夜間に病院を訪れて治療を求めたブラジル人に対して、応対した医師らが罵倒したとの情報が出回り、非難が殺到した。
今回話題になったのは、2本の動画である。動画には、ブラジル人の男性やその家族らが病院の医師たちと口論になっている場面が映っていた。娘の具合が悪くなったため、夜間に病院を訪れたという。ところが、診療時間外であるという理由で、納得のいく治療を受けることができなかったようだ。
医師も怒り心頭の様子で、ポケットに手を突っ込んだまま「小児科に行け、小児科に」などと乱暴な口調だ。これ以上の処置を受けられないことに納得できない男性が、もし娘の病状がひどかったらどうするかと問うと、医師は「じゃあ、訴えてください。その時はもう、裁判で訴えて」と挑発した。
医師側の主張としては、救急外来で全ての診療を行うことは不可能であるという。また、緊急を要するものではないと判断し、検査についても十分になされていると説明。男性らは、それでも納得できず、他の病院を紹介してくれるように繰り返し要求した。これらのやり取りの途中で、動画は終わる。
特に問題視されているのは、医師の一人が男性らに「クソ、死ね」と発言したとされることだ。当該の場面は動画に収録されていないが、この発言について男性に問いただされた医師らは、頭を下げて謝罪している。動画には、医師のネームプレートも映っていた。それを手がかりに調べると、静岡県磐田市立総合病院と判明した。
同病院に取材を申し込んだところ、「皆様に大変ご迷惑をおかけしておりまして、申しわけございません」という。現在、院内で調査を進めているそうだ。調査の現状や騒動の詳細に関しては話せないというので、その理由を尋ねたところ、患者の個人情報に関わるからだという。調査結果の公表の有無についても、まだ決まっていないとのことだ。
続いて、この一帯にある病院を管轄する静岡県の西部健康福祉センター医療健康部地域医療課に連絡を取った。同課では、本件に関しては全く知らなかったという。関連情報や、患者当人からの苦情等は、26日の午後の時点では寄せられていなかったそうだ。そこで、当サイトを通じて情報を提供することになった。それに基づいて、事実関係の確認がなされる模様だ。
その他の証拠画像
※モザイク加工は当サイトによるもの
高橋