報道ステーション 2015.01.20


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫「報道ステーション」です。
イスラム国と称する過激組織がですね2人の方を人質にとっている模様でそして72時間以内にどこから72時間かははっきりしないんですが多分、ビデオが発表されてから公表されてからじゃないかという見立てがありますが日本円にして236億円の身代金を要求している。
さもなくばというふうに言ってるんですね。
その日本人とみられる2人は誰かというと、こちらは去年の夏からイスラム国にもしかしたら身柄を拘束されているんじゃないかとずっといわれていた湯川遥菜さんではないか。
そして、こちらの男性はフリージャーナリストの後藤健二さんではないかというふうにいわれているんですが我々、「報道ステーション」でもフリージャーナリストの後藤さんにいろいろとお世話になりまして何回も中継で話を聞いたりシリアからのリポートなどいろいろと話を聞いておりますのでどう見ても、面立ち表情は後藤さんだというふうに思えるわけなんですね。
そして今回、このイスラム国がこういうことを企てているとしてこれ、大変周到に練られている可能性というのが見えるんですね。
安倍総理が中東を訪問しそしてエジプトのカイロをはじめ各国でイスラム国支援に関して2億ドルの支援をするということを表明したそれにあわせて同額のものを2人合わせて身代金として要求しているということです。
ここで、今日朝日新聞の恵村さんに加えて専門のお二方にお越しいただきました。
私の隣ですが中東に精通しておりまして過激組織にも詳しいテレビ朝日の外報部長の内藤正彦さんです。
よろしくお願いします。
それからもう一方後藤健二さんと我々が中継を結んでいる中で個人的にも後藤健二さんとも親交のある「報道ステーション」の大平一郎デスクです。
よろしくお願いします。
お二方にも後ほどお話を聞きます。
今日は中継などを交えてお伝えします。
まずはことのいきさつからです。
≫イラクとシリアで広大な地域を支配する過激派組織イスラム国。
≫イスラム教スンニ派の過激派組織イスラム国がインターネット上に投稿した映像だ。
中央に黒い服を身に着け黒い目出し帽をかぶった男が立ちその両脇にオレンジ色の服を着た男性がひざまずかされている。
映像では、2人の名前がテロップで表示される。
湯川遥菜さん。
そして、後藤健二さん。
≫男は、日本が資金を拠出し十字軍、つまりイスラム国に敵対する側に参加したと主張した。
この映像の冒頭にはNHKが海外向けに配信した安倍総理のスピーチが使われている。
17日に中東歴訪中の安倍総理がエジプト・カイロで行ったものだ。
≫イスラム国の映像で使われていたのは今の部分。
それに続く安倍総理のスピーチ。
≫イスラム国が日本が資金を拠出してイスラム国と敵対する側に参加したと主張しているのは今の部分についてと思われる。
そして…。
≫男は、2人で2億ドル。
日本円にしておよそ240億円の身代金を要求。
これは安倍総理が表明した支援額と同額だ。
72時間以内に支払わなければ拘束中の日本人2人を殺害すると警告した。
中東を歴訪中の安倍総理。
≫日本政府は関係閣僚会議を開き対策本部を立ち上げた。
また総理に同行している中山外務副大臣をシリアの隣国ヨルダンに派遣し現地で情報収集にあたらせる。
政府関係者によるとイスラム国の情報を持っているトルコやエジプトとの連携も視野に入れているという。
今回公開された画像。
向かって右側は湯川遥菜さん42歳とみられる男性。
湯川さんは去年8月シリアで反政府勢力の自由シリア軍と行動をともにしているときにイスラム国に拘束された。
≫このときの湯川さんは銃を所持しておりイスラム国にスパイ容疑をかけられていた。
この映像を最後に湯川さんの消息は一切、わかっていなかった。
一方、イスラム国が公開した映像の向かって左側にいる男性がジャーナリストの後藤健二さん47歳とみられている。
「報道ステーション」にもたびたび出演している紛争取材のスペシャリストでシリアには紛争に翻弄される市民たちを取材し何度も入っている。
≫ここは、町のモスクです。
あらゆるモスクが壊されています。
≫道を行く人々がちょっと足早で随分と多くの方が行き交っていますね。
≫そうですね。
もう、この時間日が落ち始めてきています。
こっちのほうは。
もう職場をあとにしてみんな、暗くなる前に買い物をしてそして、お家に帰るという時間なんです。
