Windows7 と Ubuntu 14.04 をデュアルブート化する
- 2014/07/21
- 17:21
Windows7 と Ubuntu 14.04 をデュアルブート化する手順を紹介をする。 本記事で必要な情報は適時ページ下部の予備知識参照。
この記事で紹介する内容を下図にまとめる。
【デュアルブート化手順(概要)】
1. Ubuntuの入手
Ubuntuのページヘアクセスして、ISOファイルを入手。
2. Ubuntuインストールメディアの作成
ISOファイルをCD/DVDもしくはUSBに書き込む。
3. Ubuntuのインストール
CD/DVDもしくはUSBから起動し、 UbuntuをCD/DVDもしくはUSBからインストールを始める。 この時、WindowsのHDD領域を小さくして、Ubuntu用にHDD領域を確保する。
4. タイムアウトになると起動するエントリを変更する(おまけ)
GRUBの設定を書き換える。
【デュアルブート化手順(詳細)】
1. Ubuntuの入手
Ubuntuのホームページへアクセスして、「Download」タブをクリック。
「Ubuntu Desktop」をクリック。
インストールするUbuntuの種類を選択する。 推奨されるOSは64-bit版となっているが、 インストール先のパソコンのメモリが2GB以下であるならば32-bit版を選択する。 筆者は3GBメモリ環境なので64-bit版を選択。
寄付をする人は「Pay With PayPal」を選択。寄付をしない人はすぐにダウンロードを開始する。 自動でダウンロードが開始されるので10分ほど待つ。
2. Ubuntuインストールメディアの作成
次に手順1.でダウンロードしたisoファイル情報を書き込んだメディアを用いて、 Ubuntuのインストール画面を起動する為に必要なインストールメディアを作成する。 インストールメディアの種類としてメジャーなものはCD/DVDもしくはUSBなどがあり、 今回は (i) CD/DVDをインストールメディアとする方法、 (ii) USBをインストールメディアとする方法 を紹介するので、 どちか一つを選択してもらえば良い。 ただしCD/DVDにせよUSBにせよ空のものを用意しておく必要がある。
(i) CD/DVDの場合
手順1.でダウンロードしたISOファイル上で右クリックして、「ディスクイメージの書き込み」を選択する。
空のDVD挿入後、「書き込み」を選択。約3分で書き込みが終了する。 これでUbuntuを起動するために必要な情報がDVDに書き込まれる。
(ii) USBの場合
Ubuntuのホームページで紹介されているように、 pendrivelinuxのページへアクセスし、 ページ中部の「Your Universal Multiboot Installer」のダウンロードボタンをクリックして、 「Your Universal Multiboot Installer」をダウンロードする。
ダウンロードしたexeファイルを起動する。 ライセンス認証に関する文章が表示されるので、「I Agree」を選択する。
続くダイアログは各種デバイス設定を行う画面である。 step1は「Ubuntu」を選択。 step2は手順1.でダウンロードしたISOファイルを選択する。 step3はインストールメディアとするUSBデバイスを選択する。 step4は0MBから編集する必要は無い。 上記の設定をすませた上で、「Create」を選択する。
様々な注意と確認を促す画面が表示される。 上記の設定を間違えると予期せぬドライブをフォーマットしてしまうなどの可能性があるので注意。 設定に相違がなければ「はい」を選択する。
これでUbuntuを起動するために必要な情報がUSBに書き込まれる。
3. Ubuntuのインストール
インストールメディアを接続した状態でパソコンを起動/再度起動する。 この時、パソコンによってCD/DVDもしくはUSBから起動する方法は異なるが、 筆者の環境では電源を入れた後でF12キーを押しておき、 Multi Boot Selection Menuを表示する。 この方法はWEB検索で「○○ DVDから起動」(○○にはご自身のパソコンの型番)などすれば情報が得られる。
