解決!ナイナイアンサー【芸能人が告白 不妊治療の実態】 2015.01.20


6組に1組の夫婦が、受けた経験があるという不妊治療。
そんな今。
女性は検査はしたほうがいい、絶対。
早く行ったほうがいい。
自分とおんなじ思いはやっぱりしてほしくないから。
不妊治療は本当に、夫婦2人のものであって、男がやっぱりそういう検査を受けないとか、すごい悔いが残るじゃないですか。
男性不妊というのを、皆さんに知ってもらいたい。
芸能人が語る…今知りたい不妊治療。
費用は?
顕微とかだったら、六十何万とか、もう体外で五十何万とか。
年齢ごとの成功率は。
20%とか30%とか、いかないぐらいの確率なので。
そして。
検査でやっぱりマイナスの値が出て、だめでしたってなると、また落ち込むみたいな。
不妊治療が、夫婦にもたらす現実とは。
東尾理子39歳。
実は今。
きょうは血液検査を行いました。
本格的な不妊治療に取り組んでいた。
その理由とは。
主人も私も年がいっているので、ゆくゆく、いつ死ぬか分からないので、そのときに理汰郎に家族を作ってあげたいなって思いました。
実は、長男、理汰郎君が誕生する前も、1年半の不妊治療に取り組んでいた夫婦。
今回、理汰郎くんの家族を作るため、不妊治療を再開していたという。
その一部始終にカメラが密着。
血液検査の結果が出ましたので。
頑張ってくれたんだよ。
頑張ったよ。
果たして。
昨年11月。
いってまいります。
お迎えしてまいります。
この日は、体外で受精させた卵を、子宮に戻す移植の日。
そして。
終わりました?
はい。
これが、私の今の子宮で、ここに卵を置いてきましたっていう写真です。
では、39歳の理子が、体外受精で妊娠できる確率は。
20%とか、30%とかいかないぐらいの確率なので。
年齢を重ねるにつれ、体外受精で妊娠できる確率は低下し、39歳の理子が妊娠できる確率は、27.4%。
その上、出産にまでたどり着く可能性となると、僅か10.3%まで減少。
その理由は、年齢とともに流産する確率が上がるという厳しい現実。
そして1週間後、妊娠しているか判定の日。
果たして、検査の結果は?
値がきょう、きちんと出てますので、妊娠しています。
治療を再開して3か月、理子の体に妊娠反応が。
しかし。
妊娠反応の値ですが、26.3ということで、ちょっと低めです。
この値が一般的には高ければ高いほど、やっぱり、そのあとの結果がいい結果。
妊娠反応とは、妊娠すると受精卵からホルモンが分泌されること。
その数値が低いため、まだまだ安心できない。
これ、あれですよね、どっちとも取れないってやつですよね。
一応OKだけど、可能性が低いなってことですよね、まだね。
そして6日後、卵の成長を確認するための再検査。
すると。
結果としては、残念ですけども、出産までいく可能性はやっぱり極めて低いと言わざるをえない。
結果は卵の成長が止まってしまう、化学流産。
出産できる可能性がなくなり、治療も振り出しに戻ってしまった。
その結果を夫、純一に伝える。
もしもし。
はいはい、どうだった?
このまんま出産に至ることは、もうまずないでしょうということで。
残念だね。
そうだね。
けどまた次ね。
うん。
かわいそうに、その子。
きっと頑張ってくれたよね。
頑張ったんだよ。
頑張ったんだね。
そう。
うーん。
残念としか言いようないけれども、なんか気丈にね、理子がしてるのが。
きっとね、妊娠です、してますって聞いたとき、やっぱりすごくうれしそうにしてたから。
これは精神的にも肉体的にも、やっぱりそれは女性のほうが大変な思いなので、もう、僕らはとにかく、もう全力で、それがこう、支えるしかないなってことですね。
第2子の出産に取り組む娘を見守る、父、修さんは。
理子さんが不妊治療を再開されたんですが、ご存知ですか?
第2子については、直接は聞いていない。
かえって、ブログとか、そっちのほうが、最近、あいつ書くんで。
ブログとかで知るっていう感じなんですか?