≫去年10月にもシリアの国境付近からイスラム国の取材をしていた。
≫この取材から一旦帰国。
その後、去年10月22日にトルコのイスタンブール経由でシリアを目指した。
そして、25日家族に宛て、トルコとシリアの国境の町にいて無事という連絡をしている。
だが帰国予定日の29日を過ぎても連絡が取れずイスラム国に捕まったのではとの憶測が広がっていた。
後藤さんの中東での取材協力者がテレビ朝日の取材に応じた。
≫帰国後には生まれ故郷の仙台でシリアの人々の暮らしについて話す予定になっていた。
≫湯川さんと後藤さんの出会いもシリアだった。
湯川さんがシリアのイスラム国ではない反政府勢力に捕まったときに後藤さんが助けたのがきっかけだ。
≫湯川さんはこのときは助かったがその後イスラム国に拘束された。
後藤さんはイスラム国に拘束された湯川さんの身を常に案じていた。
≫イスラム国はそもそも2004年にエジプト人のザルカウィ容疑者が設立したAQI・イラクのアルカイダを母体とする。
その後、何度か名称を変えアルカイダとも袂を分かつ。
現在、バグダディ容疑者が最高指導者の地位にある。
≫そのイスラム国が一躍世界の表舞台に登場したのは去年の6月のことだ。
イラクとシリアにまたがる広大な地域がその支配下にある。
主な収入源とみられるのが支配地域の油田から産出される原油の密輸と外国人を誘拐して獲得する身代金だ。
テロリストとは交渉しないという方針を掲げるアメリカとイギリスの人質は次々と殺害されているが身代金を払ったとされるフランス出身などの人質は軒並み解放されている。
国連の専門家パネルが去年11月に発表した報告書によるとイスラム国は身代金で年間およそ41億円から53億円を得ているという。
それに比べると今回、イスラム国が要求した1人あたりおよそ120億円という身代金は莫大な額だ。
改めて今回、イスラム国が投稿した映像を見てみる。
≫中央に立つ男が話す英語には強いロンドンなまりがあることがわかる。
実はこの男と同一人物とみられる男が以前にもイスラム国の映像に登場している。
≫これは去年8月の映像。
やはり強いロンドンなまりの英語を話している。
≫男はイギリスのメディアなどによるとイギリスで活動していたラッパーだとみられている。
≫これはロンドンでラッパーとして活動していたころの映像。
イスラム教徒である父親が不当に警察に逮捕されたとラップで訴える。
男は家族とロンドンに住んでいたが、おととしシリアへ渡りイスラム国に加わったとみられている。
去年8月の映像では男は拘束されたアメリカ人ジャーナリストジェームズ・フォーリーさんの首を切って殺害している。
≫映像については防衛副大臣からこんな指摘があった。
≫映像を再確認してみると拘束された2人の影が伸びる方向が違って見える。
また、顔にかかる影も画面中央に向かっていて2方向から光が当たっているように見える。
更に、2人の服を見てみても右にいる湯川さんとみられる男性の服ばかりに風が当たっている。
つまり、2つの映像を合成したともとれるのだ。
17日の安倍総理の発言が今回のきっかけだとすると2日あまりで、映像を編集する能力があるのだろうか。
イスラム国が拘束している人質の映像を出すのは去年の8月が初めてだ。
このときは、アメリカを中心とする有志連合がイスラム国に対する空爆を開始したあとだった。
では、今回日本人の人質の映像を出した理由はなんなのか。
≫ここで日本の対応なんですが官邸前の政治部の足立直紀記者。
足立さんそちらから伝えていただけますか?≫こちら総理官邸には午後9時前から外務省の齋木次官が入りまして菅官房長官に30分以上かけて最新の情報を報告していました。
そして菅長官も先ほど午後10時にはこちら総理官邸をあとにしてそのときには今日は戻らないといっていました。
なかなか、情報の大きな進展はないようです。
そして、政府なんですが2人の人命を最優先に対応に当たっているんですけれども現時点では映像の確認もままならないほど情報収集にてこずっています。
シリア大使館は情勢悪化のため3年前に閉館していて隣国ヨルダンから情報収集せざるを得ません。
政府は総理外遊に同行していた中山外務副大臣をヨルダンに派遣し現地で指揮を執らせることにしました。
夕方には総理官邸で関係省庁の閣僚会議が開かれたんですが安倍総理だけでなく岸田外務大臣と中谷防衛大臣もそれぞれ外遊中で今、不在です。
