県内ニュース

イブニング・シックス

中国の旅行雑誌の関係者がワカサギ釣り体験(01月28日)

楢葉町の臨時議会が元の役場議場で開催(01月28日)

サブドレン放水計画 漁業者が意見集約へ(01月28日)

TOKIOが出演する「天のつぶ」の新CM発表会(01月28日)

中間貯蔵の「保管場」を工業団地に整備へ〜地権者も了承(01月28日)

DCに向けて福島県旅行商談会。大手旅行会社に福島を売り込む(01月28日)

東電福島第二原発で、8日ぶりに一部作業再開(01月28日)

福島市山居の不審火で逮捕の女、余罪認める供述(01月28日)

吾妻山で火山性微動発生、1ヵ月半ぶり(01月28日)

乗用車が欄干に激突 運転の男性死亡(01月27日)

小高区に介護用ロボットスーツ工場進出(01月27日)

南相馬の子ども 個人線量は推計値の3分の1(01月27日)

会津若松市の住宅街で倉庫全焼(01月27日)

石田県警新本部長が着任「復興を支え治安の確保を」(01月27日)

帰還目指す楢葉町が仮設住宅で住民から意見聞く(01月27日)

春の陽気 いわきの梅の花ほころぶ(01月27日)

英、豪など駐日大使が県産品アピール(01月27日)

円空の足跡をたどる 県立美術館で企画展(01月27日)


中国の旅行雑誌の関係者がワカサギ釣り体験(01月28日)

中国の大手旅行雑誌の関係者がきのうから県内の主な観光地を訪れていて、きょうは桧原湖でワカサギ釣りの体験取材を行いました。きのうから県内を訪れているのは中国国内で年間32万部を発行する旅行雑誌の関係者など4人です。風評被害の払拭に向けた県の取り組みとして招かれた一行はきょうは冬のレジャースポットとして人気のある桧原湖でワカサギ釣りの体験取材を行いました。およそ1時間にわたりワカサギ釣りを満喫した一行。震災以降、中国人にフクシマの名前は認知されたものの観光地としての魅力はまだまだ伝わっていないのが現状と話していて今後は今回体験した福島県の魅力を伝えたいと話していました。一行はあしたは大内宿などを取材するということです。

楢葉町の臨時議会が元の役場議場で開催(01月28日)

全町避難が続いている楢葉町はきょう避難区域にある元の議場で4年ぶりに臨時議会を開きました。今年の春以降の住民の帰還を目指す楢葉町は去年6月に役場機能の一部を元の役場に戻したものの議会は議場の補修工事が行われていたため避難先のいわき市で行われていました。その補修工事も終わりきょうは、4年ぶりに楢葉町の避難区域にある元の議場で1日だけの臨時議会が開かれ町内の復旧工事の契約などについて審議を行いました。議会の今後の開催については傍聴者の利便性などを考慮して決めたいとしています。

サブドレン放水計画 漁業者が意見集約へ(01月28日)

福島第一原発の原子炉建屋周りの井戸水を浄化して海に放出する計画について、県の漁業組合は来月下旬をメドに計画を了承するかどうか意見をまとめることになりました。これはきょう開かれた漁業組合の組合長会議で決まりました。国と東京電力は汚染水を減らすため原子炉建屋周りの「サブドレン」と呼ばれる井戸の水を浄化して海に放出する計画を検討しています。計画ついて国の原子力規制委員会は今月21日、「技術的には適切」として認可しました。一方、県内の漁業者に対しては去年9月から3回説明会が行われていてきょうの会議では来月下旬から計画を認めるかどうか意見をまとめていくことが決まりました。相馬双葉漁協では今月30日、いわき市漁協では来月上旬にそれぞれ役員会を開いた上で、計画を認めるかどうか来月下旬までに意見を集約することにしています。

TOKIOが出演する「天のつぶ」の新CM発表会(01月28日)