そうですね。
自分で決断してやったことですから、あんまりプレッシャーかけたくもないし、そっと、うまくいってほしいなとは思ってますけどね。
理子さん、だから今後ね。
今後も、トライしていきます。
どの夫婦にも訪れるかもしれない不妊。
現在、その不安を抱えている女性が。
元女子プロゴルファーの古閑美保。
以前、番組で。
子どもも欲しいです。
結構ほら、女ってリミットあるじゃないですか。
そうだな。
そのときになって、あ、やばい、子ども産めないかもってなったら。
どうしても子どもが欲しく、不妊治療の現実を知りたいと告白していた。
そこで、newsevery.のキャスターを務める陣内貴美子をはじめ、不妊治療の経験者から、その体験を聞く座談会を開催。
まずは不妊治療にかかる費用は?
まあ簡単に言うと、4つあって、最初にタイミング法があって、で、人工授精、体外受精、で、顕微授精っていうのがある。
主な不妊治療の方法は、こちらの4段階。
その金額は段階によって変わってくる。
まずはタイミング法。
妻の排卵日前日、あるいは当日に夫婦生活を持ち、妊娠を目指す治療法。
診察などにかかる費用は、およそ3000円から8000円。
続いて人工授精。
夫から取り出した精子を、人工的に妻の子宮に入れ、受精させる。
その費用は。
人工授精は1回、私は1万5000円だったんですけども。
そして、今、理子が取り組んでいるのが、体外受精。
体外受精とは、奥様の卵子を針を刺しまして、体外に取り出し、そしてご主人の精子と合わせまして、子宮に戻すという治療法です。
一般的に体外受精の場合、1回につき、20万から50万ぐらい。
治療により手間暇がかかる分、費用も上がるという。
そして顕微授精とは、1つの精子を卵子に注入し、受精させ、子宮に戻す方法。
顕微授精ですと、25万から60万ぐらいの費用になります。
さらに不妊治療に詳しい、ジャーナリストの白河さんによると。
40歳の場合、体外受精を行って子どもを出産できる確率は、およそ8%、ということは、10回に1回以下の確率になります。
そう考えると、1回の治療費を約30万とします。
そうすると、40歳で出産する場合、およそ13回の治療が必要となって、費用は約390万ほどになります。
このように、費用がかかる体外受精。
保険は利かないのか。
もう体外受精とか、全然保険きかないから、全部自己負担。
しかし、自治体によって異なるが、年齢や収入などの条件をクリアすれば、体外受精、顕微授精で1回15万円の助成金を受け取ることができる。
とはいえ、成功するまでに必要な回数を考えると、決して多いとはいえない金額。
では、そもそも、不妊を引き起こす原因とは?
私、聞いたのは、35から卵子の数がすごい減りだすって聞いたんですよね。
卵子の数って、実は胎児のときが一番多いの。
えっ?
まだ胎児、2か月、3か月のときに700万個あるの。
で、生まれてきた赤ちゃんで200万個に減ってるの。
ええ!
500万個も減るんだ。
卵子は胎児のころにすべて作られ、年齢とともに数が減少。
高齢になるほど、健康な卵子の数が減ってしまうという。
さらに。
肌って、赤ちゃんのときは柔らかいのに、肌も老化してきたら硬くなるじゃないですか。
卵子も皮が硬くなってくるんです、皮が。
だから、なかなか精子が。
入らない?
そう、入ってくるのが大変なの、皮が硬いと。
年を重ねると、透明帯という卵子を覆う皮が硬くなり、妊娠しにくくなるという。
さらに、年齢以外にも不妊の原因が。
生理がきてるからって、必ず子どもができる体だとは限らなくて。
えーっ?ちゃんときてても?
そうだよ、関係ないよ。
排卵してないこともあるし。
えーっ?