更に、中東歴訪中の安倍総理には当然なんですが外務省の中東専門家が大勢、同行していまして国内の司令塔情報収集機能が欠けた状態です。
また、今回の総理の中東訪問なんですがフランスでのテロ事件の直後になっただけにある外務省幹部からは出発前から発言次第では日本がテロのターゲットになりかねないと懸念が示されていました。
2億ドルの支援を表明したエジプトでのスピーチも安倍総理としては慎重に言葉を選んだはずだったんですが結果的に、イスラム国の標的にされてしまいました。
とにかく2人の命がかかったこの大事な72時間。
これを、どこが司令塔になってどのように連絡を取りながら事態を解決していくのか。
政府にとっては非常に難しい対応が迫られています。
≫足立さんの背景、後ろの入り口の部分、一部の明かりが今消えたところなんですけどそれはなんか…。
≫ちょうど先ほど菅長官が10時にこちらをあとにしたと申しましたがそのあとつい先ほどなんですけども官房副長官もあとにしたんですね。
事務方の杉田副長官だけは総理官邸に残って、深夜も対応するということなんですがこの官邸閉門してしまったという形です。
≫わかりました。
ありがとうございました。
それから、肝心の安倍総理がいつ、日本に戻ってきて陣頭指揮を執るのかどうか。
この辺りも気になるところではないかと思うんですが総理は先ほど、情報ではパレスチナ自治区のある地域でアッバス議長と会談をしてというそういう状況にあってそこで随行している記者がいるんですがいるんですが実はセキュリティー上の問題があるので、水頭記者は一体、今どこにいてというどこから中継かということすらも言えない状況の中でリピートを入れていただきます。
電話中継になりますが水頭さん、そちらはどこにいるかもいえない状況ですか?≫セキュリティー上の理由からどこにいるのかはお伝えできません。
安倍総理は先ほどパレスチナのアッバス議長と首脳会談を済ませて今回の人質事件に関しても情報収集の支援を求めました。
それに対してアッバス議長はできる限り支援をしていくと表明したので今、そういう状況になっていまして今回の事件はまさに、安倍総理にとっては大きなショックでした。
というのも5日にわたる中東歴訪も最終日に入っているので総理の周辺も成果があったと安堵の空気が流れていた矢先の出来事だったからです。
安倍総理に第1報が入ったのは現地時間の午前8時半で日本時間で午後3時半のことでした。
まず、午前3時前に東京の外務省で拘束されたとみられる2人の映像が確認されたあと報告を受けた安倍総理自身がビデオで確認したということです。
それで、たった今入った情報なんですけど安倍総理は当初の予定を早めて日本に帰国するという方針が今、決まったという情報が入ってきました。
安倍総理は当初はイスラエルに残って情報収集に当たるという選択肢もあったんですけれどもまず、真っ先に日本に帰って官邸に入って陣頭指揮を執るというような情報がたった今入ってまいりました。
≫そうしますとセキュリティー上の問題があるので、あまり推測で、ものを言えないんですが水頭さん日本時間で明日の例えば昼下がりとかもうちょっと前とかその辺りで、帰ってくるという流れになるんですかね?例えば。
≫まだ、詳しい出発の時間までは発表されていないんですけれどもとにかく首脳会談を終えて日本に帰国するということになったという情報が、たった今入りました。
≫はい、わかりました。
ありがとうございました。
ということなんですがこのあと、映像も果たして合成であるのかないのか。
≫まず、「報道ステーション」デスクの大平さんに伺いますけど一方のフリージャーナリストの後藤さんとみられているわけですが後藤さんの去年の10月辺りの足取りから詳しいですよね。
≫実は、10月25日この日にですね、ご家族のもとにテキストメッセージ携帯電話のですね。
それでトルコの国境に近いシリア側の町からメッセージがきています。
その時点では無事を知らせるメールでそれ以降ぱったりと消息が不明になっています。
これが最後の消息ということになります。
それ以降、ご家族のもとには何も連絡がないわけで何をしているのか取材を続けているのかそれとも、何かしらトラブルに巻き込まれたのかそれとも、拘束されたのかご家族は気をもんできたわけです。
もう3か月近くなりますけれどもその間全く不明ということになるわけですけどその間、私が聞いている限りではこのようにイスラム国から何回も脅迫メールがあったとか身代金の要求があったりとかそういうことがあったとは聞いておりません。