筆者のPC(TOSHIBA dynabook CX/47EE )では電源投入後のこの画面でF12キーを押すことで、 どのデバイス(HDD、USB、CD/DVD、ネットワーク等々)から起動するのかを選択する画面を表示できる。 CD/DVDからインストールする人はCD/DVDに相当するデバイスを、 USBからインストールする人はUSBに相当するデバイスを選択する。
Ubuntuが起動する。
Ubuntuの言語選択画面が表示される。日本語を選択。
有線LAN状態でないならば無線LAN選択が出てくる。
Ubuntuインストールに伴う各種確認事項が表示される。
「UbuntuをWindowsとは別にインストール」を選択する。 「UbuntuをWindowsとは別にインストール」が表示されない場合の方法については後述する。
パーティション選択画面が表示される。 自分の好みのパーティションの切り方をすれば良い。 図では 40 GB を Ubuntu に割り当てている。 (※この 40 GB のうち、メモリと同程度の容量(筆者は 3 GB )が「スワップ領域」と呼ばれるメモリの役割を果たす領域に自動割り当てされ、残りが Ubuntu で使用できる HDD 領域となる。)
「UbuntuをWindowsとは別にインストール」が表示されない場合
この場合には自分でWindows領域の縮小を行って、 Ubuntu をインストールする必要がある。
「インストールの種類」ダイアログで、「それ以外」を選択。
今回は Windows の C ドライブ領域を縮小する。 C ドライブと同じ HDD 領域を有するデバイスを選択し、 「Change ...」をクリックすると、「パーティションを編集」ダイアログが表示される。 「サイズ」とは縮小後の C ドライブの大きさを表す。
例)
元々のCドライブが100GB、 Ubuntuに30GB 使用したい場合、 「パーティションを編集」ダイアログの「サイズ」は70GB と入力する。利用方法は「パーティションを使わない」を選択して、「OK」をクリック。
Cドライブが縮小され、 「空き領域」が生じていることがわかる。 続いて、「空き領域」を選択して、「+」ボタンを選択。
「パーティションを作成」ダイアログが表示され、今からスワップ領域の確保を行なう。 スワップ領域とは、メモリの容量をオーバーした情報量が記録されたときにメモリ上で使用頻度の低いデータの避難先であり、ハードディスク上に設ける。 「サイズ」にはパソコンのメモリ程度からメモリの2倍程度の大きさを指定する。 筆者は物理メモリが 3 GB であるので、3 GB ~ 6 GB 程度の間でスワップ領域を定義でき、 今回は 4 GB を割り当てることとした。
「新しいパーティションのタイプ」は「基本パーティション」、 「新しいパーティションの場所」は「この領域の終点」、 「利用方法」は「スワップ領域」として、「OK」を選択。 これでスワップ領域は確保された。
続いて再度「空き領域」を選択して、 「+」ボタンを選択。
「パーティションを作成」ダイアログが表示され、 今から実際のUbuntu領域の確保を行なう。 「サイズ」は Ubuntu に使用する HDD 領域のサイズを指定する。 デフォルトで空き領域の大きさが入力されている。 「新しいパーティションのタイプ」は「基本パーティション」、 「新しいパーティションの場所」は「この領域の始点」、 「利用方法」は「ex4ジャーナリングファイルシステム」、 「マウントポイント」は「/」として、 「OK」を選択する。 これで Ubuntu の HDD 領域は確保された。
「ブートローダをインストールするデバイス」はPC起動後に最初に読み込まれる領域を選択する。 今回は「/dev/sda」とした。 (この「ブートローダをインストールするデバイス」を正確に理解するためにはそれなりに情報収集をする必要があるが、 「Ubuntu を Windows とは別にインストール」によって作成される時と同じ仕様になるように「/dev/sda」を選択した。)
ここまでが「UbuntuをWindowsとは別にインストール」が表示されない場合である。
地域選択。
キーボード配列選択。
コンピュータ名やユーザ名及びログインパスワードを決定する。
Ubuntuのインストール作業が進む。
インストール作業が終わると再起動を促すメッセージが表示されるので、 「今すぐ再起動する」を選択する。
DVD ドライブからインストールメディアを取り出すようにとメッセージが表示されるので、 インストールメディアを取り出した後でエンターキーを押す。