人気グループTOKIOのメンバーが福島の農産物の魅力を紹介する新しいCMが完成し、きょうお披露目されました。きょう東京で行われた新CMの発表会にはTOKIOのメンバー城島茂さんと国分太一さんが米俵を持って登場。会場を沸かせると、その後、県産米の「天のつぶ」を試食しました。県産米の「天のつぶ」の魅力を全国に発信するため県が作った新しいCMにはおととし、去年に引き続きTOKIOのメンバーが起用されました。きょうは震災以降福島の為に、県産品の魅力を発信し続けてきたTOKIOのメンバーに感謝状が手渡されました「皆さんの心の中にはそれぞれのふるさとがあると思います。僕らは東京TOKIOという名前ですが、自分たちにとっては福島が第二のふるさとです。(城島茂さん)」

中間貯蔵の「保管場」を工業団地に整備へ〜地権者も了承(01月28日)

除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を巡り、環境省は大熊東工業団地と双葉工業団地の一部を廃棄物の「保管場」として整備する方針を固め、きょうまでに複数の地権者から了承を得たことが分かりました。環境省は、廃棄物を一時的に運び入れる「保管場」を大熊町と双葉町に設置し、来月上旬から造成工事などをはじめる計画です。この「保管場」について環境省は、大熊町の大熊東工業団地、それに双葉町の双葉工業団地の一部を新たに整備する方針を固めました。2つの工業団地では先週からそれぞれの工事の落札業者が現地調査を行っています。環境省は「保管場」の整備を急ぐため、売買契約に先行して一定の期間、無償で工業団地内の土地を借りる方針で、これまでに複数の地権者から土地利用の了承を得ているということです。

DCに向けて福島県旅行商談会。大手旅行会社に福島を売り込む(01月28日)

この春、福島を舞台に繰り広げられる大型観光キャンペーン「デスティネーション・キャンペーン」を前に、福島の観光をアピールしようときょう東京で大手旅行会社を対象にした商談会が開かれました。この商談会は、ことし4月から3か月間に渡って、JRをはじめとして展開される「福島デスティネーション・キャンペーン」にあわせて、県内に観光ツアーを誘致しようと開かれました。会場には大手旅行会社15社のツアーの企画担当者などが招かれ、市町村の職員がパンフレットなどを見せ各地の見所を紹介しました。このうち三春町の職員は、デスティネーションキャンペーンの期間中に見ごろを迎える滝桜の説明をしました。県内を訪れた観光客は震災の前の年の2010年はのべ5千700万人ほどでしたが、おととしはのべ4千830万人あまりで震災前の8割に留まっています。県ではデスティネーションキャンペーンをきっかけに、年間を通しての観光誘致を図りたいと話しています。

東電福島第二原発で、8日ぶりに一部作業再開(01月28日)

今月20日に作業員が機械に頭を挟まれて死亡する事故が起き、作業を中断して安全点検を行ってきた東京電力福島第二原発で、「滑り止め」や「注意書き」の掲示などを行い安全が確認できたとして、きょう8日ぶりにクレーンの吊り上げ試験や水槽に溜まった砂を取り除く作業など、一部の作業が再開されました。19日に作業員がタンク内に落下し死亡する事故が起きた福島第一原発については、東京電力は来週をめどに安全が確認された作業から再開することにしています。

福島市山居の不審火で逮捕の女、余罪認める供述(01月28日)

福島市で去年11月に起きた起きた不審火で、ゴミを燃やし廃棄物処理法違反の疑いで逮捕された福島市山居の無職松本浩子容疑者は、現場の周辺で去年10月以降ゴミ集積所のゴミが燃えるなど続いていた複数の不審火について、関与を認める供述を始めたことが分かりました。捜査関係者によりますと松本容疑者は近所の住民について「ゴミの出し方が気に入らなかった」などと話しているということで、警察では近所の住民への不満が動機につながった可能性があると見て捜査しています。

吾妻山で火山性微動発生、1ヵ月半ぶり(01月28日)