≫一部情報で去年の11月ぐらいに後藤さんのご家族にそういう身代金うんぬんの金額が全然違うようですけどそういうメールが入ったんじゃないかという情報も夕方、流れていたようですがどうもそれは今の段階では?≫その真偽はわかりませんが少なくとも、私はご家族と何回か話させいただく機会があったわけですけどもその中ではそういう話は聞いていません。
≫そういう中で後藤さんはどうして、仮にですけどイスラム国、あの過激派組織の方向に接するべくいったんだろうと。
もし仮にそうだとしたらその辺りは…。
消息を絶つ1か月前ぐらいなんですけど私直接後藤さんとお会いしましてお話させていただく機会があったんです。
シリア情勢について意見交換という形だったんですが。
そのとき、後藤さんがしきりに気にしていたのは当時の情勢に関してなんですけどちょうど当時はアメリカ軍がシリアのイスラム国を空爆し始めた時期と重なっていて。
後藤さんの一番機にしていたのは空爆で民間に犠牲者が出てるんじゃないか被害が出てるんじゃないかとしきりに言っていました。
そのことがまず、後藤さんがイスラム国にいったとしたならばこのことを見たかったんじゃ伝えたかったんじゃないかというのは想像できます。
あともう1点なんですけどVTRにもありました一緒に出ていると思われる湯川さん。
イスラム国の湯川さんの拘束に関して後藤さんは、なんらかの責任を感じていた節もあります。
ご家族もそれを感じているわけですけど直接、それに後藤さんが責任があるわけでは全くないんですがなんらかのシリアに湯川さんが行ってしまうきっかけを与えてしまったんじゃないかというような責任感、こういったこともあって後藤さんが湯川さんの足取りを追うというようなことも考えられます。
実際、後藤さんの足取りに関してなんですけどシリア国内でですね。
湯川さんがイスラム国に拘束された現場をたどったんじゃないかというようなことを後藤さんの取材協力者VTRにも出た取材協力者が言っています。
≫いわゆる我々がいうところのコーディネーターと呼びますけども。
≫ガイドのような役割をする方ですね。
ただ一方でイスラム国の支配地域シリア、すごい勢力が入り乱れていますのでガイドのような役割の人も何人か使っています。
今のところ3人ほど後藤さんは一緒に働いていたようですが3人、複数いるということで後藤さんの足取りが非常に見えにくくなっています。
どうやってイスラム国側に入ったとしたらどういう経緯なのか。
その後の足取りはどうだったかというのは非常にわからない点は多々あるところです。
≫大変慣れている方で用心深くて安全を期してという方なんだけど結果、プツンと10月の末以降わからなくなったということで心配なんですがそれにしても同時に内藤さんもよく知ってらっしゃると思うんですが話を変えましてねそもそも、この映像が合成であるか否かを聞く前に想像する前にまずオレンジ色の装束を着ている意味すらわからない方が非常に多いわけでこの辺りから。
≫これはアフガン戦争以降アメリカが容疑者をアメリカ本土を経由してキューバにあるグアンタナモ基地で取り調べをするんですがその中で最も重い罪テロに一番近い人物を取り調べるときに要するに最も罪が重いとみている取り調べを受ける人に着せていた服なんですね。
≫そこからきて、そのほかの外国人ジャーナリストのときにも必ずこの装束を身に着けさせると。
≫アメリカに対する当てこすりですね。
≫そういう中でまず、日本に対してイスラム国はそのほかの組織もそうですけど日本に対してはかつての流れからちょっと昔に、さかのぼれば印象はよかったはずですよね。
≫そうなんですよ。
もともとイスラム過激主義ジハーリストというのはアメリカですとかイギリスに対しては非常に強い憎悪を持っているんですが日本に対するイメージはもともとよかったんですね。
現地でもヒロシマ・ナガサキのことはみんな知ってますし。
ただ、テロとの戦いが始まったアフガン戦争からイラク戦争というような流れの中でアルカイダの当時のビンラディン容疑者が途中から日本を敵視するようなアメリカの政策にくっついていくだけだというだけで敵視はしていたんです。
ただ今でも、いわゆる敵視するグループがいないわけですよ。
積極的に敵視する国では日本は今でもないんですけどね。
≫そういう意味では17日にエジプトのカイロの会見を皮切りに安倍総理が2億ドルのイスラム国対策の支援は打ち出しましたがこれは内訳で見ると事実上は避難民の方々への支援つまり非軍事の支援なんだけれどもそこが、どうもイスラム国にはそういう感じで伝わっていないんですね。
