石倉洋子「グローバルリーダー目指し、一歩前へ」

「やらないこと」を明確に! 見切るのも手、時間とエネルギーを上手に使う

  • 2015.01.27
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 2015年も早ひと月がたち、「今年の抱負は何だっけ?」と思い返している方もいるのではないでしょうか。この連載でも書いていますが、私は年末にその年の活動の「棚卸し」をして、次の年の目標をざっと決めるようにしています。そして最近は、目標を決めるときや毎日の活動をするときに、「やらないこと」も明確にするようにしています。

いくらやっても成果が得られなければ、すっぱりあきらめる

 事業戦略でも、What and What Not to do(やるべきこととやらないこと) を明らかにすることの大切さや、トレードオフの重要性がよくいわれています。

 複数の事業を展開する企業が戦略を立案する際、「A事業は基幹事業として注力する」「B事業は将来の成長を期待して投資する」などとだけ説明し、実は撤退や売却を考えているようなY事業やZ事業のことに言及しないことがあります。

 そうすると、Y事業やZ事業を担当する人はこれまで通り業務を続けてよいのだろうと誤解してしまい、メリハリがつかず、どの事業ももうからない、ということになりがちです。ただ最近は、それではグローバル競争に勝てない、技術の進歩が速い、世界的に不確定要素が大きいなどの理由から、撤退、売却などをはっきり表現する企業が増えてきました。

 事業戦略と同様に、私もWhat NOT to doを自分なりに決めて、やらないことを明らかにしようと思ったのです。またこの先いくらやっても成果が得られないと確信が持てる場合は、すっぱりあきらめようと決めたのです。

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