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台湾 中国と閣僚級会談継続方針1月22日 20時50分
台湾で中国政策を担当する大陸委員会のトップが記者会見し、中台関係がぎくしゃくする中、来月、台湾の離島で中国と閣僚級の会談を行い、対話を継続していく考えを強調しました。
台湾で対中政策を担当する大陸委員会のトップで閣僚にあたる王郁※主任委員は、22日記者会見し、来月上旬、台湾海峡にある台湾の離島、金門島で、中国で台湾政策を担当する台湾事務弁公室の張志軍主任と、閣僚級の会談を行うと発表しました。
中国と台湾の閣僚級の会談は、去年2月に、1949年の中台分断後初めて行われ、今回が3回目となります。
しかし、台湾では、去年11月の統一地方選挙で、与党・国民党が大敗し、中国と急速な関係強化を進めてきた馬英九政権に対する住民の不信感が浮き彫りになりました。
また、中国が今月、台湾海峡の上空を通過する民間航空機の航路を新たに設定したことに対し、台湾の航空当局が、「一方的だ」として反発するなど、関係がぎくしゃくしています。
記者会見で王主任委員は、来月の閣僚級会談では、航空機の航路の設定について、「双方の同意をもとにするべきだという台湾側の立場を表明する」としたうえで、今後の中国との対話について、「台湾にとって有利な成果を勝ち取るために推進していく」と述べ、継続していく考えを強調しました。※王へんに奇