開運!なんでも鑑定団【リサイクル店で買った絵に超絶値!?】 2015.01.20


(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
ついに完成しましたお風呂。
やったね!お風呂檜風呂。
あぁできました?リフォームしてデザイナーさんにこんなんをって勧められたときに今田さんLEDで七色の…。
え〜!嫌だ。
七色の色が光ると。
ついに完成して木のお風呂にお湯を溜めて七色のLEDつけました。
もうただのラブホテルでした。
父がアコーディオン奏者だったため…
14歳からは日本在住のフランス人アコーディオン奏者デデ・モンマルトルさんのもとで住み込みで修業。
するとメキメキと上達し…
しかし高校生になると一変し
アコーディオンを放り投げケンカに明け暮れる日々を送るようになりました。
そんなあるとき師匠モンマルトルさんの訃報を耳にし改心。
プロになる決意を固めたそうです
シャンソン歌手のバックバンドを務める傍ら…
新進気鋭のアコーディオン奏者として大きな注目を集めました。
普通アコーディオンというとピアノ式を思い浮かべますが桑山さんが愛用しているのは…
ボタンを押すことで音を奏でるものでピアノ式に比べ少ない指の動きで広い音域を出すことができるそうです
私生活では…
間もなく10周年を迎えますが今でもラブラブでなんと…
そんな桑山さん実は炭酸飲料が大好きで1日3リットルも飲んでいたため激太り。
このままでは早死にすると医者から忠告され一念発起しなんと…
今月末にはその体験を綴った本が出版されます
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いしますどうぞこちらのほうへ。
まぁおもしろい経歴ですね。
すみません。
でもそんなアコーディオン奏者にとってケンカとかしたら手とか大丈夫やったんですか?結構ね傷があったり根性焼きの痕があったりする。
ほんとだ。
ダメですね。
でも暴走族っていっても北海道ですから1年のうち半分近く雪が降ってるんです。
活動期間が短い。
バイクはあまり乗れないんですよ。
なるほど。
だから地下鉄で集会に行くんですよ。
みんなで?特攻服着て?みんなで円陣組んでおい!雪が解けたらよ暴走するからよ!春まで頑張ろうぜ!かわいい。
なんかほほえましい。
お宝今日は持ってきていただいたのはこれご自身のですか?実家にあったやつなんですけど。
なるほど拝見しましょうこちらです。
あらすごい!どういう方なんですか?作者の人は。
江戸時代後期の方で葵のご紋を使ってもいいよって許可をもらった方らしくて金具のとこに入ってるんですよ。
ここに?あぁほんとだ!これでも実家の床の間にずっと飾ってあったんですよ。
うちのおふくろが財布入れたり通帳入れたり干し柿入れたりとか。
干し柿も入れるんですか?ここに。
あと小学校のときは竜宮城でもらう玉手箱に似てるじゃないですかこれに小麦粉入れて友達とわ〜!とかって…。
あらそういう扱いもされてきて。
これ誰が手に入れたんですか?このお宝。
これたぶんうちのおやじが骨董に興味があるんでいろいろそういうの集めてたんですけどただいろんな壺とか触ってもあんまり怒んなかったんですけどこれはあんまり触ってくれんなと…。
いや小麦粉入れてますやん。
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?150万くらい。
母がもしかしたらそんなもんじゃきかないくらいかなと思ってて。
ちょっと期待があがりますね。
まいりましょうオープンザプライス!え?え〜!3,000円?え〜何それですね。
大熊先生は何か最近嫌なことがあったんですか?違いますきっちり鑑定してるだけです。
玉翁作とありますけれども本来の百々玉翁の落款それから花押の字体が違うと。
江戸後期様式の蒔絵の箱全体に古色づけをしてそれがあまりにも露骨に残ってますし山並みの稜線ですとか木の幹なんか作ってますね。
これあとから描き加えてるんですよ。
それから金の描線の描き方ですね絵漆で描いて蒔絵を施してはいるんですけど階段の描き方があまりにも下手すぎるんですよ。
超下手じゃないですか。
更に出来の悪い彫金の…。
まだ悪口言い足りませんか?先生もうありがとうございます。
これに干し柿を詰めて札幌に送りますね。
ありがとうって。
できるだけ全力で番組最後まで楽しんでいってください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
早速ご自宅にお伺いしました
次なる依頼人はピアノを弾くのが趣味の
少々ぎこちないような気もしますが
私の年齢になるとなかなか思うように指が動かないんですよ。
だから…。
実はピアノを始めたのはわずか10年前。
定年退職したときのことでした
どうも恥ずかしくて私は嫌だからじゃあ…。
約束はしたんですけど…。
しかし半年間の猛練習のかいあって本番ではあまり間違えずに弾くことができ一安心。
現在は…
のんびりとレッスンに通っているそうです。
これからも頑張ってください
もう二十数年前なんですけど私の友達が始めた店で店主が裏からニコニコしながら…。
それまで絵にはまったく興味がなかったのですが一目見るなり…
すごいと!若さがある!勢いがあると!!ぜひ私に譲ってくれということでう〜んはっきり言って無理やり買いました。
すばらしい作品だと思います。
鑑定よろしくお願いします。
いったいどんな絵なのか?
