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旧ユーゴサッカー教室に日本支援1月22日 6時45分
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サッカー元日本代表の宮本恒靖さんが旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで民族が異なる子どもたちが一緒に学ぶサッカー教室を設立する計画を支援するため、日本政府は地元の自治体とサッカー場の整備などを進めることになりました。
サッカー日本代表のキャプテンとして活躍した宮本恒靖さんは、激しい民族紛争があったボスニア・ヘルツェゴビナで民族が異なる7歳から12歳までの子どもたちおよそ80人が一緒に学ぶサッカー教室をことし秋に立ち上げる計画です。
日本政府はこの計画を支援するため南部モスタル市におよそ3000万円の資金を提供してサッカー場やクラブハウスなどの整備や改修を進めることになり、21日、宮本さんも参加して、日本の山崎日出男大使とモスタル市長が署名式を行いました。
署名式のあと、宮本さんは異なる民族の子どもたちと一緒に体育館でサッカーボールを蹴り、参加した男の子は、「別の民族の子どもと仲よくできてよかった」と話していました。
宮本さんは、「スポーツを通してお互いを知ることができる。民族の垣根を越える環境づくりに貢献していきたい」と話しています。