≫確かに、安倍総理のカイロでの会見から2億ドルを抜き取って、いわゆる映像に込めてすぐ、2日で、これをアップロードしてくるというのは非常に早い反応だと思うんですけれども一方で2億ドルというのは非軍事部門の援助なんですよ。
だけども、やはりイスラム国を名指しで批判されたとちょっと感情的になってるのかなという節はありますね。
≫実際問題日本円にして230億円台。
こういうものを要求しているというのは本当に身代金を要求してるんでしょうかね?≫VTRにもありましたけれどもイスラム国の収入源というのは人質の身代金とそれから原油の密輸というのがありますよね。
この昨今の原油安でイスラム国の懐が非常にまずくなっているというような分析も現地では出ているんです。
ただ、いわゆる236億円ですか。
桁が1つも2つも違う。
実際、イスラム国が人質を解放することはあるんです。
去年スペインのジャーナリストが2人、解放されていますし同じアルカイダ系のグループで別組織ですけれども1人、7億でイタリア人解放されたケースもありますしただ、この額をいいますと身代金目当てじゃないように思うんですね。
やはりこの2億ドルというところにものすごく感情的になってそれに対する、非難の材料としてこの2人が使われたというような可能性としては大きいんじゃないかと僕は思います。
≫内藤さん、僕はラッパーの男ではないかとVTRでもいう。
やはりそうですかね。
≫英語の声色、体格ですとかしゃべり方これ、ロンドン生まれのエジプト系の。
ジェームズ・フォーリーというアメリカのジャーナリストを殺害予告ビデオに出てくるんですけど恐らく同一人物です。
≫大平さん、さっきも出てた陰の部分とかですとか日の当たり方とか陰の作り方いろいろ、いわれるんですがこれは背景が合成だという可能性も?≫背景が合成という可能性もあるんですけれどもこの陰の立ち方確かに、両方から光が当たって、それを照明だという見方もありますしこれはまた撮った時間帯が違うという見方もあります。
だから、2つの見方があると思うんですがこれだけ短時間にこれだけのものを作るということはやはり日本人2人を拘束しているということをいつか使おうといつか使ってやろうという準備をしていてその安倍さんの中東訪問このタイミングにあらかじめ何かしらのタイミングを計ってたんじゃないかともとらえられます。
≫恵村さんこういうことが起きまして大変、残念な状況でありますが気になりますね。
≫イスラム国というのはネット時代の申し子みたいなところがあって戦闘員のリクルートも含めてネットを巧妙に使ってきましたね今回の犯行声明も恐らく安倍首相の中東訪問の時期に合わせて一番効果的なタイミングで、世界に向かって発信したんだろうと思います。
そうした劇場型の手口を思えば身代金というより、むしろ世界に向かって日本を含めて自分たちの主張を訴える混乱を広げるという狙いが強いんじゃないかと思います。
日本としては安倍総理が言うように人命尊重と国際協調という2つが大事だと思うんですね。
日本はアメリカ主導の空爆には参加していませんし人道支援ですね食料支援とか避難民に対する医療支援とかそうしたことに力を入れてきましたしこれは日本にふさわしい非軍事の貢献としてこれからも大事だと思うんです。
人命尊重についてもこれまで中東地域で日本が培ってきた平和国家としての信頼ですね。
これを生かして人質救出に全力を尽くしていただきたいと思います。
≫そういう日本得意の部分を≫オリンピックでロサンゼルス、ソウルと2大会連続金メダル。
あの山下泰裕さんと幾度となく名勝負を繰り広げた斉藤仁さんが亡くなりました。
≫やりました、日本斉藤。
≫1988年ソウルオリンピック。
日本柔道は最終日まで金メダルゼロだった。
大きなプレッシャーの中怪我をしたひざに針を打ちながらも金メダル。
斉藤仁さん、54歳。
今日午前2時56分がん性胸膜炎のため亡くなった。
ロス、ソウルとオリンピック2連覇は日本柔道界初のことだった。
そんな斉藤さんが一度も勝てなかった柔道家がいる。
山下泰裕さんだ。
斉藤さんは著書の中でオリンピックでは勝ったが日本で勝てない気持ちをこう記している。
≫昨日から今日にかけ福島第1原発、第2原発で2件の死亡事故が起きた。
1件目は昨日午前9時ごろ第1原発で雨水をためるタンクを設置していた50代の男性作業員がタンクの天井部分にあるマンホールの穴からふたとともに落下。
