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「私には24時間しかない」1月28日 0時41分
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日本時間の27日午後11時ごろ、後藤健二さんとみられる男性の画像がインターネット上に投稿され、画像につけられた音声は「残された時間は24時間しかない」と述べ、日本政府に対し、サジダ・リシャウィ死刑囚とみずからの交換を急ぐよう、ヨルダン政府に圧力をかけることを求めました。
新たに投稿された画像は、「後藤健二から、家族と日本政府への2回目の公開メッセージ」というタイトルで始まります。
後藤さんとみられる男性は、オレンジ色の服を着て手錠を掛けられており、「イスラム国」に拘束されているヨルダン軍のパイロットとみられる男性の写真を手に持って立っています。
画像には、英語で話す男性の音声がついていて、この中で、「私は後藤健二です。これが私の最後のメッセージになると言われた。私の自由を阻んでいるのはサジダの引き渡しを遅らせているヨルダン政府だ。残された時間は短い。日本政府に対して、ヨルダン政府に圧力をかけるよう声を上げてくれ」と述べました。
そのうえで「私と彼女の交換なのだ。何が難しいのだ。私には24時間しかない。パイロットにはより短い時間しか残されていない。これ以上の遅れにつながる駆け引きは、私たち2人の死につながる」と述べ、「イスラム国」が釈放を求めている、ヨルダンで収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚と、後藤さんとの交換を急ぐよう訴えました。