先月12日に噴火警戒レベルが引き上げられた吾妻山で、けさ一ヵ月半ぶりに火山性微動が発生し、気象台が警戒を呼びかけています。福島地方気象台によりますと、きょう午前8時15分ごろ、吾妻小富士東側の観測点で火山性微動が観測されました。微動は地下のマグマの動きなどを示すもので、およそ2分50秒間続いたということです。微動が観測されたのは先月12日以来で、振動の大きさは前回と変わらないということです。気象台では先月12日に吾妻山の噴火警戒レベルを『2』に引き上げていて、火口周辺警報を出し火口から500メートルの範囲では噴石に警戒するよう呼びかけています。

乗用車が欄干に激突 運転の男性死亡(01月27日)

けさ福島市で乗用車が橋の欄干に衝突する事故があり、運転していた男性が死亡しました。事故があったのは福島市永井川の市道できょう午前7時半ごろ、乗用車が道路左側にある橋の欄干に衝突しました。この事故で車を運転していた福島市の飲食店従業員、高橋鷹之介さん(21)が病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。現場は、新幹線の高架の脇を通る直線道路で警察によりますと乗用車は、現場からおよそ100メートル手前の橋を渡る際に「車体が飛び跳ねるほどのスピードを出していた」との目撃情報があるということです。現在、警察で詳しい原因を調べています。

小高区に介護用ロボットスーツ工場進出(01月27日)

東京に本社を置く機械製造会社、菊池製作所は避難指示解除準備区域にある小高区に介護用のロボットスーツの工場を設け、きょう現地で工場の発表会が行われました。飯舘村に生産拠点を持つ菊池製作所は震災後に空き家となった工場を買い取って整備しました。震災後、小高区に新たな工場が進出するのは初めてです。開発されたマッスルスーツは訪問介護業者を中心にすでに770台が試験販売されたことから、東京理科大学のベンチャー企業と菊池製作所が協力して量産体制をつくることになりました。マッスルスーツの製造ラインは来月から一部が稼働し4月には本格稼働。年間で最大5000台を製造できるということです。工場では20人程度の従業員を新たに採用することにしていて来年春に避難指示の解除を目指す南相馬市の復興につながればと期待が寄せられています。

南相馬の子ども 個人線量は推計値の3分の1(01月27日)

南相馬市立総合病院などが「個人線量計」をもとに地元の子どもたちの外部被ばく線量を調べたところ、平均の値は空間線量をもとにした推定値の3分の1になったことがわかりました。これはきょう南相馬市立総合病院が会見を開き、明らかにしました。病院などでは原発事故の翌年にあたる平成24年9月からの1年間を対象に、南相馬市の小学生から高校生520人がつけていた個人線量計の値を分析しました。その結果、自宅周辺の空間線量をもとに計算する政府の推定値では、年間の追加被ばく線量が平均で2.4ミリシーベルトだったのに対し、個人線量計での実測値は平均0.8ミリシーベルトとおよそ3分の1の値だったことが分かりました。これまでの政府の推定では、年間の追加被ばく線量1ミリシーベルトを空間線量に置き換えた場合、1時間あたり0.23マイクロシーベルトが目安とされてきましたが、分析に当たった南相馬市立総合病院の坪倉正治医師は「0.5マイクロや0.6マイクロシーベルトぐらいの場所に住んでいる方で、初めて年間1ミリシーベルトという状況になっているというのが実測からわかった。」と話しました。南相馬市立総合病院ではこの結果について、政府の推定よりも子どもが屋内にいる時間が長いことや、建物による放射線の遮へい率が高いことを理由としてあげています。

会津若松市の住宅街で倉庫全焼(01月27日)

きょう午後、会津若松市の住宅街で倉庫1棟が全焼する火事があり、現場周辺は一時騒然となりました。ケガ人はいませんでした。火事があったのは会津若松市滝沢町にある建物できょう午後3時半ごろ火が出ておよそ30分後に消し止められましたが、木造平屋建ての倉庫1棟が全焼しました。ケガ人はいませんでした。周辺は住宅街で現場は一時騒然となりました。この倉庫は近くの飲食店が借りていたもので、冷凍庫や除湿機があったということです。消防関係者の話によると建物の東側に置いてあった除湿機の周りの燃え方が激しかったということです。現在、警察と消防で火が出た原因を調べています。