全身を強く打ち病院に搬送されたが今日未明、死亡が確認された。
第1原発での作業中の死亡事故は去年3月の土砂崩れ事故以来2件目となる。
更に今日午前第2原発でも事故が発生。
廃棄物処理建屋の5階で装置の点検作業をしていた40代の男性作業員が器具に頭を挟まれ死亡した。
東京電力は昨日、落下事故が起きた柏崎刈羽を含めた3か所の原発の作業を中断。
安全点検を実施するという。
≫東京の葛西臨海水族園で起きているマグロの大量死問題。
今朝にかけて更に3匹のクロマグロが死に全滅寸前にまで追い込まれている。
大水槽には去年11月時点でクロマグロやカツオの仲間など3種類の魚が合わせて159匹いたが1か月ほど前から大きく減り始め今朝までに7匹になった。
クロマグロは残り3匹だ。
原因は一体なんなのか。
水族園では複数の研究機関に調査を依頼しており今日、そのうちの1つの機関からウイルスが検出されたとの報告があった。
しかし、そのウイルスが大量死の原因かどうかはまだわかっておらず引き続きほかの機関の検査結果も踏まえて死んだ原因を検証していくという。
≫原因はまだ、はっきりわかりませんけどこれは寂しいですよね。
うわーって回遊していた水族園でほんの数匹しかいない。
≫7匹だけになってしまったという。
≫今日は二十四節気の大寒です。
福島県の猪苗代湖ではしぶき氷を見ることができました。
こちら、岩や木の枝などについた波しぶきが凍ってできたものです。
今日は日中でも氷点下と厳しい寒さとなりました。
そして、こちらは北海道。
網走市には昨日、流氷が接岸しました。
この冬は強い北風が吹くことが多く流氷の南下が早かったということです。
本格的な流氷の季節が始まりました。
明日は冬型が緩んで高気圧に覆われます。
北日本は穏やかですが西から天気は下り坂なんです。
というのも夜になると九州の南に低気圧と前線が発生するんですね。
更に、南からも湿った空気が入る関東でも天気が崩れます。
ということで北日本は晴れるところが多いですが西日本や関東には傘マークが並んでいます。
雨がいつ降るのか見ていきましょう。
降り始めは昼ごろになりそうです。
九州の一部に雨雲がかかっていますね。
これが時間を追うごとに広がっていきます。
東京で雨が降り始めるのは帰宅時間帯になりそうです。
山梨などでは雪になるかもしれません。
そして夜遅くになると雨と雪の範囲が広がります。
関東の北部では平野部でも雪になるほど気温が低くなりそうです。
≫スポーツまいります。
澤登さん、そして青山さん。
お願いします。
≫はい、よろしくお願いします。
サッカーアジアカップ、日本は決勝トーナメント進出をかけヨルダンと戦い見事、勝利しました。
早速、澤登さんと一緒に見ていきましょう。
引き分け以上でグループステージ首位突破となる日本。
中山さんも実況席から見守ります。
日本、序盤から攻め込みます。
前半11分。
乾選手から香川選手、折り返しに乾選手。
日本、先制と思われたんですがゴールラインを割ったという判定だったんですね。
≫ただ、右サイド、完全に崩したという状況だったので残念ながらゴールライン割っていましたけど非常に日本にとってはいいかなというところですね。
≫流れのある攻撃でしたね。
更に攻め込む、日本24分です。
≫細かく中盤の3人でボールを回します。
長谷部から乾。
岡崎、シュート。
弾いたあと、本田!本田の3試合連続ゴール。
日本、待望の先制点が生まれました。
≫よく詰めてたよ。
≫中山さんも大興奮でしたけどこの先制点、澤登さんいかがですか?≫非常にいい形でしたね。
今日はこのシーンを巻き戻して見ましょう。
古舘さん、これを見てほしいんですけどまず注目してほしいのは長谷部のプレーなんです。
通常、フリーでボールを持っています。
外には長友がフリーな状態でいるんですけどもそうなると相手ディフェンス警戒しますよね。
≫いい位置にいますよね。
≫ここからあえて次の長谷部のプレーを見てください。
あえて中央、密集地帯にボールを入れてるんですね。
≫外ではなく中。
≫別のカメラで見るとわかりやすいんですけど相手ディフェンスがつられています。
逆にそういうところを利用しながら長谷部は乾に出しているんです。
あえて、密集地帯に出す。
そうすると相手ディフェンスの対応見てください。
遅れていますよね。
遅れてることで乾も少し余裕を持ってスルーパスを岡崎に出しているんです。
