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 トヨタ自動車は27日、工場で働く社員を対象に、新しい賃金制度を導入する方針を示した。年功序列で昇給する部分を今より圧縮し、それを元手に、若手への支給額を手厚くするのが柱。少子高齢化が進むなか、優秀な若手を確保しやすくするねらいだ。早ければ来年1月にも導入する。

 経団連主催の「労使フォーラム」で、上田達郎常務役員(労務担当)が明らかにした。新制度では、子を持つ社員向けの手当などを増額し、子育て世代の若手の月給を引き上げる。一方、ベテランについては、年齢などに応じて昇給する賃金カーブを今より緩やかな形に見直し、月給の伸びを抑える。

 さらに、30歳前後以降は、上司の査定で決まる部分を拡大。技能やチームワークなどに応じて、今より月給に差をつける。これも全体として若手の賃金アップにつながるという。