依頼人の登場です。
群馬県からお越しのどうもお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
64歳からピアノ始められるってね。
でもなんか1曲弾けると楽しいですもんね。
僕30過ぎから始めましたもん僕も。
じゃあ相当…。
ある日突然弾けなくなりますもんあれ?って…。
楽譜読めるんですか?え?丸暗譜ですよ。
やっぱり。
なんか『エリーゼのために』みたいな一見読めるように置いてたでしょ。
見てる余裕はないですね。
やっぱりな俺おかしいなと思ったんですよ。
さぁ拝見しましょう。
(一同)お〜。
この人なんか見たことあるぞ。
TAROって書いてある。
はい岡本太郎です。
でもリサイクルショップやから…。
勝手にTAROって書いて急に説得力出てくるからな。
その彼が言うには前の持ち主が戦後岡本太郎さんが復員して日本に帰ってきたけど焼け野原で住むとこがなかったと。
住まいを提供してやったらしいんです。
岡本太郎さんに?はい。
それで独立するときにお世話になったからということで置いていったと。
サイズ的にはこれお礼サイズですもんねなんかね。
お礼サイズ…。
でもまぁこれいくらで買われたんですか?20万なんですよ。
どうですか桑山さん。
僕はあの…名前があの作品のほんとに真ん中のところにああやって書くもんかなとちょっと気になっていて。
だって桑山さんの作品やと作ってね…。
あれ偽物やったじゃないですか。
おもっきり。
キャンバスを縦横無尽に駆け巡る原色。
風景でも人物でも静物でもなく得体の知れない何か。
しかしじっと見入るとやがて心がザワザワと波立つ。
作者はこう語っている
画家の名は…
父は漫画家の岡本一平。
母は歌人にして小説家の岡本かの子だがこのかの子は愛人を自宅に住まわせひたすら創作に明け暮れるといった変人で一般的な家庭のしつけはまったくしなかった。
しかしその姿を見て育ったためか自らも同じ道を歩むと心に決め18歳で両親のヨーロッパ旅行に同行するとそのまま単身パリに残り本格的に画家を志すこととなった。
しかし当時留学していたあまたの日本人画家たちのように金髪の女性やパリの町並みを描くことに大きな違和感を覚え絵筆を握れぬ日々が2年あまり続いた
そんな太郎を救ったのは偶然画廊で見かけたピカソの絵であった。
対象を大胆にデフォルメしたこの自由な精神こそ真の芸術と確信。
猛然と絵筆を走らせたがやがて抽象にももの足りなさを感じ再び煩悶する日々を送った
『痛ましき腕』はパリ時代の代表作である。
鮮やかなリボンと皮膚を切られ痛みに耐える腕。
それは根源的な孤独や悲しみに引き裂かれた岡本の自身の内面を象徴化したものだが同時に強い生命力も表現されていたことからシュルレアリスムの旗手アンドレ・ブルトンに絶賛された。
しかし喜びもつかの間第二次世界大戦が勃発すると10年のパリ生活に終止符を打ち帰国。
ほどなく中国戦線で3年あまり従軍し筆舌に尽くし難い苛酷な俘虜生活も味わった
敗戦後太郎が復員すると日本の価値観は大きく変化していたが画壇は旧態依然のままで古い権威が幅をきかせていた。
愕然とした太郎はこれを石器時代と評し痛烈に批判
高らかに宣言したのであった。
『重工業』は1949年に発表した意欲作である。
旋回する赤い歯車と拮抗するネギ。
ひとつの画面のなかに異質なものをあえてぶつけることで生まれる緊張と感動。
しかし画壇の拒否反応はすさまじくへたくそ色音痴と酷評された。
そんななか太郎は博物館で偶然目にした縄文式土器が放つ強いエネルギーに衝撃を受け『縄文土器論』を発表。
またしても大きな話題を呼んだ。
驚いたこんな日本があったのか。
いやこれこそ日本なんだ。
体中の血が熱く沸き立ち燃え上がる。
原始の美に大いに触発された太郎の芸術は以来キャンバスの枠からもはみ出し大きな飛躍を遂げるのであった。