岡崎もシュートを打つ。
それに対して本田もしっかりと詰めて。
このゴールは長谷部のこのプレーがこのゴールを生んだんですね。
≫相手の裏を突いたということですね。
日本、このあとも攻撃の手を緩めません。
≫森重のヘディングシュート!ゴールキーパーがはじきました。
香川、岡崎。
チャンスになる。
中を見た。
シュート、サイドネット!≫強引でもあれがストライカーですよ。
≫前半、1対0で折り返しエンドが変わった後半も澤登さん日本の攻撃よかったですよね?≫攻撃の連動性という意味では相手ゴールにこれだけの人数をかけて攻撃をしているんです。
非常にリズムがよかったと思いますね。
≫惜しいシーンたくさんありました。
更に守備でも光りました。
前のパレスチナ戦で4得点のハムザ選手がゴール前に走り込むんですが酒井高徳選手クリアします。
≫このゲームの中でピンチらしいピンチというのはこのシーンしかなかったんですけれどもなんといってもチーム全体として守備の意識の高さ。
集中力切らさないんだというプレーが最後まで集中してやってましたよね。
≫すごく安定していましたね。
そして後半37分です。
≫清武、武藤がサイドで張っています。
ここでスピードを生かすのが武藤の持ち味。
左サイド、クロスが上がった。
決めた!武藤から香川。
ついに、日本の10番に得点が生まれました。
欲しかった欲しかったゴールが生まれました。
≫日本の2点目。
香川選手が決めました。
≫いい顔してるじゃないですか。
このシーンを2回目ですけど巻き戻して見てみましょう。
まずは、武藤が左サイドに飛び出してクロスを上げるシーンなんですけど。
ここしかないというコースに。
左足で蹴ってるんですね。
本来であれば右利きなんですけど左でも蹴れる技術の高さというのを持ってますよね。
≫ピンポイントですね。
≫そして、交代で入った清武とそして武藤なんですけれどもやはり途中から入っても、こういう形で流れを変えたというのは非常に交替する選手、非常に力を出したということです。
≫控えも充実しているということですね。
≫なんといっても香川です。
ようやく決めてくれました。
やはり、結果を求められていたのでこのゴールは本人的にもうれしいでしょうね。
≫日本はこのあと本田選手の惜しいシュートもあったんですがこのまま試合は終了。
グループステージ1位で決勝トーナメント進出を決めました。
≫これからですよね。
準々決勝、準決勝決勝あります。
いきますよね。
いってくれますよね。
≫決勝トーナメントの組み合わせが決まりました。
こちら、準々決勝4試合。
韓国対ウズベキスタン。
イラン対イラク。
中国対オーストラリア日本はUAEと戦うことになりましたが澤登さん、印象はいかがですか。
≫順当といえば順当なチームがあがってきましたよね。
≫日本、これから決勝トーナメントを戦っていくうえでどんなことが大事になってきますか?≫まずは、上に進むためには失点してしまうとなかなか難しくなってしまう状況になりますのでまず失点しない堅い守備ですね。
今回、グループステージでは失点ゼロできてるんですよね。
ですから全体としては非常に守備の堅さがあるので守備の堅さを持ってすればいい攻撃につながるのではないかと思います。
≫いよいよ今週金曜日ですねUAEと戦います。
そして、ちょっとこちらご覧いただきたいんですけれども今日のヨルダン戦の映像ですがすぐ近くの会場にいた錦織圭選手が今日のヨルダン戦を見に来ていたんですね。
この数時間前にはすぐ近くの会場で全豪オープンの初戦を迎えていました。
≫錦織圭、全豪オープンの初戦。
相手は元世界ランキング9位のアルマグロ。
第1セット、第1ゲーム。
アルマグロ最大の武器片手バックハンドが決まる。
更に…。
この強烈なショットはラインギリギリに。
片手バックハンドに苦しめられいきなりサービスゲームを奪われる。
しかし第4ゲーム。
相手のサービスゲームを奪い返しタイに戻すと第9ゲーム。
前へ!少ないチャンスをものにした錦織。
なんとか第1セットを奪う。
続く第2セットも苦しい展開。
ここも片手バックハンド。
第8ゲームはデュースが9回も続く中このリターンエース。
このセット、タイブレークまでもつれ込むが最後は勝負強さを見せた錦織が奪う。
第3セットに入ると…。
錦織、相手を圧倒。
サーブも次々決まりこの試合、エースは11本。
錦織は苦しみながらもストレート勝ち。
初戦を突破した。
≫圭は苦しい試合でした。