石田県警新本部長が着任「復興を支え治安の確保を」(01月27日)

きょう付けで県警察本部の本部長に着任した石田勝彦本部長が着任式に臨み、復興を支えることと治安の確保という課題を職員に示しました。石田勝彦本部長は神奈川県出身の52歳。警察庁長官官房の国家公安委員会会務官からの異動です。きょう午後、県庁で行われた着任式で、石田本部長はおよそ200人の幹部職員に対し、復興を支えることと治安の確保という2つの課題を示しました。また記者会見では「社会に受けた恩恵を返せるよう誰かのために何かをしたい」と自らの考え方を示しました。

帰還目指す楢葉町が仮設住宅で住民から意見聞く(01月27日)

原発の事故のため全町避難が続いている楢葉町では帰還するために意見を町民から聞く町政懇談会を開いています。早ければこの春以降の帰還を目指している楢葉町は、多くの町民が避難生活を送るいわき市などで今月25日から懇談会を開き、帰町についての意見や要望を町民から聞いています。きょうは、いわき市中央台にある仮設住宅の集会所に松本町長などが訪れ「帰町するための避難区域の解除はあくまで国が判断する」と前置きしたうえで町内の除染やインフラの復旧状況などの説明をしました。会場には13人の町民が訪れ、生活を再建するための支援策についての質問や医療機関の整備についての要望などが出されました。この懇談会はこの後、いわき市内の仮設住宅や郡山市、東京都内で3月まで開かれることになっています。

春の陽気 いわきの梅の花ほころぶ(01月27日)

きょうは朝から気温が上がり中通りと浜通りを中心に暖かい一日となりました。この陽気に誘われて、いわき市では梅の花がほころんでいます。きょうは前線に向かって南から暖かい風が入り込んだ影響で中通りと浜通りを中心に気温が上がり2月から4月並みの暖かさとなりました。最高気温が15.2度と4月中旬並みの気温となったいわき市の常磐白鳥町にある温泉旅館・喜楽苑の庭では梅の木には小さな花がつきはじめています。特に日当たりの良い東向きの土手にある紅梅の木には数多くの花が咲いていました。12月中旬から花をつけ始めた梅の花は、ここ最近の陽気で一気に花が開き来月上旬から中旬には満開になるということです。

英、豪など駐日大使が県産品アピール(01月27日)

イギリスやオーストラリアなど4か国の駐日大使たちが、東京にある県のアンテナショップを訪れ県産の農産物を試食して安全性をアピールしました。東京・日本橋にある県のアンテナショップふくしま館「MIDETTE」を訪れたのは、イギリス、カナダ、オーストラリアそしてニュージーラソドの4か国の駐日大使です。国は福島産の農産物を「食べて応援しよう」という取り組みをすすめていて、きょうはその企画に賛同した4人の大使が内堀知事から県産品の特徴などの説明を受けながらお米や福島牛などを試食して安全性や美味しさをアピールしました。4か国のうち、イギリスは県産品の輸入規制が続いていますが、県ではこうした取り組みを通して県産品の安全性を知ってもらい輸出拡大につながればと期待を寄せています。

円空の足跡をたどる 県立美術館で企画展(01月27日)

江戸時代の僧侶で数多くの仏像を彫り続けた「円空」の企画展が、福島市の県立美術館で始まりました。円空は、江戸時代前期に美濃の国に生まれた僧侶でその生涯に5千体を超える仏像を残しました。会場には、飛騨の千光寺が所蔵している仏像を中心におよそ100体が展示されています。当時の仏像が、専門の仏師によって彫られる中、円空は、修行の一環として庶民のために仏像を彫り続けました。その作品は、素朴で優しく、慈愛に満ちた表情をしているのが特徴です。この金剛力士立像は、地面に生えたままの立ち木にはしごをかけて彫ったとされています。この企画展「飛騨の円空」は、福島市の県立美術館で4月5日まで開かれています。