ニホンヤマネ:国天然記念物、佐賀で15年ぶり確認
毎日新聞 2015年01月27日 19時37分(最終更新 01月27日 21時00分)
佐賀大(佐賀市)は27日、佐賀県・多良山系で国天然記念物のニホンヤマネの生息を確認したと発表した。同県内では15年ぶりの確認という。
本州や九州に生息する体長7センチほどの日本固有種。ネズミの仲間で背に黒い筋がある。夜行性で主に木の上で暮らすため、確認される機会は少なく、詳しい生態は謎だ。
昨年暮れ、木の幹に設置した巣箱に出入りする姿を無人カメラが捉えた。研究者は「絶滅が危惧されているだけに、生息が確認できて安心した」と興奮ぎみ。【岩崎邦宏】