平成23検査事務年度の検査方針及び検査計画

Ⅰ検査方針

23検査事務年度(23年7月〜24年6月)においては、預金者保護の観点から、名寄せデータの精度の維持・向上を図るため、金融機関のデータ整備状況を包括的に管理・分析し、その状況に合わせて、金融機関に対する検査及びその結果に係る改善状況のヒアリング(以下「改善ヒアリング」という。)、並びにシステム検証、研修・助言の各施策をさらに有機的に組み合わせ、効率的かつ効果的に実施する。その際、検査及びその改善ヒアリングにおいても金融機関との双方向の意見交換を十分行い、これらを通じて、金融機関における名寄せデータ及びシステムの適切な維持管理を促していく。

併せて、情報セキュリティについて引き続き万全を期すこととする。

なお、検査にあたっては、東日本大震災等に伴う金融機関業務への影響に十分配慮した運営に努めることとする。

(注)本方針は、平成23年度「預金保険機構業務方針」においても掲げている。

Ⅱ検査計画

金融機関 実施予定数      (参考)22検査事務年度
実施予定数 実施件数
銀行等 10   10 5
信用金庫 30 40 27
信用組合 20 30 14
合計 60 80 46
(注)上記の検査実施予定数は見込みであり、実施件数は変動することがあり得る。
機構の活動
資金援助等実績
金融機関の破綻処理
資本増強(震災対応含む)
健全金融機関等からの資産買取
特定回収困難債権の買取り
不良債権回収、責任追及
資金調達(借入れ・預金保険機構債)
立入検査
国際業務・調査研究
振り込め詐欺救済法に基づく業務
金融システムの安定化を図るための金融機関等の資産及び負債の秩序ある処理に関する措置