ドーピング陽性の朴泰桓 病院側が男性ホルモン投与
【ソウル聯合ニュース】ドーピング検査で陽性反応を示した北京五輪競泳の金メダリスト、韓国の朴泰桓(パク・テファン、25)が病院側から筋肉の発達や骨格の増強を促す男性ホルモン注射の投与を受けていたことが27日、分かった。
韓国の検察は同日、朴に注射剤を投与した病院の診療記録を確保し、本人を含む関係者への事情聴取を行った結果、投与の事実を確認したと発表した。
ソウル中央地検は朴が昨年7月末にソウル中区の病院で打たれた注射が原因で、ドーピング検査で陽性反応を示したとみて、病院側に対する司法処理を検討している。検察は朴が注射の成分などを知らずに、投与を受けたとみている。
大韓水泳連盟は同日、昨年秋の仁川アジア大会前に受けた国際水泳連盟(FINA)のドーピング検査で朴に陽性反応が出たと伝えた。昨年12月にFINAから通告を受けたという。
朴の所属事務所、チームGMPは、仁川アジア大会に参加する2カ月前に、韓国のある病院からカイロプラクティック(整体療術)と健康管理を無料で提供された際に、病院で打たれた注射が陽性反応の原因だと説明していた。
この病院で注射を受ける際に成分や禁止薬物が含まれていないかについて何度も確認したが、担当医師は問題ないと主張したという。
朴泰桓=(聯合ニュース)
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