私はやっぱり女性だから、いろんな病気があるじゃない。
あと卵子と精子の相性が合う、合わないって問題もあるし。
それは美保だけの要因じゃなくて、一般的にその原因とされるのって、女性が半分、男性も半分といわれてるの。
本当に生理きてるからって、大丈夫だって、絶対思わないほうがいいよ。
男性がかかわる不妊の原因は、実に48%。
そして理子の夫、石田純一も、検査の結果、ある問題点が。
若い人に比べれば、もちろん運動量が減ってたり、数が減ってたりということがあって、だからもう、ああこれはご主人さまがだめですねみたいな感じに、がつんって主人、言われたので、もうしゅんってなりつつも、自分が頑張んなきゃみたいな、自分の体質改善もしなきゃ、頑張って若くなんなきゃみたいのを思ってくれたらしく、すごく協力的に。
協力的だから、すごいうらやましいなと思って。
そうですね。
そう語るのは、人工授精による不妊治療に取り組んだ経験がある西村知美。
しかし、その治療中、元チャチャの夫、西尾拓美との間に、思わぬ亀裂が。
最初は協力してくれてたけれど、だんだん、だんだん、強制的になってしまうっていうのが、男性もやっぱり、デリケートなものだから、負担が重くなってしまって。
朝の8時に予約してるので、その時間までに、持ってかなきゃいけない。
いわゆる、主人のを採取して、持ってきてくださいって、朝8時だと、本当に早朝から容器に入れてもらって、それを温めながらそれを下着に入れて、冷めないように温めながら、病院に行ってっていう感じの。
毎月繰り返したりするとなかなかこれがまたね、主人がね、この日よ!って言っても帰ってこなくなっちゃったりとかするんですよ。
飲んじゃったりとかね、お酒。
そうすると1か月待たなきゃいけなくなっちゃって。
待たなきゃいけない、もう1か月、泣いて暮らしいる状態で、そうやって夫婦げんかやって、本当2人の子どもが欲しいって思ってるのに、そんなに欲しいのか?だったら、そんなに欲しいんだったら、離婚してほかの男の人と作ればいいじゃないかって。
それは旦那さんが欲しいのに。
そうなんですよ。
本末転倒になってしまって。
その後、人工授精8回、2度の流産を経験した西村。
夫婦で話し合い、いったん治療を休み、仕事に励んだ。
すると、幸運にも3か月後、自然妊娠が判明。
待望の長女が誕生し、夫との仲も修復されたという。
そして、理子の今の悩みは、不妊治療をいつまで続けるかということ。
ここまでとかっていうのあるの?それともできるまでなの?どうなの?
今はまだ、決めてないですけど。
陣内さん、そこ。
これは一概には言えない。
年齢だけということでもなくて、本当にそれぞれの家庭に、夫婦にある。
不妊治療のやめどきに迷った経験を持つ陣内貴美子。
元プロ野球選手の夫、金石昭人と2001年、37歳のときに結婚。
その後、39歳から不妊治療に取り組んだ。
私、37で結婚をして、結婚すると、子どもってできるもんだって、本当に単純な。
しかもスポーツやってたし。
しかし、2年たっても子宝に恵まれず、タイミング法に取り組むことに。
そこで待っていたのは。
きょうあすぐらいで排卵日ですから、生活をしてくださいって言われるわけ。
最初のうち、そういうことするじゃない。
だけど、それがやっぱだめで、だめでってなっていくと、そのうちに、すごく協力的ではあったんだけど、排卵日って合ってるの?って言われたときがあって、もう結局その、なんだろう、事務的な感じで、なんかそういうことが本当、仕事みたいな感じになってきて。
もうやだなとか思いつつ。
いろんな知り合いの所に行くと、みんなが、お前らな、何やってるんだよ、早く子ども作れよとか、子どもはまだなのかよとか言われたりすると、言われたりとかすると、すみません、失礼しますとか言いながら帰るんだけど、もう車の中ではこんなになって落ち込んで。
しかし、タイミング法では妊娠まで至らなかった夫婦は、さらなる検査を。
すると意外な事実が。
そうしたら、卵管がねじれてて、これは妊娠が非常に難しいっていうことに気付いたわけ。
