逃れられない雨は降りやまぬままに。
冷たい雨は頬を伝い、足元へと雫となって落ちてゆく。
夜の闇の中、濡れて重さを増した服と感覚の無くなった指先。
今更どうなることでもない。
雨が体温を奪い去っていくように、
苦い記憶も消えてしまばいいのにと溜息を漏らす。
足取りは重たい。
自分自身から逃げ出そうと、模索する日々を続けてきて、
結局、最後に気がつく。
何も変わらない残酷な現実。
何もうまく行くはずがない。
楽しいことでも考えようと思ったのに、
結局あの日の事だけがしつこく脳裏をよぎっては消える。
それとこれとは別の話ということにしたい。
あれはもう済んだことと過去に押し流してしまいたい。
君はきっともう…
でも私は未だ自分を赦せないでいる。
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一瞬の油断で全てが破壊されてしまうこともある。
今にして思えば、あれは罠だったのだろう。
君の必死さに気がついていたのに、
どうしてこうも愚かだったのか。
もう取り返しはつかない。
気を許してしまって近づいて、
気がついた時にはもう心を切り裂かれた後だった。
それでも致命傷にならなかったのは、
臆病さと疑心暗鬼の塊だったから。
他人の事なんて信用しようと思っていなかったから。
人を信じてみたかった。
あなたのことを信じてみたかった。
そして自分自身を信じたかった。
けれど、
結局それは叶わない夢だったのだろう。
あの日、君が引き裂いた友情は
もう二度と元に戻ることはない。
今にして思えば、あれは罠だったのだろう。
君の必死さに気がついていたのに、
どうしてこうも愚かだったのか。
もう取り返しはつかない。
気を許してしまって近づいて、
気がついた時にはもう心を切り裂かれた後だった。
それでも致命傷にならなかったのは、
臆病さと疑心暗鬼の塊だったから。
他人の事なんて信用しようと思っていなかったから。
人を信じてみたかった。
あなたのことを信じてみたかった。
そして自分自身を信じたかった。
けれど、
結局それは叶わない夢だったのだろう。
あの日、君が引き裂いた友情は
もう二度と元に戻ることはない。
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逃げ出すのはもう諦めたと言いながら、
それでもまた逃げる道を探してしまう。
明るい振りをして大騒ぎしたら、
自分自身を欺けるんじゃないかって思ったけれど、
結局は虚しさを重くするだけに過ぎなかった。
過去から未来。
過去を切り捨てて、
未来の事だけを考えるようなことをしてみたつもりだった。
けれど、結局はどこまでいっても自分は自分のまま。
逃げ道はどこにもないままだった。
あの日のことを思いだす。
足元の深い闇に恐怖した。
吸い込まれるような暗闇の果てにあるのは
冷たい水の底…
息がつまる感覚と圧迫感。
それでも前に進めるのか。
或いはまた逃げ出すのか。
ただ、いずれにしてもそこにあるのは恐怖でしかない。
それでもまた逃げる道を探してしまう。
明るい振りをして大騒ぎしたら、
自分自身を欺けるんじゃないかって思ったけれど、
結局は虚しさを重くするだけに過ぎなかった。
過去から未来。
過去を切り捨てて、
未来の事だけを考えるようなことをしてみたつもりだった。
けれど、結局はどこまでいっても自分は自分のまま。
逃げ道はどこにもないままだった。
あの日のことを思いだす。
足元の深い闇に恐怖した。
吸い込まれるような暗闇の果てにあるのは
冷たい水の底…
息がつまる感覚と圧迫感。
それでも前に進めるのか。
或いはまた逃げ出すのか。
ただ、いずれにしてもそこにあるのは恐怖でしかない。
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