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全漁連会長 汚染水対策巡り要望
1月27日 18時07分

全漁連会長 汚染水対策巡り要望
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全漁連=全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は宮沢経済産業大臣と会談し、原子力規制委員会が東京電力福島第一原子力発電所で高濃度の汚染水を浄化して海に排出する方針案を示したことについて、漁業者などの理解を得ないまま安易に排出しないよう強く求めました。

福島第一原発ではタンクで保管されている高濃度の汚染水のリスクを下げるため、「ALPS」と呼ばれる処理設備で浄化していて、原子力規制委員会は今月、中長期的な目標として、再来年以降、浄化して基準を下回った水を海に放出する方針案を示しました。
これについて、全漁連の岸会長は27日に経済産業省を訪れ宮沢経済産業大臣に対して要望書を手渡しました。
この中で、全漁連は、今回の方針案について「極めて遺憾」だとしたうえで、漁業者や国民の理解を得ないまま安易に排出しないよう強く求めています。
これに対し宮沢大臣は、「地元の関係者の理解を得ながら汚染水対策を実施し、安易な排出を行わないという方針を堅持している」と述べました。
会談のあと岸会長は「大臣のことばを聞いて安心した。現時点で、われわれは浄化した水について基準を満たせば排出してよいという考えは示していないので、原子力規制委員会にもこちらの考えを伝えたい」と述べました。

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