その最たるものが1970年に開催された大阪万博のシンボルタワー
これは太古の遺跡か?はたまた未来の司令塔か?何を意味し何のために建っているのか?そんな問いすらまったく無意味で太郎はこれを目にした者にただ…
と言わせたかったのであろう。
改めて依頼品を見てみよう。
岡本太郎の油絵である。
黄色を背景に鮮やかな色彩が乱舞している。
依頼人の築比地さんによると元の持ち主は戦後まもなく太郎に住居の世話をしたとのことだがこれはおそらく太郎が数々の問題作を世に送り出した東京・世田谷のアトリエのことであろう。
生前太郎は自作を売ることはなかったためこのような小品が出回ることは極めて珍しいが
ご本人の評価額ですが。
150万くらいかなと。
150万う〜ん。
さっきね150万って言うて3,000円の人いました。
だからちょっと自信が…。
いきましょうオープンザプライス!どうだ?おっおっ!500万!うわ!リサイクルショップすごい!え〜。
すごい。
いや〜皆さんすぐにお近くのリサイクルショップへ。
おそらく昭和30年代だと思いますね。
大作のイメージがあるんですけれども小品も描いてますただほとんど流通してないのでこれ非常に貴重な発見だと…。
やっぱり見たことないですもんねあんまり。
大作よりもですね小品に岡本太郎の真骨頂が出ているような。
非常になにかざっくりとした大ざっぱな絵のイメージがあるんですけど実は非常に計算されてですね構成されていて非常に繊細な絵だと思います。
実は岡本太郎が描いてる作品というのは人間とは何か根源的に持っているさまざまな思いとか感情ですよね自分の中から出てくる思いを描いているわけです。
ですからこの作品からそういったエネルギーというものを感じる。
それからよく見ると光ってる絵の具が見えると思うんですがこれいわゆる油絵の具の上にですね漆の塗料カシュー塗料というもので鮮やかな色彩を生み出している。
二十数年前にリサイクルショップで出た。
その頃まだご健在だったんですが晩年1980年代後半から90年代…亡くなる前半というのはねほとんど美術界ではあまり顧みられてなかったときなんですね。
今改めて亡くなってから岡本太郎が再評価っていうことで。
名前は有名でしたけどね。
有名ですけどいわゆる美術界ではいい絵は残されていたんですがほとんどそれが認められるというのが実は数が非常に少なかったですね。
ですからこの500万円という数字は決して高くなくてもしかしたらこれから改めて評価が始まると言ってもいいと思いますね。
ただ額がちょっとひどいんですねこれ。
やはり。
カビとか出てますしね。
いや俺柄やと思ったらこれカビやったんですね。
カビです。
これは替えましょう。
そうなんです。
いや貴重なものありがとうございました。
ありがとうございました。
今回の舞台は…
その名は645年の大化の改新ののちこの地に武蔵国の国府が置かれたことに由来する。
町の中心にある大国魂神社の歴史は古くなんと…
その後武蔵国の総社になったことによりさまざまな武将が戦勝を祈願するようになった。
その参道に生い茂るけやき並木は1062年源頼義義家親子が前九年の役に勝利した記念に1,000本の苗を寄進したことに始まる。
500mあまり続く緑のトンネルは現在国の天然記念物に指定されており特に新緑の頃の美しさは目をみはるばかりである。
府中といえばもちろん…
1933年目黒から移転して以来歴史に残る数々の名勝負を繰り広げてきた
国府成立以前から現代に至るまでのこの地の暮らしの移り変わりを豊富な実物資料や巨大なジオラマを用い詳しく紹介している
サイノカミはいまなおこの地に続く小正月の伝統行事で正月飾りなどを燃やし無病息災五穀豊穣を祈願する。
再現された模型の前に佇みその大きさに圧倒されているのは…
早速いってみよう
出張!なんでも鑑定団IN府中!
