団体交渉応じよ改めて命じる01月26日 16時04分
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大阪府労働委員会は、君が代の起立・斉唱をめぐる労働組合との団体交渉に応じるよう大阪市に命じたにも関わらず、これに従わなかったのは不当労働行為にあたるとして、大阪市に対し、あらためて団体交渉に応じるよう命じました。
学校の卒業式や入学式での君が代の起立・斉唱をめぐって、大阪市が、大阪府内の学校の講師らでつくる労働組合との団体交渉に応じなかったことについて、大阪府労働委員会は、おととし11月、不当労働行為にあたるとして、市に交渉に応じるよう命じました。
その後、組合側は、再び、交渉を求めましたが、市側は、中央労働委員会に再審査を申し立てたことなどを理由に応じなかったため、組合側が救済を求めていました。
これについて、大阪府労働委員会は、26日、市は、おととし11月の決定に従う義務があり、不当労働行為にあたるとして、あらためて交渉に応じるよう命じました。
この問題で、去年10月に中央労働委員会も不当労働行為だと認めましたが、市側は受け入れられないとして翌11月に、取り消しを求める訴えを、東京地方裁判所に起こしています。
これとは別に、労働委員会は、大阪府が非常勤講師の契約更新をめぐる同じ組合との交渉に応じるよう命じたのに従わなかったとして、あらためて、府に対し、交渉に応じるよう命じました。