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“沖縄県の要請にかかわらず移設作業進める”1月26日 22時44分
菅官房長官は、午後の記者会見で、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡って、沖縄県が埋め立て承認に関する検証が終わるまで作業を中断するよう求めていることについて、関係法令に基づく判断はすでに示されているとして、沖縄県側の要請にかかわらず移設に向けた作業を着実に進めていく考えを示しました。
この中で菅官房長官は、アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画を巡って、沖縄県の翁長知事が、仲井真前知事の行った埋め立て承認について、取り消しも視野に、法律的な問題がなかったかどうかを検証する第三者委員会を設置したことに関連して、「辺野古への移設は、アメリカ軍の抑止力の維持と普天間の危険性除去を合わせる唯一の解決策だと考えている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、検証が終わるまで移設に向けた作業を中断するよう、沖縄県が沖縄防衛局に要請したことについて、「仲井真前知事から埋め立て認可を受けて、法治国家として、関係法令に基づき、すでに判断が示されたと認識している。安全に留意しながら、1つ1つ着実に進めていくことに変わりはない」と述べ、沖縄県側の要請にかかわらず移設に向けた作業を着実に進めていく考えを示しました。