まずは友人たちに勧められ出張鑑定に応募した…
こちらがそのお友達の皆さん
お宝は…
40年ほど前なじみの骨董商が夫のところに買ってもらえないかと持ってきたもの。
骨董商が言うにはこの掛軸の持ち主は長年大事にしてきたが大学生の息子さんが…
その費用を工面するためやむなく手放す決意をしたとのこと。
夫はひと目で気に入り
すぐにってわけにはいかないけれども揃えますよってそしたら…。
あ〜すてきなご主人じゃないですか。
するとそれを聞いていた骨董商が申し訳ないのでマケましょうと言ってくれ
もうちょっとマケてもらえればね。
そうですね。
その後夫はこの掛軸を大事にするあまりわずか2回飾っただけで他界してしまった
絵は結構気に入ってらっしゃるんですか?私自身ですか?うん。
私自身はね絵もそうだけど…。
なるほどね。
はい。
いきなり表装がいい?
本人評価額は…
その訳は
そうですね。
実は今高齢を自覚し断捨離を進めているのでもしも本物なら大事にしてくれる方にお譲りしたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!はいどうぞ!
これはすごい
英一蝶の真筆に間違いありません。
描かれているのは…。
非常に有名な画題でしてその馬の上に乗った人物黄石公が靴を川に投げるわけですね。
それを取って来いと命じるわけです。
龍に乗ってるのが張良でそれに従うわけですね。
それで黄石公は張良に兵を授けるわけです。
それから張良は天下統一の名軍師になったと。
人物の表情であるとか馬の目の表情そういうとこを見るとやはり一蝶らしい飄逸さが表われているというふうに思います。
そしてこの余白の使い方ですね。
やはりこのへんが一蝶の特長非常に出ていて人物を浮き上がらせる。
それから表具が非常にいい。
箱も非常に古い箱です。
すべてが揃った非常にいい掛物だというふうに思います。
続いてはラフターヨガが趣味の…
20年前にインドで5人のパーティーで始まったのが今40か国くらいに広がって…。
周りを気にしちゃダメ?ダメ。
あっ…。
お宝は…
中次を創始。
名工の誉れ高く徳川家康に重用された
すごいじゃないですか!いや本物ならね。
戦前母方の祖父が手に入れたもの。
その祖父は偉大な実業家で…
すごい人ですね。
大の骨董好きで膨大なコレクションを誇っていたが戦災によりそのほとんどが焼失。
しかしこれだけは箱根の別荘に疎開させていたため難を逃れた。
本人評価額は祖父の目を信じ…
たとえ偽物でもがっかりせず皆さんの前でもう一度心の底から大声で笑うつもりでいるが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
厳の作ではございません。
厳っていう人は大坂城を落城したときに宝蔵が燃えてしまって東山時代から伝わった茶入が灰になってしまう。
家康が命じて灰の中から破片を掘り出させる。
そしてそれを修復するんですね。
それを見るとねまったくどこを直したのかわからない。
いかに名工だったかがわかりますね。
厳の作っていうのはねたいへんに身と蓋が緊密でね蓋をしたときにぴしっとして動かないもんなんです。
それはかたかた動きますよね。
ですからやはり重家のものではないということになります。
続いてはお孫さんのために料理の腕をふるっている…
これもその1つ
これ何のケーキですか?これ。
トトロです。
これトトロですか。
雰囲気出てるじゃないですか。
そしてこちらは
結構…すてきじゃないですか。
お宝は…
こちらは熊谷が大好きだった猫。
しかしもう1点はいったい何を描いたものなのだろうか?
