、というようにただ情報、こういうことがあるというふうに与えるだけでも効果があります。
ただ、お嫁さん、ある特定の人だけではなくてやはりお父様、お母様にいい関係を持っていらっしゃるほかのご親族の方に協力をいただくというのが効果的かもしれません。
どうしても一緒に住んでいないと遠慮してしまって踏み込むのはと思ってしまいます。
瀬田⇒遠慮というのは生活不活発病で考えなければいけないポイントです、先ほど紹介できなかったんですが実は環境の変化することがないに加えて、遠慮ということが、大きな要因になる、だからこそ震災のあとなどに起きやすいということです。
ぜひその辺はもう少し考えていただきたいと思います。
室井⇒ちょっと言い過ぎちゃったり、けんかしてみるのもたまにはいいんじゃない?だれにですか。
だからそんなに動かないで動いてみなよとか言ったらうるさいなと返してくるかもしれないしいつもそうなんだからと言ってけんかしてみるのもいいのではないかな。
それも1つの刺激、活性化につながりますか?大川⇒生活不活発病をきっかけにして若いころとは違って新しい親と子の関係を築くというふうに考えていただくのも方法かなと思います。
まず生活不活発病があるということを知っていただくということですが、1人でやっていらっしゃる、例えば読書にしましても本屋さんに行ったり図書館に行ったりすることによって、またほかのいろいろな情報も入りやすくなる。
図書館まで、本屋さんまで行く途中に例えばちょっとおいしそうなお店があるとか、ちょっとここでショッピングしてみようとかいうことで、部屋の中だけではなくてその趣味に関係した外の出来事。
刺激が入ります、いろいろな別のものに関心を持つきっかけになります。
ホットプレートについてもいただきました。
2015/01/21(水) 08:15〜09:55
NHK総合1・神戸
あさイチ「被災地に広がる“生活不活発病”」[字]

被災地に広がる“生活不活発病”▽ピカピカ日本「つるつるピカピカ 手延べうどん」(篠山輝信)▽解決!ゴハン「マッサマンカレー」【ゲスト】内藤剛志、室井佑月

詳細情報
番組内容
被災地に広がる“生活不活発病”▽ピカピカ日本「つるつるピカピカ 手延べうどん」(篠山輝信)▽解決!ゴハン「マッサマンカレー」【ゲスト】内藤剛志、室井佑月【キャスター】井ノ原快彦、有働由美子、柳澤秀夫,※「解決!ゴハン」はデータ放送 <中断>9:00−9:05 [字]ニュース・気象情報
出演者
【ゲスト】内藤剛志,室井佑月,医師…大川弥生,【講師】料理研究家…江上佳奈美,【キャスター】井ノ原快彦,有働由美子,柳澤秀夫,駒村多恵,【リポーター】篠山輝信,瀬田宙大,山田大樹

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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