邦人人質事件で新たな音声付き画像公表「残されたのは２４時間」

　中東の過激派「イスラム国」と名乗るグループによる邦人人質事件で、人質の後藤健二さん（４７）とされる男性の音声付き画像声明が２７日（日本時間同夜）、インターネット上に公開された。後藤さんを自称する男性の声で「私には２４時間しか残されていない」と訴え、犯人側が求めるサジダ・リシャウィ死刑囚（ヨルダンで収監中）の釈放を急ぐよう重ねて要求した。

　日本政府関係者は２７日、声明についての取材に対し「把握している。犯行グループが流したものと考えている」と述べた。政府関係者は、警察庁の科学警察研究所が声明を分析すると明らかにした。北村滋内閣情報官らが同夜首相官邸に入った。

【続きを読む】