そう言われると確かに金魚のように見える。
絵が大好きだった母方の祖父が遺したもの。
実は祖父は…
というふうに聞かされているんですが…。
すごいじゃないですか。
しかし生家が貧しかったため苦学しその後大企業の重役になった。
どういうわけかとても顔が広く子供の頃一緒に銀座を歩くと…
そういう思い出があります。
60年ほど前画廊でひと目惚れし購入したと聞いている。
しかし祖父には申し訳ないがもし高ければこの際売り払い家族みんなで海外旅行に行きたい
本人評価額は8人分の旅行費用として…
正直言うと保存状態が悪くところどころ染みが出てしまっている。
それがなければもっと豪華な旅行ができると思うのだが…
柳生十兵衛の子孫で大企業の重役だった母方の祖父が遺したもの。
もし高ければ祖父には申し訳ないがこの際売り払い家族みんなで海外旅行に行きたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜!
ほ〜!すごいありがとうございます。
出たよ300万円。
熊谷守一の作品に間違いありません。
守一という人は画壇の仙人とか言われてますけども巧みさであるとかそういったものをすべて取り払った子供のような非常に無垢なこういった絵というのが魅力と。
猫の絵は結構たくさん描いてましていろんなパターンがあります。
残念ながら染みが…とらないとダメですよね染みを。
このままやっぱりなかなか買われないですね。
それからその向こうの豚でも金魚でもなくってそれは鯉です。
あっ鯉ですか。
池に飛び込んだ瞬間なのかこの尾ヒレがそこだけ色が濃く置いてあるのでそれが水面の上に出ているっていうのがわかりますね。
こういった鯉の描き方非常に珍しいと思います。
続いては写真が趣味の…
何かきっかけがあったんですか?好きになる。
こちらは去年裏磐梯で撮影したもの
お〜きれいじゃないですか。
お宝は…
8年前のこと。
なじみの骨董店に行くとちょうど店主が仕入れから戻ったばかりで柳行李にさまざまな品物が詰め込まれていた。
興味があるなら自由に見ていいよと言うので一つひとつ引っ張り出しためつすがめつしていると…
これは名品に違いないと思い試しに値段を聞くと…
いくらなら買う?と。
え!1万円でお買いになったこれ?
すんなり了承してくれたのでこっちのほうがびっくり。
実は店主はもともと古着が専門で焼物の知識があまりなくいくらで売っていいのか見当がつかなかったらしい。
その後この茶碗で茶を喫したところ…
本人評価額は自分の目を信じ…
その店主は後日この茶碗が一入の作と知ると大損したと言いつつ3年前に他界したが果たして結果は!?
ジャカジャン!
あっちゃ〜!
偽物を作ろうと思って作った程度の低いものですね。
一入っていうのはこういうふうにてらてらした肌合いではないんですよ。
強い還元炎焼成をしますのでね全体に光沢を失って気泡が生じるような肌合いになる。
それからこの形がやはり悪いですね。
こういうふうにくっきりはっきりした茶碗じゃなくてもっと趣のある侘びの茶碗の形になってくる。
それが一入ぶりというふうにして伝わるわけなんです。
これは日ごろお抹茶でも飲むのにお使いになったらいかがかしら。
続いては長年地元で建築業を営んでいる…
建築業はどうなんですか?今なかなか大変な時代ですか?歳取ってねこっちも。
お宝は…
三十数年前顧客の一人だった大学教授が田舎に引っ越すため家を処分したいというのでその下見に行くとさまざまな骨董が残されており…
持ってきたんですよ。
以来ずっと大切にしてきたが取引先の支払いに窮した際はこれを担保にカネを借りたこともあった。
本人評価額は期待を込めて…
実は昔会社を倒産させているのでもし高ければこれを元手にもう一度再建したい。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
う〜ん残念!