そしたら、その先生がね、1回変えてみるのもいいかもしれない、違うのを段階を踏んでもいいかもしれないねって言われた瞬間に、もう、すぐ体外のほうにいったわけ。
治療を始めて3年。
42歳で体外受精を受けるため、夫婦で別の病院へ。
体外受精に必要な卵子を取り出すために、排卵誘発剤を打ち始めた。
本当にこれね、大変だから。
毎日、知美さんとかは注射を自分で毎日打ってたけど、私、より確実にと思って、自分で打つのをやめて、病院に毎日行ったわけ。
通うのも大変ですよね。
とにかくもう、私は確実性が欲しかったから、なんかもう、とにかく注射をしに毎日行ったりとか。
午前中にね、待ち時間長くて。
そうそうそう。
42のときにその体外のほうにいったんだけど、旦那さんはすごく、今回最高でしたとかいろいろ言ってくれて、もう希望を持つじゃない。
卵を取って、旦那さんのやつを顕微授精とかにしたときとかは、そしたらきれいに分割されてます。
すごく順調ですって言われると、もうそれだけでもなんか、すごく幸せな気持ちになるわけ。
無事に戻せたんだけど、検査で、やっぱりマイナスの値が出て、だめでしたってなると、また落ち込むみたいな。
あと、お金の金額とかでも、もう顕微とかだったら、六十何万とか。
体外で五十何万とか、わー、やっぱりこんなにかかってたんだとか、思うから。
でも、そのときの精神状態はやっぱりおかしい。
おかしい。
まひしてる、その感覚が。
というか、なんかね、自分ですごくなんか、追い詰めちゃってる。
プラス、これだけお金出したんだから、絶対できててほしいとか。
一喜一憂がすごいんだよね、それこそ。
そんな極限状態に追い詰められた陣内を救ったのは、夫、金石のことばだった。
結局は45になる前に、もうやめようって言われたわけ、金石に。
もういいからって。
なんでかっていうと、私がみんなの前でわーって明るくしてるのに、帰ったときの落ち込みがひどかったりだとか。
これは駅で言うとね、駅があって、そこに赤ちゃんが待ってるとするじゃない。
そうすると、自分は列車に乗って、その駅に着くんだけど、そこに赤ちゃんは待っていなくて、じゃあ、次の駅に行ったら赤ちゃんが待ってるんじゃないかと思うわけ。
だから、どんどんどんどんやめ時が分からなくなって、その最後の終着の駅を、金石が決めてくれたわけ。
もうやめようって言って。
そのときに、知り合いの友達、例えば清原さんとか、高橋由伸さんとかの子どもとかも、うち、遊びに来たりとかしてたから、わしらにはいっぱい赤ちゃんがいるって。
子どもがいるから、もういらんって言ったの。
だから、もうそれでやめようって言われて、結局はもうそこで終わったのが45になる年だったのかな。
素直に納得できました?旦那さまのことばに。
ほっとしたのと、でもやっぱり金石の子どもが欲しいって思うのと、あとはやっぱり、親には孫の顔見せたかったなとか、いろいろ思うんですけど、でも、きっと生理がなくなったときに、後悔しないのかなっていうのはちょっと考えた。
本当にもう、これでだめなんだっていう、子どもができなくなるときって生理がなくなるときだから。
それはちょっとしんどかったかな、それ、最後のその決めるときはね。
周りの方というか、例えばご両親とか、本当にお2人で決めたんですか?
言わなかった、うち。
誰にも言わなかったんですか?
言ってない。
2人だけ?
2人だけ。
だけど、最初の結婚した当時とかは、母親なんかは、私がちっちゃいときに着てた服とかを、なんていうの、テレビ番組とかでさ。
よく聞く、それよく聞く。
これを孫にみたいな。
そのころはまだその、そこまでストイックになってないから、まあ待ってなさいぐらいの調子なんだけど、ああ、やっぱりちょっと悪かったなみたいなことはあるよ、やっぱり、今でも。
だけど、絶対結婚するまでに、自分の体っていうのは診といたほうがいいし、それはさ、子どもが欲しい欲しくないにかかわらず、女性は検査をしたほうがいい、絶対。
早く行ったほうがいい。
陣内さん、振り返ってそう思われますか?