正直、テニスの内容においては完全に相手のほうが上でした。
じゃあ、なぜ錦織選手が勝つことができたのか。
実際、このコートに立って説明していきましょう。
本来の錦織選手のプレースタイルというのはこのベースラインにあります。
この上かもしくは中に入ってどんどん攻撃していくスタイルなんですが今日、見てください。
違うんです。
ベースラインよりも相当後ろにいますよね。
いってみれば守備的なスタイルで頑張っていくんですね。
見てください。
錦織選手の位置。
全然、後ろにいますよね。
守る。
これも守る。
後ろにいるぞ、圭。
だいぶ前に来た。
行くか、行かないんです。
後ろの下がって頑張る、守ってる。
最終的には、よし頑張った。
守りながら頑張ったんですが普通、守るというとただ、単につなげるだけになるんです。
違うんです。
守りながら攻撃しているんですよね。
しっかりと自分から攻めている。
だからこそ、最終的に錦織選手のポイントになる。
いってみれば守備的攻撃型スタイルで勝った。
≫そして日本人ではもう1人世界ランキング世界ランキング92位の添田豪がフルセットの末、逆転勝利。
全豪オープン自身2度目の2回戦進出を決めた。
≫イスラム国と称している過激組織の犯行についての続報なんですけどちょっとここで聞きたいのは内藤さん、さっきの映像が、どうも合成じゃないかという見立てにのっとればそもそも部屋の中で撮影していてそのときは日本の2人もいてそして、真ん中の黒装束の男がいて部屋の中にいてあとは砂漠的な背景をあとでつけている合成という可能性もあるわけですか?≫十分、あると思います。
場所、特定させないというのが1つの大きな目的でしょうから。
≫そうしますと、どうであれ今までのイギリス、あるいはアメリカの例では決してなくてその方々には申し訳ない言い方になってしまうんですが今回は法外な額を言ってきているということで身代金目的ではないという流れから、この2人の命が結果的には助かるというのを切に願いますよね。
≫そこがいちるの望みというかメッセージが日本政府ではなくて日本国民に向けて72時間あるということで。
そこに1つの望みがあるのかなと。
≫総理もスケジュールを早めて少しでも早く日本に帰ってくるという情報も先ほどもたらされたわけですが。
大平さん、そもそもイスラム国アメリカが空爆をしてイラク、シリアと入っていってそのほか有志連合もイラクにという流れもある。
これの発端をそもそも押さえなくてはいけないんですが短い時間ですけれどもあの祖国を持たないといわれているクルド人の人たちが石油利権で力を持ちそのクルドの人たちとイスラム国のすさまじい戦いがあった中でクルドの味方をするような側面もあってアメリカが入っていったって流れがありますね。
≫クルドも代理戦争のような形でクルドもイスラム国と対峙していますけど後藤さんもその状況というのをすごく懸念しておりましてまずは後藤さんが何を伝えようとしてきたか。
一般市民の苦悩の部分。
これを知ってもらおうとしたというのを知ってもらいたいというふうに思っています。
≫そして、イスラム国とどうしても対峙してそこでイスラム国がクルドが支配しているところに攻めていったと。
石油利権をとろうとしたというそういうところから始まっているということもクルドの人たちが悪いことを言っているのでは全然なくて。
そういうスタートが複雑に入り組んでいて。
2015/01/20(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

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◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
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◇おしらせ
☆番組HP
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ニュース/報道 – 定時・総合
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映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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