これで Ubuntu と Windows のデュアルブート化は終了。
PC 再起動後に GRUB 画面が起動し、いくつかの OS が選択できるようになっているので起動したいOSを選択する。 GRUB画面起動後、10秒ほど放置してタイムアウトになると、ハイライトされているUbuntuが起動する。 なので、Windows を起動するならば「Windows 7」を矢印キーで操作して選択。 Ubuntu を起動したいならば「Ubuntu」を選択する。
Ubuntuが起動する。 Ubuntuのログインパスワードを入力してログインする。 続いて、Ubuntuの初期設定やソフトウェアの更新などを行うがそれはまた別のページで紹介する。
4. タイムアウトになると起動するエントリを変更する(おまけ)
最後に GRUB 画面の設定を変更を行なう。 先ほどの例ではPC起動後のGRUB画面において、 Ubuntuが自動的にハイライトされるようになっているが、 Windows7 が自動的にハイライトされるように編集する。 (つまり PC 電源投入後、放置しておいたら Windows を起動したい人向けの設定変更。)
Ubuntuを起動する。
左横のLauncherバーにあるUbuntuのロゴアイコン(コンピュータとオンラインリソースを検索)をクリック、 アプリケーションアイコンをクリック、 「インストール済み」のアプリケーションに「端末」があるのでクリックして起動する。
端末において、
sudo gedtit /etc/default/grub
と入力し、エンター。 パスワードを問われるので入力する。
この命令は「gedit」というテキストエディタで「/etc/default」というディレクトリに存在する「grub」ファイルを編集することを意味する。
geditの編集画面が起動する。
上部、
GRUB_DEFAULT = 0
と書かれている行を次のように置き換える。
# GRUB_DEFAULT = 0 GRUB_DEFAULT = 4
「4」 という数字は先程示したGRUB画面起動時に自動ハイライトするエントリをどの行にするかを意味する。 ただし、GRUB画面においては見た目上の1行目はプログラム上で0行目と記述されているので注意すること。 (この紹介文では Windows 7 は Ubuntu の行を0行目とした時に4行目に当たる行であるが、 個々の環境によって異なるので各自でチェックが必要。)
編集内容を上書き保存して、geditを終了する。
次にgeditで編集した内容を適用するために、
sudo update-grub
と入力する。
これらの作業終了後に再起動してGRUB画面を起動してみると、 確かに(0からはじめて)4行目が自動ハイライトされていることがわかる。 これでPC起動後に放置しておくと自動的にWindowsが起動することになる。
デュアルブート
1つのパソコンの中に2つのOS(Operating Sytem)が共存しており、 どちらでも起動できる状態を示す。 普段はWindowsを使用しているが、 プログラミングなどを行なう為にUnix環境を確保しておきたい人などに需要がある。
Ubuntu
数あるLinuxディストリビューションの1つで、 無料かつ手頃にUnix環境を導入することが出来る。 以下、Wikipedia(2014年7月時点)から紹介文を引用する。 「Ubuntuの開発目標は、「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を提供することである。 Ubuntuという名称は、南アフリカのズールー語の言葉で「他者への思いやり」を意味する」
ISOファイル
CDまたはDVDを1つのファイルにデータ化したもの。 拡張子は「.iso」。
スワップ領域
メインメモリをオーバーするデータがメモリに置かれた時に、 メモリ上で使用頻度の低いものをHDD上に設けられたスワップ領域に避難させる。 通常HDDからのデータ呼び出しはメモリよりも時間がかかり、スワップ領域に置かれた情報読み出しは遅くなる。
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プロフィール
Author:AKIRA028
基本的にはMacユーザー。
しかし、仕事柄WindowsPCの修復などに振り回される。。。
仕事力と生活力の無い状態から脱却することを夢見る。