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南米の荒野9,000kmを走破する「ダカール・ラリー」のベストショット10

南米の荒地を9,000kmにわたって走破する「ダカール・ラリー」。死者も1人出た過酷な2015年大会のベストショットを紹介。

 
 
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TEXT BY ALEX DAVIES
PHOTOS BY RED BULL/BMW GROUP/RALLYZONE BAUER/BARNI
TRANSLATION BY KENJI MIZUGAKI/GALILEO

WIRED NEWS(US)

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    1/10競技者たちは砂漠を駆け抜け、砂丘を越えていく。ジャンプして宙に浮いているのはステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ組。PHOTO BY RED BULL

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    2/103人のチームを載せたトラックさえ、宙に浮く。PHOTO BY RED BULL

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    3/10クルマがこうした過酷な環境に耐えながら走るためには、かなりのスキルが必要だ。PHOTO BY RED BULL

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    4/10PHOTO BY RED BULL

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    5/10南アフリカ出身のリアン・ヴァン・ニーケルク選手にとっては、とにかく完走することが重要だ。「昨年よりも良い成績を残したい。そのためにナヴィゲーションの技術を磨いてきた」PHOTO BY RALLYZONE BAUER/BARNI

  • 06-p-20150109-00362_hires-jpeg-24bit-rgb-news

    6/102輪のライダーたちは、誰にも頼らずに各ステージのルートを見定めなければならず、優れたナヴィゲーションのスキルが要求される。PHOTO BY RED BULL

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    7/10ラリーの第2ステージ。レッドブルが支援するペテランセル組が、アルゼンチンのヴィラ・カルロス・パスからサン・ファンへと向かう。PHOTO BY RED BULL

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    8/10行く手は砂と土ばかりとは限らない。今年のルートには、ボリヴィアのウユニ塩原の横断も含まれていた。PHOTO BY RED BULL

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    9/102週間にわたるレースの後、ドロップアウトを免れた競技者たちは、1月17日にブエノスアイレスに帰還した。PHOTO BY RED BULL

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    10/10当然のことだが、レーサーたちは「その場での修理」ができなければならない。RALLYZONE BAUER/BARNI

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競技者たちは砂漠を駆け抜け、砂丘を越えていく。ジャンプして宙に浮いているのはステファン・ペテランセル/ジャン・ポール・コトレ組。PHOTO BY RED BULL

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3人のチームを載せたトラックさえ、宙に浮く。PHOTO BY RED BULL

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クルマがこうした過酷な環境に耐えながら走るためには、かなりのスキルが必要だ。PHOTO BY RED BULL

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PHOTO BY RED BULL

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南アフリカ出身のリアン・ヴァン・ニーケルク選手にとっては、とにかく完走することが重要だ。「昨年よりも良い成績を残したい。そのためにナヴィゲーションの技術を磨いてきた」PHOTO BY RALLYZONE BAUER/BARNI

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2輪のライダーたちは、誰にも頼らずに各ステージのルートを見定めなければならず、優れたナヴィゲーションのスキルが要求される。PHOTO BY RED BULL

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ラリーの第2ステージ。レッドブルが支援するペテランセル組が、アルゼンチンのヴィラ・カルロス・パスからサン・ファンへと向かう。PHOTO BY RED BULL

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行く手は砂と土ばかりとは限らない。今年のルートには、ボリヴィアのウユニ塩原の横断も含まれていた。PHOTO BY RED BULL

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2週間にわたるレースの後、ドロップアウトを免れた競技者たちは、1月17日にブエノスアイレスに帰還した。PHOTO BY RED BULL

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当然のことだが、レーサーたちは「その場での修理」ができなければならない。RALLYZONE BAUER/BARNI

2015年1月4日、合計567台の2輪車、4輪車、トラック、クアッド(4輪バギー)が、アルゼンチンのブエノスアイレスを出発した。世界でも有数の荒地を走破する、総走行距離約9,000kmの過酷をきわめる「ダカール・ラリー」のスタートだ。

2週間にわたって、参加者たちは砂丘と山々を越え、砂漠と塩原を横断して走り続けた。

ダカール・ラリーは、年に1度開催される長距離オフロードレース(FIA(国際自動車連盟)のカテゴリー分類では「ラリーレイド」と呼ばれる)。そこでは、自ら参加を望んだ競技者たちのドライヴィング、ナヴィゲーション、車両修理のスキルと、不屈の精神力が試される。

2015年の総参加台数の内訳は、2輪車168台、クアッド(四輪バギー)131台、4輪車144台(1台に2名乗車)、トラック124台(3名乗車)だった。

このレースはもともと、パリを出発して、アフリカ西岸のセネガルの首都ダカールへ向かう競技として開催されていた。しかし、大陸北西部の通過国の治安が悪化し、競技関係者がテロリストによる攻撃の的になり始めたことから、主催者は2009年に開催地を南米に移すことを余儀なくされた。

今年の競技ルートは、ブエノスアイレスを出発した後、西に向かってアルゼンチンを横断し、アンデスの山地を北上。さらにチリの海岸線沿いに北へ進み、チリ北部から南東に進路を変えて、スタート地点のブエノスアイレスに帰還するというものだ。

ラリーは1月17日土曜日に閉幕したが、もちろん全員が無事に完走したわけではなかった。さらに言えば、全員が生還できたわけでもない。2輪部門に出場していたポーランド人のミハウ・ヘルニク選手が、レースの第3ステージ(1月6日)で事故を起こして死亡したのだ。

ヘルニク選手は、2009年にラリーが南米に移されてから5人目、1979年の第1回大会から数えると24人目の死者となる。

 
 
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