思う。
すごく思う。
自分と同じ思いはやっぱりしてほしくないから。
もちろんね、2人だけで生活したいという人ももちろんいるし、絶対、子どもっていたほうがいいよってことは、私も思わないし、2人でも十分楽しいし、今でも楽しいし。
でもやっぱり、ちっちゃい子を、金石とかが抱っこしているのを見たりとかすると、やっぱ欲しかったんだろうなというのは思う。
経験者の方の貴重なお話でしたけども。
大変ですよね、本当ね。
なんかジェットコースター乗ってるみたいなんですよね。
ちょっとでもいい値が出たりすると、すごくうれしくなるし、希望を持つし。
でも、次の検査までに時間があるときって、本当に不安で。
でも仕事もやってなきゃいけなくて、で、検査の結果が悪かったりすると、ガクンと落ちて、でもみんなの前では普通にしてる自分もすごい嫌だったりとか。
何が一番大変になるんですか?金銭面とか以外の部分で?
私は体力的にきつかったですね。
体力。
やっぱりそういうのって、痛みとかも結構あるんですか?
体外受精をするときは、排卵誘発剤っていうのを自己注射、まあ病院でも、やる場合が多いんですけども、卵子を多く育てていくので、おなかがぱんぱんになっていくんですね。
そうなのね。
ちょっとうーって動けなくなってきて。
まだでもそんな感じじゃないでしょ。
でもなんか、今までは好きな人ができて、結婚したら、もう当たり前のように子どもができるっていうのを思ってたんですけど、それがこんなに難しいことだなんて思ってなかったので。
松本さんは、おいくつのときに?
私もちょっと遅かったんですよね。
そうですよね。
40代で、小野さんとか、全然意識がないとかって私もそうだったんです。
20代のときなんて、絶対に婦人科系の検査なんて、そんなこと考えもしなかったんですけど、結婚も、私も遅くて30代だったんですけど、でも、ちょっと行ってみようかなっていったところで、そんな大げさなものではなかったんですけど、ちょこちょこ病気が見つかったりとか、すぐに治るようなものだったんですけど、でもそういうこと、結構30代の後半って繰り返してしまって、また実際に子ども授かっても、流産をしかけてしまったりとかで、1か月入院をしたりとか。
そのあとにね、元気よく安産で生まれたので、結果はよかったんですけど。
でも、本当に子どもを授かるって、奇跡の連続だなっていうのは、本当に思いましたね。
続いては。
益子直美48歳。
かつて、バレーボール全日本代表として活躍し、その後はキャスターや解説者に転身。
そんな彼女は、3年前から12歳年下の自転車ロードレーサーの夫、山本雅道と、東京を離れ、湘南で暮らし始めていた。
そして1年半前には、夫の夢だった自転車店をオープン。
はたから見れば、憧れのセカンドライフ。
しかし、夫婦が移住した理由は。
逃げたかったのかも。
リセットしたいっていう気持ちはもう、すごくありましたね。
一体何があったのか。
3年前の45歳まで不妊治療をして、そこで諦めて。
そう、3年前まで、壮絶な不妊治療を続けていたという益子。
妊娠の可能性が低いと知ったとき、苦悩の果てに夫婦が選んだ道とは。
さらに。
でもさ、子ども欲しかったでしょ?
それは、お互いそうでしょ。
そうだよね…。
今夜、封印していた年上妻の苦悩を初めて夫に。
子孫を残してあげられなかったっていうのは、なんかすごい申し訳ないな。
離婚すれば、雅道は若い女性と再婚して、子どもができて、子孫が残せるんじゃないかなっていう思いは、もう常になんかあるのね。
益子が結婚したのは、2006年、40歳のとき。
主人とつきあって、結婚して、あっ、この人の遺伝子を残したいな。
その2人の証しみたいなものが欲しいなっていうふうに、もう素直に思ったんですね。
一方、当時28歳だった夫は。
子どもは欲しいなって思いは、確かにありましたね。
結婚すれば、できるんじゃないかっていう考えはもちろんありましたし。
しかし、結婚生活が2年過ぎても、なかなか授かることはなかった。
やっぱり2年たったころに、もう自力じゃ絶対無理だなっていう。
どっちかに問題があるんじゃないかっていうことで、ただやっぱり、主人は若かったですし、絶対、私だろうなと。
そこで、不妊治療を決意。
しかし。
益子さんは子宮に問題があります。
え!