魯迅の作品のコピーですね印刷。
書かれているのは有名な詩ですね。
多くの人に非難をされても首を下げて民衆の牛となると。
そういうふうに一般的には解釈されています。
実はこの詩は毛沢東がスローガンにしたわけです。
ですからこういったかたちでコピーの作品っていうのはかなりたくさんあります。
これもし肉筆であれば何千万。
最後はバイクのツーリングが趣味の…
え!あれ難しいですね結構大型免許って。
いやいや倒したりしたら持ち上げないといけないでしょ?あれ結構ね大型は難しいって聞きますけどそれ取って?
お宝は…
その値段は…
それを聞いたらきっとあきれ果てるはず
どうぞ!
しかし名品なので100万円でも安いくらい。
どこがそんなにすばらしいかというと…
いっぱいに描いてありますね。
こういう細かい作業はね。
まわりのこの魚も…。
本人評価額は買ったときと同じく…
娘たちは100万円と聞いて唖然としていたのでもしもガラクタならあとで何と言われることやら。
果たして結果は!?
ジャカジャン!はい!
ダウンするも大健闘!
18世紀の前半に有田で焼かれた古伊万里金襴手の鉢です。
ものは間違いございませんね。
重大な欠陥があります。
金彩がすれて落ちたのを補修してある。
なければ120万くらい言えたんですよ。
最上手の古伊万里の金襴手は型物といいましてねそれに準ずるというんでこれを準型と俗称しております。
見込みは鳳凰文そして吉祥文をすべて散りばめて大明萬暦年製たいへんにいい銘でねいいものにはだいたいこの銘を使ってるんです。
土がいいですよ純白でね温かみのあるこういう白っていうのは写し物にはできませんね。
なかなかお目利きだったと思います。
大切になすってください。
出張鑑定IN府中はこれにて無事閉幕
早速ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人は大工一筋46年の
もうそろそろ引退してもいい年ごろなのですが仕事が丁寧でしかも早いため依頼が引きも切らず毎日大忙しだそうです。
そしてようやく1日の作業を終えると決まって向かうのがご自宅にある…
5年前老後の楽しみのためにと杉原さんが設計から内装まですべて手がけ完成させたそうです
茶道を正式に習ったことはなくすべて自己流だそうですがなかなか様になっています
そしてもう1つの趣味が…
40歳の頃から始めたのですがただ集めるだけではなく日々専門的な資料に目を通し徹底的に研究するのが何より楽しいそうです
その方は自宅に…
であるときその美術館を見せていただいた際今回のお宝にひと目惚れ。
そこで頭を下げて頼み込みようやく譲っていただいたそうです
ご鑑定よろしくお願いします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
島根県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
いやいやすごい茶室をご自身でお造りになったんですか?まあね。
なんで造ろうかなと思ったんですか?それは釜を集めとったから。
釜があったらやっぱり茶室があって炉があったほうがいいじゃないかと。
釜から部屋になって建物も。
そういうことですね。
どんどん広がっていったんですね。
それでは100万で買われた…。
拝見します。
うわぁちっちゃい。
100万!?これなんですか?なんでこれ買おうかなと思ったんですか?100万出して。
ぱっと見たときにこの色はすごいと。
後光がさしてるような感じを受けたんですよ。
完全に呼ばれたんですね。
まあね。
それでじゃあ今日持って帰らないけんと。
それで無理やり…。
今日欲しなったんですか見て?そうそうもう明日はないと。
25万ほど今日払うから…。
あったんだ。
すぐ25万だけ渡して。
はいそういうこと。
これ本物だと思われるポイントは特にどういうところですか?そうですね…色がすごくいいことですね。
それと貫入が茶色に見えるんですね。
これは特殊なものだと。
じゃあ実際に他のものを見にいかれたりとかはしました?上海美術館とか故宮とかそういうところ行ってみたんですけど上海では同じような色で貫入もこの赤い色だったんです。
あぁ入ってた。
やっぱり俺のやつは間違いなかったと。
ふだんはどうしてるんですか?これは。
金庫の中に入れて…。
金庫にしまっている。
今回自信のほうは何%ですか?90%です。