検査で、受精した卵が着床する場所、子宮内膜に、大きなポリープが発覚。
仮に卵が受精しても、着床は難しく、流産する可能性があった。
さらに。
ポリープだけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫など、出産を妨げる病気が次々見つかってしまう。
もうなんでもっと早く病院に行かなかったのかなっていう後悔はありましたね。
ポリープなどの手術を行い、ようやく不妊治療を始められることになったのは、3か月後のことだった。
そして治療にあたり、夫、雅道さんは益子にある提案をした。
やはり、長くきついことを続けることは無理だとは思ってたので。
ゴールを決めないと、ずっとこう、どんどんどんどんやってっちゃっう。
諦めがつかない、そういう性格だと思うので、やっぱりゴールをちゃんと決めてあげないとまずいなとは思ってましたので、そこで一応、45歳ということで、決めました。
それは、妻の心と体を思いやる、夫の気遣いだった。
不妊治療のタイムリミットまであと2年9か月。
夫婦はタイミング法から始めた。
当時の日課は、排卵期を知るため、毎朝、目覚めるのと同時に基礎体温を測り記録すること。
しかしなかなか結果はでない。
そして、タイミング法を始めてから1年が経過したころ。
うーん、もう時間がないんで、今ある医療の最先端の、一番高度な顕微受精にジャンプアップして、やりたいっていうことを伝えた。
顕微授精を始めると同時に、益子に課せられたのは。
こちらが薬です。
薬?
ええ。
それは排卵誘発剤。
卵子を増やすというこの薬を、1日1回、おなかに打ち始めた。
しかし。
先生、私の卵子の数は増えたんでしょうか?
今回は3つですね。
それって多いんですか?
若い人なら、10から20個はできます。
そんなに違うんですか?
当時、43歳という年齢が、重い現実としてのしかかる。
私はもうあとがないっていうのが分かってたので、もう2つでも3つでも、お願いしますっていうふうにお答えして、で、先生にやってもらって。
少ない可能性にかけ臨んだ顕微授精。
しかし。
もしもし。
今回の顕微授精の結果なんですが、残念ながら、受精はしませんでした。
あんな落ち込んだことはなかったですね。
しょっちゅう泣いていたと思います。
1人でですね。
主人の前では泣いたことないと思うんですけど。
受精しなかったって、主人の精子と私の卵子が合わさらなかったっていうところでもうだめだったので。
落ち込みましたね。
そして、追い打ちをかけるように。
あっ。
赤ちゃんできたんだ。
年賀状はつらかったですね。
家族写真の。
私もいつか出したい!っていうふうに思ってたんで。
うらやましいなっていう思いはすごくありましたね。
さらに。
うっ、あっ。
直美?大丈夫?
それは、激しい薬の副作用。
その影響で自宅で寝込んでしまうことが多くなった益子。
仕事もセーブせざるをえず、また新たな問題が。
収入も少なくなってきてましたし、すごい勢いで貯金は減っていきましたね。
金額はどれぐらい?
大体1年間で100万ぐらいは使ってたんじゃないかなと思います。
そんな苦労を乗り越え、治療を続けた益子。
しかし。
残念ながら、今回の採卵では卵子はありませんでした。
もう絶望感しかなかったですね。
泥沼に沈んで、もう動けないような、衝撃というか、もうショックが。
そんな日々の中でも、刻一刻と、無情にも近づく3年のタイムリミット。
そして精神的に追い込まれた益子が取った行動は。
なんで結果が出ないの!使用期限、切れてるんじゃないの?
生理が遅れ、妊娠検査薬で調べても出ない結果。
それが受け入れられず、違うメーカーのもので調べ続けた。
すでに体力的にも精神的にも、限界に近づいていた。
そして。
約束の日だよ。
ついに、夫と決めたタイムリミット、45歳の誕生日が。
正直、私の中では、全然終わってなかったんですよね。
やっぱり、諦められない自分はいましたね。
こっそり病院行こうと思ってました。
そんな思いを振り切るように、今までつけていた基礎体温表と体温計を捨て、不妊治療生活にピリオドを打った益子。
しかし。
どうしたんだよ?