釉を施した最古の焼物青磁は紀元前14世紀頃から作られ始めその技法は宋の時代に頂点に達した
そのひとつ耀州窯の青磁はきびきびした彫り文様や型押し文様で装飾され滋味豊かなオリーブグリーンの釉に覆われている。
一方汝窯の青磁の色は淡く雨上がりの空の色にたとえられるが極めて数が少なく世界中でわずか数十点しか確認されていない
また龍泉窯は当時隆盛を極めた中国最大の青磁の窯で碧玉のような質感を持つ砧青磁重厚で深い緑色を帯びた天龍寺青磁淡い緑青色を帯びた七官青磁などが作られた
これらは比類なき名品として日本にも持ち込まれたがそのひとつこの青磁の茶碗は室町時代将軍足利義政が所持していた際底がひび割れ…
そのため中国に送り代わりを求めたところもはやこれほどのものは作れないとの答えがありかすがいを打って送り返されたとの逸話が残されている。
そして北宋が滅び南宋の時代になり誕生したのが南宋官窯の青磁である
その胎土は鉄分が多いため色は独特の深みを帯びているが釉が薄い口縁部や高台畳付の露胎部は黒ずんで見える
また胎土と釉の収縮率の違いによりいちめんに貫入が生じるが黒く大きな貫入と白く輝く小さな貫入があらわれたものは二重貫入と呼ばれ人知を超えた神秘的な趣があることから特に珍重されている
改めて依頼品を見てみよう。
南宋官窯の青磁の香炉である。
深くやわらかな青みしっとりとした光沢胴には見事な貫入が見てとれる
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?500万でお願いします。
まいりましょうオープンザプライス!2万!?2万円…。
微妙ですね。
中国宋代の青磁というものは土が黒みがかった灰色をしているんです。
これはちょっと汚れておりますけども白に近い粘土でございますね。
これは恐らく日本の土だと思います。
官窯青磁っていうものは青磁釉を何度も何度もかけておりますからもっと厚く感じる。
でこの貫入の様子です。
宋代の官窯青磁の貫入というものは二重がけ三重がけしておりますからもっと細かい複雑な貫入が入ってそれが青磁の奥深い深遠な美しさっていうものを呈している。
これはもう単純なただの普通の貫入でございますね。
これは200年くらい前の日本の京都の焼物だというふうに推測いたします。
たいへんにかわいらしいいい青磁なんですよ。
このまま鑑賞しても十分に鑑賞にたえられると思います。
京都のね200年前のですからいいじゃないですか。
思ってたのとはちゃいましたけども。
これからも鑑賞にたえうるものということで大事になさってください。
ありがとうございました。
いやぁ…。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2015/01/20(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【リサイクル店で買った絵に超絶値!?】[字]

友人が営むリサイクルショップで一目惚れ!たった20万円で購入した絵に驚きの鑑定結果が!▽長年焼物研究に費やしたコレクターが名品と豪語するお宝!

詳細情報
番組内容1
【リサイクルショップで一目惚れ!!たった20万円で購入した絵に驚きの鑑定結果が!】お宝は20数年前、リサイクルショップを営む友人から「凄い絵が手に入った」と見せてもらい、一目惚れ。それまで全く絵に興味はなかったのだが、どうしても欲しくなり20万円で購入した。
番組内容2
元の持主は、借家経営をしていた老夫婦で戦後、まだ無名だったある画家が住んでおり、何かと世話をしていたという。ある時その画家が借家を出る際、お礼に置いていったと聞いている。一体その画家とは?驚きの鑑定結果にスタジオ騒然!!
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】桑山哲也
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
大熊敏之(国立大学法人富山大学大学院芸術文化学研究科教授)
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バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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