体温計がないの。
体温計がないの。
体温計は誕生日に捨てたろ。
3年間続けた不妊治療は、想像以上に益子に深いダメージを与えていた。
そんな益子を、誰よりもそばで見ていた夫、雅道さんの思いは。
息の詰まるような感じにはなってたので、環境を変えなきゃいけない。
よしと思って、変えようと思いましたね。
夫は東京を離れ、実家のある湘南への移住を提案。
すると、益子も。
東京に住んでて、行こうと思えばすぐ病院に行けるんで、逃げたかったのかも。
もう、リセットしたいっていう気持ちはすごくありましたね。
こうして3年前、不妊治療生活にピリオドを打った益子夫婦。
しかし益子には、今も夫に言えない心のしこりが。
私と結婚しなければ、もう主人は普通に、子どもができて、遺伝子もちゃんと残せてっていう思いは、すごく強くて。
私と離婚して、違う若い女性と結婚すれば、いいんじゃないかっていうふうに、いっつも思ってましたね。
その思いは、消えることはないですけどね。
いまだにちょっと、思ったりもしてます。
それを旦那さんには?
口には出して言えなかったんですけど。
いや、たぶん怒ると思います。
いまだに拭いきれない、夫の子どもを残せなかったという申し訳なさ。
そこで今回の取材をきっかけに、その心のしこりを夫に打ち明ける決意をした益子。
子ども欲しかったでしょ?
それはお互いそうでしょ?
そうだよね。
子孫を残してあげられなかったっていうのは、なんかすごい申し訳ないなって。
離婚すれば、雅道は若い女性と再婚して、
なんか改めて話するっていうと、ちょっと難しいね。
難しいというか、結構日がたっちゃったもんね、もうね。
でもさ、子ども欲しかったでしょ?
それはお互いそうでしょ。
そうだよね。
なんで?
でもさ、やっぱさ、私の中では、遺伝子を残すとか、ずっと山本の名前を継いでくれる子孫を残してあげられなかったっていうのは、なんかすごい申し訳ないなって、雅道にもそうだし、お父さん、お母さんにも、すごいそう思って。
もう、今でもちょっと思ってるんだけど、離婚すれば、雅道は若い女性と再婚して、子どもができて、子孫が残せるんじゃないかなっていう思いは、もう常になんか、あるのね。
違う女性から生まれたとしても、本当におかしいかもしれないんだけど、雅道の子どもを見てみたいと思っちゃうんだよね。
自分が産んだんじゃなくても、再婚してとか。
家族を増やすのが幸せかどうか知らないよ。
子どもが人生じゃないからね。
っていうのは前から思ってるからね。
今、気付いたけど、それをなぜそう思い始めたのか、たぶん直美と結婚して、人生、とにかく楽しく生きたいっていうのがすごく強かったんだよね。
そう。
俺はこれからの人生を、もう楽しもうとしてるんだよね。
それはでもすごく人生を楽しむっていうことを教えられたから、その考えになったかも。
子どもを持つことを願う以上に、妻と2人、前向きに人生を歩んでいきたい。
それが夫の答えだった。
うん、そうだね。
私はもう40で結婚して、なんか、楽しむ時間が、もうあと残り少ないって思ってたから、とにかく、2人の人生をこう、よりよく、楽しくしていきたい。
泣いて過ごすのと、笑って過ごすのは同じ時間なんだから、どうせだったら、笑って過ごしたいって常に言ってた。
そうだよね。
でもさ、離婚したくなったら言ってね。
お互いさまだね。
こっちだって、中年になってくからね。
そうだよね。
本当ですよ。
でもやり切って、だからこそね。
だから今が笑える。
そうかも。
今もちょっと思い出して、泣きそうになっちゃったりとかするんだけど、やっぱね、もう、泣かない。
もうね、涙は置いてきたね、東京に。
もうあとは、笑ってずっと過ごしたい。
楽しく。
最後はね、笑顔で話してらっしゃいましたけど。
陣内さんはあれですよね、益子さんの相談に乗られてた?
まあ年齢も近かったし、結婚したときから、やっぱり旦那さんがすごく若いっていうのを、負い目じゃないけど、すごい感じてたところがあったので。
不妊の原因は男性も半分、原因があるということを、ちょっとね、知りましたけど。
ユカイさん、不妊治療されてるんですよね?
そうなんですよ。
5年前、再婚したダイアモンド☆ユカイ。
授からないため、病院を訪れ検査したところ、ユカイにある問題が。
先生が精子ゼロです。
え!
ゼロ?
ゼロってありえるんですか?
精子ゼロっていうのは、無精子症っていう。
その原因は、精子の通り道、精管が詰まっていたこと。
しかし。
で、妻に、妻は健康体なんで、俺じゃない人ともう1回結婚して、子どもをつくったほうがいいよって言ったの。
本心じゃないけどね。
そしたら妻が、ユカイさんは子どもみたいな人だから、これからユカイさんを子どもだと思ってやっていきましょうって。
めちゃめちゃいい奥さん。
そして取り組んだ男性不妊治療。
その手術の実態とは。
精巣には精子がある。
精巣には精子があると。
要するにその中を、要するに切り開いて。
そうか。
そこから精子を取り出せば、精子がいるんですよ。
そうかそうか。
どんな感じですか?
だからもう、全身麻酔?
いや、全身麻酔じゃないんですよ。
俺、痛いのは嫌いだから、全身麻酔にしてくれって頼んだら、いや、そんな全身ますいなんかすることない。
局部麻酔です。
ただ、麻酔を打つのが痛いじゃない。
要するに、男だとさ、あの部分に、例えば野球やってさ。
急所やかんね。
当たっただけでもう、なんて言うの、シーソーがこう、ひっくり返るようなね。
そこに要するに、注射を打つっていうのを考えただけで、もう恐ろしくて。
気絶しますよね。
それで、打つんですよ。
打って麻酔をかけちゃうと、大したことはなかった。
なんだ、こんなものかみたいな。
一度経験すると。
そんな苦労の末、治療は成功。
今では3人の子どもたちのパパに。
奇跡だなと思って。
ただ、それだけ苦労して授かった子どもなんで、もう大事にしようと思って。
ただね、1つだけこれ、言いたいことがあって、この不妊治療は、本当に夫婦2人のものであって、男がやっぱりそういう検査を受けないとか、そういうことによって、あとでこの人、無精子症だったって知ったら、もうすごい悔いが残るじゃないですか。
男性不妊っていうのを、皆さんに知ってもらいたい。
これ、岡村さん、調べときますか。
僕、まだ相手がいませんので。
2015/01/20(火) 21:00〜21:54
読売テレビ1
解決!ナイナイアンサー【芸能人が告白 不妊治療の実態】[字][デ]

「子孫を残してあげられなかった…」不妊治療の末、子どもを諦めた芸能人妻が、夫に伝えることが出来なかった苦悩を初告白…その時夫は…▽今、不妊治療中の東尾理子に密着

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番組内容
不妊治療を経験した芸能人妻たちが本音を告白。治療にかかる費用、年齢ごとの成功率など、知られざる現実が…「お正月、盆暮れには家族の集まりで必ず言われる…」▽「出産までいく可能性が極めて低い…」現在、不妊治療中の東尾理子39歳に独占密着!治療をいつまで続けるか…▽「私と結婚しなければ…子孫を残してあげられなかった…」…益子直美が今夜、夫に心の内をぶつける!「子ども欲しかったでしょ…?」その時夫は?!
出演者
【MC】
ナインティナイン
【進行】
松本志のぶ
【座談会】
古閑美保
陣内貴美子
東尾理子
西村知美
【VTR】
益子直美
【スタジオゲスト】
井戸田潤
陣内貴美子
ダイアモンド☆ユカイ
東尾理子
監督・演出
【企画・演出】
安島隆

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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